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高齢者や障がいのある人が安心してはつらつと生活できること

(1)高齢者が元気で活躍する社会をつくる

年齢にかかわりなく、それぞれの意思と能力に応じて、働いたり、NPO・ボランティア活動等に 参加し、活躍し続けることができる、選択肢の多い社会を目指します。

高齢者の社会参加を促進し、はつらつとした高齢社会の構築を目指します。

高齢者ネットワークの推進 · 市町村老人クラブ連合会の高齢者相互支援活動員が、地域で援 助を必要とする高齢者の家庭を訪問し、安否確認、簡単な家事援 助、話し相手等を行う活動を実施する市町村に対して助成しまし た。(市町村数 58 市町村)

市町村老人クラブ連合会に よる健康づくりの推進

· 市町村老人クラブ連合会が実施する高齢者の健康づくりを主たる 目的としたスポーツ活動、知識の普及啓発事業に対して助成しま した。(市町村数 27 市町村)

[主な取組みの実施状況]

(地域包括ケアの推進)

地域包括支援センターの機能強化と地域ケア会議の推進

地域包括支援センターの機 能強化

· 地域包括支援センターの円滑な運営と機能強化を図るため、市町 村や地域包括支援センターの職員を対象とした研修を実施しまし た。(受講者数 346 人)

· 県内 4 か所の医療機関に設置している介護予防支援センターに おいて、地域包括支援センターからの介護予防に関する相談対 応、技術指導、研修等を実施しました。(受講者数 2,709 人)

· 地域包括ケアシステムを構築するための有効な手法である地域ケ ア会議を推進するために、「自立支援に着目した地域ケア会議に 関するガイドライン」を用い、市町村職員、リハビリテーション専門 職員等に対し、会議の進め方や注意すべき点等の研修を実施し、

地域ケア会議の効果的な開催と定着を図りました。

医療・介護サービスの充実

健康長寿のための医療・介 護の拠点づくり事業

· 医療レセプト・特定健診情報・介護保険情報等を基に、認知症等 の疾病状況、医療費、介護費の分析を行うためのシステムの運用 費に対して助成しました。

認知症対策の推進

認知症医療センターの運営 · 認知症医療センターとして指定した県内 11 か所の医療機関にお いて、専門医療相談、鑑別診断とそれに基づく初期対応、合併症 や周辺症状への急性期対応を行うとともに、かかりつけ医等を対 象とした研修会、認知症医療連携協議会等を開催しました。

認知症ケアのための人材養 成

· 居宅系及び施設系介護サービス事業所の介護従事者を対象とす る、認知症に関する研修等の開催経費を助成しました。(居宅系

(福岡県医師会) 研修 13 回、参加者数 計 1,177 人)(施設系

(福岡県介護老人保健施設協会) 研修 6 回、シンポジウム 1 回、参加者数 計 723 人)

· 認知症の人や家族の視点に立った認知症に対する正しい理解を 図るため、地域住民・家族介護者向け認知症公開講座の開催経 費を助成しました。(福岡県医師会 17 回開催、合計参加者数 2,759 人)

認知症対応力向上研修 · 訪問介護員、介護支援専門員を対象として、認知症対応力の向

5 高齢者や障がいのある人が安心してはつらつと生活できること

(2)高齢者が安心して生活する社会をつくる

高齢者が医療や介護などが必要になっても住み慣れた地域で安心して生活ができる社会を 目指します。

高齢者が安心して必要かつ適切な介護サービスを受けられる社会を目指します。

高齢者が尊厳をもって生活できる社会を目指します。

認知症高齢者等徘徊SOSネ ットワークの構築

· 行政、医療・福祉・介護関係の団体、交通・金融・流通等の事業者 及び事業者団体で構成する「福岡県認知症高齢者等徘徊 SOSネ ットワーク推進連絡会議」を設置し、市町村におけるネットワーク構 築への協力を求め、県内の取組状況の説明を行いました。(市町 村数 47 市町)

· 九州・山口各県による県境を越えた捜索協力の取決めに従い、各 県と連携して捜索活動を行いました。

· 「防災メール・まもるくん」に徘徊・行方不明者情報の発信機能を 備え、家族等の依頼を受けた市町村がメールを配信するシステム を運用しました。

事業所従業員に対する認知 症サポーター養成講座の実 施

· 認知症を正しく理解してもらうために、民間事業所の従業員に対し て、認知症サポーター養成講座を実施しました。(受講者数 218 人(10 か所))

若年性認知症施策推進事 業

· 若年性認知症の人やその家族に対して、医療・福祉・就労の総合 的な支援を実施するため、コーディネーターを配置し、相談対応、

意見交換会の開催、支援策をまとめたハンドブックの作成を行い ました。(相談件数 103 件)

