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高岡町域では 、 「 人がいきいき、まちがい きいき元気と優しさをはぐくむビタミ ン地 域」をテーマに掲げ、地域の偉人である「ビタミンの父」高木兼寛に倣い、ビタミンが 豊富なものをつくり・育て、 それを食べ・利用することにより人やまちがいきいきする ことを基本に、新市の躍動につながる快適で活気あふれる地域づくりを進めました。

以下、高岡町域において取り組んできた主な事業を、基本目標ごとにまとめました。

1 人にやさしい健康福祉のまちづくり

高岡福祉保健センター「穆園館」を新たな市域西部の保健・医療・福祉の拠点施設 と位置付け、ボランティアやNPO法人等の各種団体と連携しながら、保健・医療 ・ 福祉が一体となった総合的な支援体制の確立に努めました。

(1)敬老バス事業

高齢者の 外出を支援する ことで、 「生 きがいづくり」と「健康づくり」につ なげ ることを目的に、以下の支援を行いました。

【敬老バスカ交付】

本市に3か月以上住所を有する70歳以上の高齢者を対象に、 宮崎交通株式会社 の定期路線バスを1乗車100円で利用できるバスカードを交付。

【悠々パス購入費助成】

本市に3か月以上住所を有する65歳~69歳の高齢者を対象に、 宮崎交通株式 会社が販売する「悠々パス」を通常より安価で購入できる資格証を交付。 (半年券 : 通常15,000円→12,500円)

この事業によって、合併前に同様の制度が無かった高岡町域においては、多くの 方々の外出促進につながりました。 (平成26年度末の敬老バスカ保有者1

,

712 人、平成26年度悠々パス購入費助成者9人)

(2)東高岡保育所施設整備事業

利 用 者 の 利 便 性 の 向 上 及 び 子 ど も を 安 心 し て 育 て る こ と が で き る 環 境 の 充 実 を 目的として、東高岡保育所を建て替えました。

施設整備後は指定管理者制度を導入し、 施設の運営を社会福祉法人に委ねること により、保育サービスの充実を図りました。

この結果、 保育の質の向上が図られ、 定員割れしていた入所児童数も定員を上回

るようになりました。

(3)児童クラブ施設整備事業(高岡・穆佐)

児童クラブの充実と待機児童の解消のための施設整備を行いました。

高岡児童クラブについては、 旧高岡町社会福祉協議会事務所で開設していました が、児童の安全確保のため、高岡小学校に近い高岡総合支所敷地内に移転整備し、

定員を30人から60人に拡大しました。 また、 その後、 小学校の図工室を共有で きるように改修整備し、校内へ再移転しました。

穆佐児童クラブについては、穆佐小学校の移転に伴い、 児童クラブを新校舎内に 整備し、定員を30人から45人に拡大しました。

この結果、待機児童が減少するとともに、両児童クラブとも、放課後に児童が校 外に移動せずに校内で安全に過ごすことができるようになりました。

2 安全で快適な生活環境づくり

生活道路の新設・改良など生活基盤の整備を進めながら、 豊かな自然環境の中で武 家屋敷などの歴史的な町並みや景観を生かし、 活力とやすらぎのある生活環境づくり を進めました。

特に、飯田土地区画整理事業を着実に進め、新しい居住地区として、緑地空間の配 置など快適な居住環境の整備を図るとともに、 東九州自動車道や国道10号の整備な どにより交通条件の改善が見込まれた東高岡・穆佐地域については、 周辺環境との調 和を重視した都市的土地利用を図りました。

(1)地域情報システム整備事業

合併前に旧宮崎市が整備したインターネットを介した住民サービスを、 高岡町域 でも利用できるようにするため、 サンシャインコミュニティシステムをはじめとす る住民サービス利用に必要な機器類を導入しました。

この結果、 地域間の情報格差が解消し、市内全域でサンシャインコミュニティシ ステム等の住民サービスが受けられるようになりました。

(2)小田元第二ダム線道路改良事業

市民生活の利便性及び安全性の向上を目的として、 道路の拡幅整備を行いました。

ダム管理のために大型車両が通行する道路でもあることから、 道路拡幅により対 向車との離合が可能となり、利便性が向上しました。

(3)川口梁瀬線道路改良事業

市民生活の利便性及び安全性の向上を目的として、 道路の拡幅整備を行いました。

この結果、普通車の離合の困難な箇所が改善され、利便性が向上するとともに、

特に通学路としての安全性が向上しました。

(4)丸山団地建替事業

建 物 や 設 備 の 老 朽 化 が 著 し か っ た 市 営 住 宅 丸 山 団 地 の 建 替 え 及 び 丸 山 北 団 地 の 新設に併せて、周辺の芝手・浜子団地を集約し、一体的な整備を実施することによ り、事業コストを抑えつつ、居住環境や管理効率の向上を図りました。

