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審誌:

同門:

〈鐵の選切㈲磯し舘a己.う修くい,献ce。聯)〉

〈触から〉

⑲牽︒

  嘱

〈改善学習指導案の解説〉

 第四章第三節で述べた課題に基づき,改善学習指導案を作成した。課題に基づいた主 な改善部分は,網掛けにした。また,その他,実践した学習指導案で,加筆修正が必要 であると判断し,改善した部分もある。主な改善部分の解説を以下に示す。

○スキルテ入トをする。

これは,前節の①の工夫を反映したものである。改善した授業案では,第2次,第3 次,第4次において,ドリブルとインサイドキックのスキルテストを実施する。第2次 の記録を,第3次,第4次で超えることができるように指導し,意欲づけていく。これ によって,児童は単元が進むにつれ,自分の技能が向上していることを客観的に認識で き,その結果,児童は改善前の授業以上に「頑張ればできるようになる」という自信をも ち,「統制感」を高めることができると考える。また,「運動が上手にできる」という自信 もうまれ,「身体的有能さの認知」を高めることができると考える。

○繭園礪僕溶私興野ん瀬蝦Pjφ発褒をする。

これは,前節の②の工夫を反映したものである。改善した授業では,試合が終わった後 児童一人ひとりがチームの中のMVPを選ぶようにする。そこでは,上手な人だけでなく,

力が伸びた人や声出しを頑張っていた人,守備を頑張った人など,児童一人ひとりの視 点で判断し,名前と理由をワークシートに記入するようにする。その中で,具体的に分 かりやすく説明していた児童のものを各チームーっずつ選び,次の授業のはじめに紹介 する。その際は,MVPを選んだ児童のほめ方, MVPに選ばれた児童プレーの両方を学級全 体の前で評価する。その結果児童は,改善前の授業以上に「みんなに受け入れられている」

という自信をもち,「受容感」を高めることができると考える。

終章 総括と今後の課題

第一節 総括

 本研究では,「運動有能感」を高めるための工夫を取り入れた体育科授業「5Aのサッカ

V一一・ つくろう」を実践し,それが児童の「運動有能感」にどのような影響を及ぼすのか検

討した。

 授業では7つの「運動有能感」を高めるための取り組みを行った。それは,①第1次第 2時から単元終了までのすべてのゲームで,サイドアタッカーというポジションを設け

たこと,②第1次第2時から単元終了までのすべてのゲームでゴールマンというポジシ ョンを設けたこと,③第2次第1時,第2時において,基礎的な技術(インサイドキッ ク,トラッピング,ボールを受けるための動き)を獲得するための練習を行ったこと,

④第3次第1時,第2時において,チームで話し合うことによって,作戦やポジション,

作戦タイム(授業時のチームでの練習時間)の使い方を決め,授業後に振り返りを行っ たこと(内容は「作戦カード」に記入),⑤第4次第1時,第2時において、チームで話し 合うことによって,作戦やポジション,チーム目標を決めたこと(内容は「チームポジシ

ョンカード」に記入),⑥第4次第1時から第3時において、個人で目標を決め,試合後 に振り返りを行ったこと(内容は「個人目標カード」に記入),⑦児童が記入したワークシ ートに,筆者がコメントを書いたことである。

 結果は,学級全体の「運動有能感」,「運動有能感」の下位群,女子群の得点が有意に高 まった。

 学級全体の「運動有能感」,「運動有能感」の下位群,女子群の得点が有意に高まったこ とについては,特に,学級全体の「受容感」,「受容感」の下位群,女子群の得点が有意に 高まったことが影響したと考える。これは,第3次以降において,授業時間外にチーム で話し合うことによって,作戦やポジション,作戦タイム(授業時のチームでの練習時 間)の使い方,チーム目標を決めたり,授業の前半部分にチームで練習をしたり,ゲー ムをしたりすることによって,「みんなに受け入れられている」という自信をもてたこと によるものだと考える。

 また,「運動有能感」の下位群の得点が有意に高まったことについては,「統制感」の下 位群の得点が有意に高まったことも大きく影響していると考える。これは,単元の序盤 の試合ではボールに触る機会が少なかった「統制感」の下位群の児童が,単元を通して,

「サイドアタッカー」や「ゴールマン」を経験することで,ボールに触る,パスを受ける,

パスが通るといった経験を多くもっことができるようになったり,「フリーマン」の経験 を通して,ボールに積極的に向かうことができるようになったりしたことによるものだ と考える。このような経験によって,「頑張ればできるようになる」と自信をもてたこと が,「統制感」の得点が有意に高まったことに影響したと考える。

