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(1)金沢工業会

ドキュメント内 工学部工学部 (ページ 87-91)

られているが、1990年代の不景気を反映してか、1996(平成8)年には官公庁への就職 が過去30年間の年平均の実績と比べるとやや増加している。

6 外郭団体

700 600 500 400 300 200 100 0 1920 

(大正9) 

1940 

(昭15) 

1960 

(昭35) 

1980 

(昭55) 

2000 

(平12) 

人 

現会員数 

死亡者を含む会員数 

図10−13 卒業年次別会員数 

5000

4000

3000

2000

1000

0 人 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

図10−14 支部別会員数 

7000 6000 5000 4000 3000 2000 1000 0

人 

3564

6320

4139

5110

62 25 57 178

現会員数  女性会員数 

 

 

 

 

図10−15 学科系別会員数 

る。特に、理事長、及び庶務係と会計係の責任者は執行部的役割を担っている。理事と評 議員で構成される評議員会は予算、決算など会の重要事項を審議する。

支部・分会 金沢工業会には北は北海道から南は延岡まで、地域に分かれて19の支部があ り、各支部長の下、地域会員相互の連絡・懇親活動を行っている。特に東京、東海、石川、

富山、福井、新潟、福島などの支部は毎年支部総会を開催し、母校からも教官が参加して 交流を深めている。また、企業・職場単位の組織として分会がある。分会は職場会員に対 する会費の徴収、会誌の配布及び連絡・親睦などを行う同窓会の最前線組織であり、現在 全国で111の分会がある。

事業 恒例的事業として以下のことを行っている。

①通常総会(毎年1回:主な支部を中心に順次持ち回り開催)

②会誌の発行(年3回:4月、8月、12月発行、4月は全会員に配布)

③名簿の発行(2年に1回、各学科系別及び地域・職場別を発行)

④新入会員歓迎会(毎年卒業式の後、卒業生修了生の入会歓迎式と祝宴を開催)

⑤卒業生講演会(各学科年1回、卒業生に講演を依頼、在学生に聴講させる)

⑥工学部学生サークル補助(毎年、工学部所属サークルに物品補助)

⑦カレッジソング指導(入学式オリエンテーション時に合唱団による歌唱指導)

⑧名簿サービス(会合開催のための名簿を宛名シール、FDデータ、電子メールなどの形 で送付する)

なお、評議員会、理事会、支部長会議を年1回開催している。

過去の主な事業

大学発足以降、主な事業として以下のものがある。( )は理事長名である。

母校創立30周年事業 1951(昭和26)年2月25日、母校と共催。永年勤続者を表彰。

魚津市大火見舞 1956年9月10日の大火に会員20数名に見舞金。(鈴木)

母校火災復興資金 1964年2月9日の化学工学科からの出火による1棟消失に対し復興 資金を募集。1,900名から220万円が集められ備品購入支援。(割沢)

新潟震災見舞 1964年6月18日の大震災に割沢理事長が会員を見舞訪問。

工学部創立50周年記念事業会後援 1970年に金沢高等工業学校以来創立50周年となるの を記念した記念事業会を後援(詳細は第2節の3項参照)。その一環として秀峯会館が建設 される。(吉村)

工学部創立70周年記念懸賞論文募集 1990(平成2)年の創立70周年を記念して「21世 紀に向けた工学のありかた」をメインテーマに懸賞論文を募集。最優秀論文に高橋二郎氏

(精密1951年卒)が選ばれた。(谷本)

阪神・淡路大震災支援 1995年1月17日に起こった大震災に対し、お見舞いのはがきと 情報提供依頼を被害者会員に出すとともに、義捐金を呼びかけた。1997年1月までに254 名から56万余円が寄せられ、被災者会員に贈られた。(松村)

現況と今後の課題

会員状況 図10−13の卒業年別会員 数を見ると、ここ80年間ほどの現代日 本がたどってきた縮図をみる思いがあ る。1941(昭和16)年から1950年ま での異常な卒業生数は第二次大戦の戦時 体制を支えるため高等工業、高専の定員 を急増させた結果である。また、1960 年代からの増加は日本復興期・成長期の 技術者需要による。表10−31に見る

ように、大学卒業の会員が生存会員で約80%を超えるようになっており、同窓会の性格も 移りつつある。図10−14に支部別会員数を示したが、支部として主なものを挙げると、

東京(4,479)、石川(4,028)、東海(1,923)、富山(1,805)、大阪(1,386)となる。

図10−15に示したように、学科系でみると機械系が多く、次いで化学系、電気系、土 木系となる。

会計 1996年度決算の概略を以下に示す。

収入: 会費収入 28,728,343 支出: 管理費 10,958,461 その他 2,204,855 事業費 17,043,358 前期繰越 7,023,666 積立金 1,200,000 計 37,956,864 予備費 2,619,100 次期繰越 6,135,945 計 37,956,864

最近の活動と課題 ここ数年来、事務処理の電算化を進めてきており、同窓会にとって最 も重要である会員データ管理の電算化がほぼ完了した。また、ネットワークを通した会員 への電子メールによるサービスや、ホームページの開設も行われている。さらに1997年 表10−31 金沢工業会会員数(1998年3月現在)

会員種別 会員数(含死亡者) 生存会員数 全 体 21,915 19,138 正会員 21,609 18,935

(高工・高専) 5,814 3,385

(大学) 15,795 15,550

特別会員 416 315

(現教官) 175 175

(旧教官) 241 140

名誉会員 28 19

個から衆への願い 名誉教授(土木系)枷場重正

工学部を去りて12年、過日『金沢大学の現況と課題』第2号を拝読させていただき、時 折、先生方から現在の文部省の国立大学に対する指導的施策をお聞きするとき、大学の組 織と運営の複雑、多様化には全く戸惑いを感じます。私は在職38年の内、比較的早くから 評議員、複合材料応用研究センター長、工学部長として通算15年にわたり行政、運営に携 わらせていただきました。その間講座の増に始まり、最後の全国に先駆けての関連学科の 統合、大講座への移行など、最終的に文部省からの調整はあったものの、ほとんどが大学

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想い出の記 

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7月より、会費などの銀行振込も可能になった。このように、同窓会としての事務体制は 改善されてきているが、幾つかの課題も抱えている。会費納入率の漸減や会運営の担い手

(理事)の多忙化などである。学生について言えば、多人数教育や学生気質の変化などによ る同窓生意識の低下、教官について言えば仕事量の全般的な増大がある。しかし、同窓会 は大学・教官と卒業生、及び卒業生同士にとって貴重なヒューマン・ネットワークである。

インターネットで情報が飛び交う情報化社会であるからこそ、人間の触れ合いが重要にな ってきており、この貴重な財産であるヒューマン・ネットワークを有効に活用し、また育 成していくことが望まれる。

ドキュメント内 工学部工学部 (ページ 87-91)