Dチーム
3. 荒井由美子「がらがらドン賞」
大胆な中にも様々のテーマを包括した。
4.鶴田祐衣子「お花畑で賞」
現地の道を目指した理由などがよく分かる。頭 の中はお花畑のよう。
5.馬場 晃弘「その後どーなので賞」
モノトーンな中にも作者の心がよく表現されて いる。
6.井口 英幸「ずっと続けま賞」
赤いバットを握る手に様々な思いが集約されて いる。
◎地域医療施設でのフィールドワーク −地域医療体験実習−
第2日目は、中越沖地震の被災地である柏崎と、
各地域医療病院でのフィールドワーク。午前8時 30分に大講義室前に集合し、午前8時45分に、最 初の目的地である柏崎保健所に向けて出発した。
道中では、昨年合った中越沖地震のときの話など をしていた。
Aチーム報告書
場所:松代病院柏崎での午前の日程を終え、12時10分過ぎに柏 崎保健所を出発。国道352号線を通り、一路松代病 院へと向かった。柏崎では残雪は全く見られな かったが、山間に入るにつれ、徐々に残雪が出現 し、道路脇の雪も徐々に壁のように高くなってき た。高柳からは、道路はとても国道とは思えない ほどに狭くなり、どう見ても対向車が来たらすれ 違えない雪の壁の間を進んでいった。天気は快晴 でよかった。もし雪だったら本当に大変だったと 思う。しかし、気温も上がっており、雪崩も心配 であった。私はジャンボタクシーの助手席に乗り はらはらしながらいたが、学生たちはいたって元 気で、さまざまな話題で盛り上がっていた。結局 1時間ほどで無事松代病院に到着した。
松代病院もまだ2 m 近くの雪の中にあった。事 務長の早川さんに御案内いただき、3階の会議室 に向かった。ほどなく院長の布施先生がいらっ しゃった。本日は他の検診と日程が重なっている ということで大変お忙しそうであったが、本日の 訪問診療、訪問看護の大まかな日程をお話しいた だいた。その後、看護師長の剣持さんから、松代 病院の現況についての概略、訪問看護の現況など についてお話しいただいた。訪問看護は、訪問診 療時に看護ケアが必要と判断した患者に対して 行っているということであった。訪問看護セン ターを立ち上げるまでにはなっていないとのこと で、現在は、対象患者は8人ということであった。
午後2時になり、訪問診察2人、訪問看護3人 に分かれて出発した。訪問看護は2人の患者さん のお宅を訪問した。1軒目の方は、慢性呼吸不全 で NPPV を導入されているがコンプライアンスが 低く、こまめに訪問して指導しているという方で あった。訪問看護ではいつでも和気あいあいとし た雰囲気で、というイメージがあるが、患者の治 療の中で時にはこういった毅然とした指導も必要 なのだということを教えられた。2軒目の方は、
寝たきりで胃瘻造設をされている方であったが、
患者さんと会話を交わしつつ全身状態をチェック しながら、手際よくバイタルチェック、胃瘻周囲 のチェック、フォーレ交換などを済まされていた。
胸部・腹部聴診や、おむつ、フォーレ交換のとき など、学生も積極的に参加させていただき、患者 さんとも地元の名産の「あんぼ」の話で盛り上が るなど、非常に貴重な、印象に残る体験をさせて いただいた。
午後4時に病院に戻り、布施院長から、松代地 区の地勢、外来診療・在宅医療について、毎月地 域連絡会を開いて、患者さんについて他職種のス タッフと情報交換・計画立案など行っていること、
また、地域住民・患者さんとも一体になって松代地 Aチーム:松代
区の医療を支えていることなどをお話しいただい た。
学生からは、
①スタッフの仕事量・疲労について
②中越地震のときの様子
などについて質問があり、先生からは、
①確かに医師の人数が少ない分、仕事量を多く感 じることもあるが、コメディカルや、住民の支 えもあり、精神的につらくなることは少ない。
②松代病院は地震の被害が比較的少なく、十日町 病院から入院が必要な患者を引き受けて、十日 町病院の医師も来てもらって、会議室も病室と して使用するような状況の中で診療を続けてい た。
など、貴重なお話を聞かせていただいた。
最後に、病院玄関にて布施先生や病院スタッフ の皆さんと一緒に記念写真を撮らせていただい た。布施先生やスタッフの皆さんにお礼を述べ、
松代病院をあとにし、新潟大学医歯学総合病院へ の帰途についた。
Bチーム報告書
場所:ゆきぐに大和病院午前8時30分に、大講義室前に集合し、歯学部 口腔生命福祉学科鈴木教授に御挨拶をいただいた 後、それぞれのチーム毎にタクシーに分乗し、ま ず最初の目的地である柏崎保健所に向かった。今 日は3月としてはとても天候に恵まれ、穏やかな 陽気であった。恵まれた天候の中、5台のタク シーは順調に目的地へと向かった。車内では、前 日のうち解けた雰囲気にも助けられ様々な事柄に 会話が弾んでいた。午後10時ちょうどに柏崎保健 所に到着し、中村課長、保健所長の堀井先生に迎 えていただいた。まず、2階の講堂に上がり、堀 井先生のお話を伺った。中越沖地震の際、堀井先 生が行われた災害医療コーディネーターとしての 役割や、現地の災害医療本部が果たした役割など について約50分間お話しをいただいた。とつとつ とした語り口ながら、現場での対応を行ってきた
