• 検索結果がありません。

環境と調和し、快適に暮らせること

(1)資源を有効利用し、環境負荷の少ない社会をつくる

県民一人ひとりに省エネ・省資源に取り組む意識が浸透し、CO2削減が図られ、地球温暖化 対策が進展する社会を目指します。

住宅ストックの循環利用と長寿命化を促進し、低炭素社会の実現を目指します。

県民・事業者による「3R」(発生抑制、再使用、再生利用)の取組みが普及し、限られた資源 が有効に利用される社会を目指します。

廃棄物の不法投棄などがなく、廃棄物が適正に処理され、快適に暮らせる社会を目指しま す。

(循環型社会の推進)

資源の有効利用の推進

ごみ減量化に関する普及啓 発

· ごみ減量化に関する普及啓発の一環として、10月を強化月間と 定め、レジ袋の削減に取り組む一斉行動参加店の募集、強化月 間の広報を行うマイバッグキャンペーンを実施しました。(一斉行 動参加店数 2,744 店)

リサイクル製品の活用促進 · 品質・安全性に係る審査を行い、建設資材を対象としたリサイクル 製品の認定を行いました。(認定製品数 422製品)

· 認定後も製品の基準適合性を定期的に確認することにより、品質 管理を行うとともに、パンフレットやホームページによる認定製品 の普及啓発を行いました。

県産認定リサイクル製品の 利用促進

· 認定基準適合性に係る審査を行い、生活関連用品を対象とした 県産リサイクル製品の認定を行いました。(認定件数 52 件)

· パンフレットやホームページによる認定製品の利用促進を行うとと もに販路拡大を図るため県産認定リサイクル製品を「販売」、「使 用」で応援する事業所を「県産リサイクル応援事業所」として募集・

登録する事業を開始しました。(「県産リサイクル応援事業所」登録 事業所数 54 事業所)

リサイクル技術及び社会シス テムの開発

· リサイクル総合研究事業化センターにおいて、産学官民と連携し て、リサイクル技術の開発及び社会システムの構築に関する共同 研究に取り組み、2 件の研究テーマについて事業化の成果を得ま した。

食品ロスの削減に係る、事 業者・県民の意識啓発やフ ードバンク活動の普及促進

· フードバンク活動を普及・促進するため、フードバンクモデル事業 を実施し、適切な食品の管理方法等を取りまとめた「フードバンク 活動ガイドライン」の策定を行いました。また、ガイドラインを活用し たフードバンク活動実践事業を実施した他、フードバンクへ食品 提供等で協力できる企業を開拓しました。(開拓企業数 24社、累 計 50社)

· 食品ロス削減に取り組む県内の飲食店及び食料品販売店を「食 べもの余らせん隊」として募集・登録を行い、優良事例の紹介や Web サイトへの掲載する他、 飲食店での食べ残しの安全な持ち 帰りに向けた啓発を行いました。(登録店舗数 278店舗、累計 734 店舗)

· 家庭で実施できる食品ロス削減の手法を普及するため、食品ロス 削減レシピコンテストを実施し、優秀なレシピの調理動画やレシピ カードの配信・配布を行い、レシピの周知及び普及を推進しまし た。(応募数 146作品)

· 県内の児童・生徒を対象に、食品ロス削減意識醸成を図るため、

食品ロス削減ポスターコンテストを実施しました。(応募数 121作 品)

· 未就学の幼児を対象とした啓発資材として、紙芝居「もぐもぐもぐ おいしいやん」を作成し、県内の保育園及び幼稚園へ配布しまし た。

· 料理教室等の講師をされている方を対象に、食品ロス削減研

· 食品ロス削減の取組みを県民運動として推進するため、事業者・

関係団体・県民・行政で構成される「福岡県食品ロス削減推進協 議会」を開催しました。(開催回数 3回)

下水汚泥の減量化・資源化 · 下水汚泥を資源化し、緑農地利用、建設資材、火力発電所にお ける混合燃料等に有効利用しました。

廃棄物の適正処理の推進

海岸環境の保全についての 普及啓発

· 海岸漂着物の発生抑制に係る普及・啓発を図るため、海岸清掃 を競技化した「スポーツ GOMI 拾い」を開催しました。(参加人数 20 組87 人)

産業廃棄物処理業者実務 研修

· (公社)福岡県産業廃棄物協会を活用し、処理業者の実務担当 者等に対する研修を実施しました。(実務従事者研修会 514 人

(福岡、北九州、筑豊、筑後計8 回開催)、適正処理マネジメント 研修会 223 人(福岡 4回開催))