予防の促進

福岡県健康ポータルサイト における健康情報等の提供

· いつでもどこからでもアクセスができるというITの利点を活かした

「福岡県健康ポータルサイト」を構築し、生活習慣病のための情報 提供を行い、県民の生活スタイルに応じた健康づくりを支援しまし た。また、新たな利用者発掘のため、「健康関連食品・機器コーナ ー」を追加しました。(サイトアクセス数 25,571 件)

ロコモティブシンドローム予 防の普及啓発

· ロコモティブシンドローム(運動器症候群)予防のため、自宅で簡 単に取り組める自己チェックの方法や運動(ロコトレ)を普及する

「ロコモ予防推進員」のフォローアップ研修会を実施し、この推進 員によるロコモ予防の普及啓発に取り組みました。(受講者数 220 人、ロコモ予防推進員の活動回数 12,763 回、ロコモ予防推 進員が啓発を行った人数 延べ229,694 人)

· ふくおか県政出前講座において、ロコトレ等の方法を指導しまし た。(7 回 324 人)

· 「健康 21 世紀福岡県大会」、「食と健康推進フォーラム」のイベント や広報誌等を通じた普及啓発を行いました。

市町村が実施する介護予防 事業の支援

· 高齢者が、地域活動の場を活用して継続した介護予防に取り組 み、心身機能等の維持・向上を図ることを促進するため、県内 4 か 所に設置した「福岡県介護予防支援センター」を通じて市町村職 員向け研修会を開催しました。(研修会参加者数 153 人)

· 市町村が実施する介護予防事業を支援するため、介護予防支援 センターにコーディネーターを配置し、市町村に対するリハビリテ ーション専門職(理学療法士等)の派遣調整の仕組みづくりを行い ました。(リハビリテーション専門職の登録者数 289 人)

地域で支え合う体制づくりの促進

ひとり暮らし高齢者見守り活 動の推進

· 九州・山口統一の取組みとして、見守り意識醸成のための共通の テレビコマーシャルを強化月間に一斉放映しました。

· 全ての市町村で編成されている見守り活動チームの中から、見守 り活動優良団体を表彰するとともに、他市町村の参考となる九州・

山口共通の好事例集を作成しました。

· 新聞販売店等、各家庭を訪問する機会の多い事業者が、日常業 務を通じてひとり暮らし高齢者等の異変を察知した時に市町村へ 通報する活動「見守りネットふくおか」を全ての市町村で取り組み ました。

· 民生委員、老人クラブ、自治会、見守りネットふくおか参加企業、

学識経験者等で構成する「多重的見守り活動強化検討会議」にお いて、効果的な見守り活動の事例集を作成し、市町村等に配布し ました。併せて、事例集を活用した研修会を開催しました。(配布 部数 280部、研修回数 1 回)

生活支援コーディネーター や生活支援ボランティアの 養成

· 高齢者が、その心身の状態に応じて、多様な主体による介護予 防・生活支援サービスを受けられるよう、生活支援コーディネータ ーやボランティアを養成しました。(生活支援コーディネーター(地 域包括支援センター職員、市町村職員等) 130 人、生活支援ボ ランティア(町内会、地域コミュニティ協議会、民生委員児童委員 協議会等の広報媒体等により広く募集された方) 156 人)

介護の日のつどいの開催 · 「介護の日」の趣旨について、県民に周知を図るともに、県民の介 護に関する理解と認識を深めるため、介護の日である 11月11日 に、「介護の日のつどい」を実施しました。(参加者数 約350 人)

介護と仕事の両立「休日街 かど相談」の実施

· 家族の介護をしながら働き続けることができるよう、認知症を含む 介護と就労に関する相談についてワンストップで対応する「休日街 かど相談」を、県内のショッピングセンターで実施しました。(利用 件数 104 件)

安心して生活できる住まいの確保

高 齢 者 等 に 配 慮 し た 住 宅 への改造に対する支援

· 要介護高齢者又は障がいのある人の家庭での自立を促進し、

介護者の身体的、精神的負担の軽減を図るため、市町村が行 う高齢者等に配慮した住宅改造経費への補助に対して助成し ました。(住宅助成戸数 91 戸(28 市町村))

県営住宅の建替・既存県営 住宅の福祉型改善、バリア フリー化の推進

· 狭小で老朽化した県営住宅の建替事業により、バリアフリー化を 進めました。(建替工事着手戸数 217戸)

· バリアフリー化していない県営住宅のうち、高齢者の入居率が高 い団地や設備等の改善が必要な団地において、福祉型改善(エ レベーター設置及び住戸内改善)に取り組みました。(改善工事 着手戸数 160戸)

高齢者向け住宅の安定供給 · サ-ビス付き高齢者向け住宅の登録制度の普及により、高齢者 が安心して居住できる住まいの充実を図りました。(登録戸数 8,618戸)