先生の苦労を感じることができた。次いで午前11 時になり、皆で仮設住宅の見学を行った。柏崎保 健所から徒歩5分ほどのところにある、駅前の仮 設住宅にお邪魔した。そこでは柏崎市役所の大図 さん、大崎さんのお二人に待機していただいてお り、仮設住宅の集会室に寄せていただいた。ま ず、大崎さんから、柏崎市全体の仮設住宅の概要 についてお話をいただいた。ついで大図さんから 仮設住宅における保健活動などについてお話を 伺った。地域のつながりが絶たれること、高齢者 単独世帯での問題点など、様々な視点があること を知りたいへん参考になった。その後、保健所に 再び戻り、二階の講堂をお借りして昼食とした。
これは時間的な問題もあり、短時間ですまさなけ ればならず、ちょっとたいへんではあった。午後 12時10分、保健所前で堀井先生も交えて記念撮影 を行い、有意義だった午前中のプログラムを終了 した。その後、各チーム毎に所定の指示に従い、
それぞれの訪問先に散会していった。
我々Bチームは、南魚沼市のゆきぐに大和病院 に向かった。行く途中も様々な話題で車内は盛り 上がり、賑わっていた。
予定よりも若干早めの午後1時30分頃、目的の ゆきぐに大和病院に到着した。まず課長補佐の上 村さんにお相手をいただき事務部長室に通してい ただいた。そこで院長先生にお会いして、簡単に 地域医療の現状についてお話を伺った。その後、
院内を案内していただき、ゆきぐに大和病院の概 Bチーム:ゆきぐに大和
要について紹介していただいた。特別養護老人 ホーム、健診センター、そして病院などが有機的 に接合されている様子を知りたいへん参考になっ た。昭和51年当時にこの様なビジョンで事業を始 めたことは素晴らしいことだと感じた。また、ゆ きぐに大和病院においても著しい医師不足の現状 を垣間見ることができた。
次いで訪問看護に同道させていただくことと なった。病院に附属の訪問看護ステーションに立 ち寄り、4人の学生は4カ所の訪問看護にそれぞ れ別れて、1時間の予定で同行していった。私は、
医学生の小林君と一緒に行動した。私たちが同行 した先は、若年性アルツハイマーで寝たきりに なっている65歳の男性のお宅であった。奥さんが ほぼ一人で介護をしており、それを支えて様々な スタッフが入れ替わり立ち替わり関わっている様 子が見て取れた。また訪問看護スタッフが一人で ほぼ全てのことを行っている現状も見ることがで き、たいへん驚いた。訪問看護はスタッフにとっ てもたいへんな重労働であると感じた。私たち も、見学をさせていただきながら、いろいろと質 問したりしつつ、現場の様子を見ることができた。
この1時間の訪問を終えて、私たちは病院に戻っ てきた。訪問看護ステーションと、病棟と、健診 棟と、特別養護老人ホームなどが有機的に結合さ れているこの病院のシステムというものが非常に 有効なものであると感じた。
最後に再び事務部長室で、看護部長さんなどを 交えて懇談し、医師不足の現状についてお話を 伺った。7年後に予定される魚沼基幹病院との関 連も少し触れられていた。今ある地域医療を継続 していく、ということを仰っていたのが印象的で あった。
是非、ゆきぐに大和病院に来て欲しい、との言 葉を頂いて病院を後にした。午後6時、無事大学 病院にたどり着き、本日の実習を終了した。
Cチーム報告書
場所:松之山診療所午前中、中越沖地震における柏崎保健所を中心 とした動きと今後の課題を柏崎保健所長の堀井先 生からレクチャーを受けた後、避難所の見学とそ の概況について柏崎市の大崎さんと大図さんから 説明を受け、昼食となった。保健所は複数の行政 地区を担当する一方、一つ一つの行政地区はその 行政地区のみの行政を行うという組織上の問題 が、今後の課題点の一つと考えられた。
昼食後、急いで柏崎保健所を出発し、国道353号 を松之山に向かった。353号線は、雪深い山越えの 道路で、道路両脇に2 m 近くの雪壁が迫る所も 多々あり、豪雪地帯松之山のフィールドワークに 相応しいプレリュードとなった。松代を経て、十 日町市(旧松之山町)松之山診療所に到着した。
松之山診療所は、医師1名、看護師3名、他2名 からなる公設の診療所である。到着した13時過ぎ でも、患者さんが診察を求めて来院するため、登 坂診療所長は、診察の合間に我々の相手をするこ とになった。学生たちにとっては、あらためて僻 地医療の現実に触れるプロローグに相応しいもの となったと思われた。設備等を含めた診療所の紹 介、患者さんの動向、これから訪問診察に向かう 患者さんの紹介をしていただいた後、14時から訪 問診察が開始された。訪問診察の道中に、その場 でなければ伝わらないことを伝えようと、登坂所 長は、訪問診察用の自動車に乗車せず、直接我々
Cチーム:松之山