この結果、 入居者に対しては良好な住環境を提供するとともに、 団地の集約化を 推進することで管理効率の向上が図られました。

【整備箇所】丸山団地(建替) 鉄筋コンクリート造 2棟53戸 丸山北団地(新設) 鉄筋コンクリート造 1棟34戸

(5)天ケ城公園環境整備事業外3事業

園路や遊具施設等に老朽化や劣化が見られ、 一部危険な箇所もあった天ケ城運動 公園について、安全・快適に楽しめるよう年次的に環境整備を行いました。

この結果、市民の憩いの場として、これまで以上に快適に利用されています。

春には多くの人で賑わう桜の名所として、市民に愛されています。

【整備面積】18.7ha

【整備内容】電線地中化、遊具設置、園路改修、植栽、法面整備 等

(6)飯田土地区画整理事業

地区内外に構成された幹線道路及び補助幹線道路、 さらに地区内全域の住宅地を 構成する区画道路や街区公園等の公共施設を整備するとともに、 公共下水路等の整 備を併せて行い、良好・良質で災害に強い市街地の創出を図りました。

この結果、 区域内の宅地として良好で防災性に優れた住宅ゾーンの形成が進みま した。

【面積】42.5ha

【事業期間】平成6年度から34年度(清算期間含む)

(7)高岡町域連絡管整備事業

楠見水源地の台風による浸水被害等に対処するため、 富吉浄水場内に高岡送水ポ ンプ所を築造するとともに、 高岡町高浜配水池までの約7キロメートルの送水管等 を整備し、 富吉浄水場から送水することにより、 高岡町域の安定給水及び非常時の ライフラインの確保を図りました。

【高岡地域における市営住宅の高度なバリアフリー化率】

平成21年度 10.3% ⇒ 平成26年度 45.7%

※高度なバリアフリーとは、

①手摺り2箇所以上 ②段差のない屋内 ③廊下などが車椅子で通行可能な幅

の3点を全て満たしている住戸

3 未来を担う人間性豊かな人づくり

心の豊かさやいきがいを重視し、 人材の育成、 文化の継承、 魅力あるスポーツの振 興に努め、 地域の歴史や文化等を積極的に生かした教育文化都市づくりを進めました。

また、 高度情報社会に対応した人材の育成を図るため、 情報教育の充実を図るとと もに、 小中学校や文化施設等において情報通信ネットワーク等の活用も積極的に進め ました。

(1)天ケ城公園体育館耐震補強・改修事業

施設の安全を確保し、市民が安心してスポーツに取り組めるよう、また、災害発 生時には安心して避難できるよう、屋根・内装・外壁等の耐震補強や改修工事を行 いました。

この結果、 年間24, 000人ほどの利用者が、 安心して施設を利用できるよう になりました。

(2)高岡小学校校舎改築事業

教育環境の改善を図るため、老朽化した校舎の改築工事を行いました。

この結果、児童に安全・安心で快適な教育環境を提供することができました。

(3)小中学校コンピュータ推進整備事業

合併に伴い、 高岡町域の小中学校のコンピュータ環境及びネットワーク環境を整 備し、旧宮崎市の環境と同水準にしました。

この結果、 合併前までは、 主にパソコン室にしか整備されていなかった環境が改 善され、各教室でも使用可能となりました。

(4)高岡地区図書室整備事業

高岡総合支所の1階部分を活用し、 図書室を整備することにより、 読書環境のさ らなる充実を図りました。

高岡地区農村環境改善センターの図書室から引き継いだ約14, 500冊に、 新 規購入5,573冊を加えた蔵書で、平成24年4月の移転開館以降、年間平均 3,400人ほどが図書貸出を利用しています。

(5)二見家住宅整備事業(去川フィールド・ステージ整備事業)

市指定有形文化財である二見家住宅を、 歴史的建造物として活用できるようにす るため、部材の組立てや屋根工事等の保存修理工事を行いました。

歴史的建造物を残し、 地域住民等と連携しながら、 地域の宝として活用すること

により、地域振興に大きく寄与することができました。

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