産業廃棄物排出事業者へ の講習会

· 県内の 4ブロック(福岡・北九州・筑豊・筑後)において、建設系の 産業廃棄物排出事業者を対象として、適正処理のための講習会 を開催しました。

産業廃棄物処理業者への 講習会

· 県内の 3ブロック(福岡・筑豊・筑後)において、産業廃棄物処理 業者を対象として、適正処理のための講習会を開催しました。

産業廃棄物リサイクル施設 の整備費補助

· 産業廃棄物の再資源化事業者が行うリサイクル施設の整備に要 する経費の一部を助成しました。(補助率 1/3以内、補助額 上 限3,000万円)

産業廃棄物安定型処分場 掘削調査

· 産業廃棄物の安定型最終処分場における処理の状況を詳細に 把握するため、掘削調査を行いました。(3 か所)

PCB 廃棄物の処理促進 · (独)環境再生保全機構が、中小企業者のPCB 廃棄物処理費用 の負担軽減のために設置した基金に充てる資金の補助を行いま した。(処理実績 コンデンサ等 159個、安定器等 2,652kg)

産業廃棄物運搬車両検問 · マニフェスト制度(産業廃棄物の適正処理を確認する制度)の適 正運用を図るために、運搬車両の検問を実施し、公道上での積 載廃棄物とマニフェスト記載内容の突合等を行いました。(14 か 所)

「福岡県不法投棄マッピング システム」を活用した重点監 視

· 不法投棄された廃棄物の種類や場所等をマッピングして情報を 蓄積・分析するシステムを導入し、効果的な監視ルートの設定、

不法投棄の未然防止や早期対応に活用しました。

不適正処理現場の改善 · 長期化している産業廃棄物の不適正処理事案(3 件)について、

課題解消に向けた取組みを進めました。

廃棄物事犯の取締り強化 · 警察、県、市町村等の関係機関が連携し、効果的なパトロールの 実施、悪質な廃棄物事犯に対する取締りを実施しました。(検挙 件数 廃棄物事犯41 件)

[主な取組みの実施状況]

(エネルギーの効率的利用)

エネルギーを効率的に利用する新たな社会システムづくり

地域エネルギー政策研究会 の開催

· 分散型電源の普及や高効率発電の普及、エネルギーの効率的利 用の促進など地方の役割や取組みを幅広く研究する「福岡県地 域エネルギー政策研究会」を開催し、本県のエネルギー政策に対 し助言を受けました。

エネルギー需給構造の最適 化に向けた新たなエネルギ ーシステムの構築

· 春日市、九州大学と連携して、地域で電力を融通する事業を実施 し、地域における温室効果ガス排出削減の取組みを推進するた め、包括協定を締結しました。

市町村等による再生可能エ ネルギー設備導入への支援

· エネルギーの地産地消モデルの構築を目指す市町村による可能 性調査(4 件)に対して助成を行いました。

道 路照 明 ・交通 信号機の LED化

· エネルギー効率の向上及び環境負荷の低減を図るため、既設道 路照明、信号灯器の LED 化を行いました。(既設道路照明 1,400 基、信号灯940 基)

(多様なエネルギーの導入促進)

環境に優しく安価で安定的なエネルギー供給体制の構築

地域間連系線の複数ルート 化の要望

· 九州と本州を結ぶ送電線(地域間連系線)の容量がひっ迫してい る状況に対し、地域間連系線の複数ルート化について、内閣府等 へ要望しました。(7月、11月)

分散型エネルギーシステムの普及促進

県有施設における再生可能 エネルギー等の率先導入

· 新築・改築を行う県有施設に太陽光発電設備等を導入しました。

(八幡工業高校、福岡高等技術専門校、婦人保護施設、五ケ山ダ ム)

· 省エネ効果が期待される県有施設を対象に、高効率照明や高効 率空調への更新を行いました。(設置数 11 施設)

コージェネレーション導入セ ミナーの開催

· コージェネレーションの特長や、最新技術・導入事例、国や県の導 入支援制度などを紹介する「コージェネレーション導入セミナー」

を開催しました。(開催数 2回)

10 環境と調和し、快適に暮らせること

(2)環境に優しく安価で安定的なエネルギー需給構造を実現する

「スマートグリッド」の構築など、エネルギーを効率的に利活用する新たな社会システムの 実現を目指します。

環境にも配慮したエネルギーが安価かつ安定的に供給される社会を目指します。

地域の特性に応じた多様なエネルギーの導入を促進し、エネルギーの地産地消を目指しま す。

産学官が連携して、企業、地域にとって有望な市場分野である、新たなエネルギー関連産 業の育成・集積を目指します。