 以上のことから,本実践は特に,「運動有能感」の下位群の児童や女子児童にとって有 効であったと考える。

 その一方で,課題も明らかになった。それは,「運動有能感」の上位群,男子群,全チ ームの得点を有意に高めることができなかったことである。

 筆者はこれらの原因を2点考えた。1点目は,本実践で学級全体の「身体的有能さの認 知」,「統制感」の上位群,男子群,女子群,Bチーム, Cチーム, Dチームの得点を有意 に高めることができなかったことである。2点目は,本実践で「受容感」の上位群,男子 群,全チームの得点を有意に高めることができなかったことである。

 このことから,改善点として,自分の技能が向上していることを客観的に認識できる 工夫,そして,学級全体で仲間の頑張りを認め合う場を設ける工夫の2点が必要である

と考えた。これらを踏まえて改善学習指導案を作成した。

第二節 今後の課題

 今後の課題としては,第1に,「運動有能感」を高める工夫をさらに検討するとともに,

筆者の授業実践力を高めていくことが必要である。一人でも多くの児童の「運動有能感」

を高めることができる教員を目指して,努力していきたい。

 第2に,まだ実践がされていない種目で,「運動有能感」を高める授業実践を行うこと である。様々な種目で児童の「運動有能感」を高め,運動が好きな児童を育てていきたい。

謝辞

 授業実践にあたっては,メンタV一一・しの高見和弘先生をはじめとする連携協力校の先生方に,

貴重なご助言とご教示をいただきました。そして,研究の対象となった児童の皆様からも,

多くのことを学ばせていただきました。深く感謝申し上げます。

 また,連携協力校と実習生の橋渡し役として,尽力くださった教職大学院研究・連携推 進センターの先生方,その関係者の方々にも深く感謝申し上げます。

 本論文の執筆にあたっては,別惣淳二先生より丁寧なご指導と,ご助言をいただきまし た。深く感謝申し上げます。

引用文献

 1)文部科学省(2008) 小学校学習指導要領解説体育編 東洋館出版社 p9

2)三思回訓・北真佐美・諏訪祐一郎(1996) 運動有能感の構造とその発達及び性差に関 する研究 目本スポーツ教育学会 スポーツ教育学研究 16(2) pp 145−155

3)同書PP 145−155 4)同書PP 145−155

 5)水谷雅美・岡澤祥訓(1999) 運動有能感を高める走り幅跳びの授業実践一個人スポーツ   の集団ゲーム化一体育科教育47(9)pp68−71

6)徳田直子・岡澤祥訓(1999)運動有能感を高める集団マットの授業実践 体育科教育

 47(11)  pp54−56

7)水谷雅美・岡澤祥訓(1999)運動有能感を高めるリズム体操の実践 体育科教育

 47(13)  pp57−59

8)岡田賢司・岡澤祥訓・元塚敏彦(1999)運動有能感を高めるペースランニングの授業  実践 体育科教育 47(16)pp62−64

9)小畑治・岡澤弾子・石川元美・森本寿子(2009)運動有能感を高める鉄棒運動の授業  づくり一小学校高学年の実践から一奈良教育大学教育実践総合センター研究紀要 18  PP91−99

10)辰巳善之・岡澤祥訓(1999)運動有能感を高めるセストボールの授業実践

  ししロのイもロれド の     コけ ノの  へ

 怜百不1 教胃  4tuz/  pp46−49

11)木谷博記・岡澤回訓(2001)運動有能感を高める授業づくりに関する研究一バスケッ   トボールの授業実践から一 日本スポーツ教育学会 スポv一一・ ツ教育学研究 20pp467

 −472

12)小畑治・岡澤祥訓・石川元美(2007)運動有能感を高める体育授業に関する研究一フ   ラッグフットボールの授業実践から一奈良教育大学教育実践総合センター研究紀要  16 pp 123−130

13)小畑治・岡澤祥訓・石川元美(2008) 低学年における侵入型ゲームの授業づくり一運  動有能感の視点から一教育実践総合センター研究紀要 17pp93−101

14)小畑治・岡澤祥訓・石川元美(2010)体育授業における「かべパスバスケットボール  の有効性の検討一ゲームパフォーマンス及び運動有能感の視点から一奈良教育大学教  育実践総合センター研究紀要 19ppl19−127

15)岡澤祥訓・北真佐美・諏訪祐一郎 前掲書 pp 145−155 16)文部科学省  前掲書 p17

17)同書 P18 18)同書p18 19)同書P72

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