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宮崎市域においては、 合併に伴う人口増加や市域拡大に対応するとともに、 新市とし ての都市機能の充実等を図るため、特に必要な事業を実施しました。

1 人にやさしい健康福祉のまちづくり

(1)宮崎市総合発達支援センター増床事業

障がい児 (者) の総合療育拠点である総合発達支援センターのサービス提供体制 を強化し、 利用者により良い療育サービスを提供するため、 遊戯室を約188平方 メートル増床しました。

この結果、 従来の 「重症心身障害児・者通園事業 (A型) (定員15人) 」 から 「生 活 介護(定 員2 0人) 」 に移 行し、よ り多くの 障が い児(者 )に療育 サー ビスを提 供することができるようになりました。

(2)宮崎養護院移転改築整備事業

身体や精神に障がいがあるために在宅での生活が困難で、 生活保護を必要とする 人たちが、 安心して暮らすことができるよう、 生活保護法に定められた救護施設 「宮 崎養護院」の住吉地区への移転改築を行いました。

この結果、 入所者の健康で文化的な最低限度の生活が保障されるとともに、 支援 活動の充実強化が図られました。

【移転開設】平成20年5月 【面積】4,950.9㎡

2 安全で快適な生活環境づくり

(1)宮崎南部墓地公園整備事業

市南部地域において安定した墓地供給を行うため、大字郡司分の山林等を買収 ・ 造成し、一般墓地(和洋式墓地)に加え、本市の市営墓地では初めての芝墓地・納 骨堂・合葬墓を整備しました。

市民の多様なニーズや利便性を考慮した墓地整備であることに加え、 多目的広場 や園路など公園機能も有していることから、多くの市民に利用されています。

【開設】平成21年10月

【面積】16.5ha(納骨堂含め4,284区画)

【整備内容】一般墓地、納骨堂、合葬墓、多目的広場、園路 等

(2)橘通東三丁目地区第一種市街地再開発事業 <Y・Y

PARK>

橘通東3丁目及び西3丁目周辺の市街地中心部において、 駐車場の供給不足が見

込まれたことから、 中心市街地へのアクセス性の向上を図るため、 官民の適切な役 割分担のもとに共同駐車場(Y・Y PARK)の整備を行いました。

官民が一体となって、商業機能の強化、交通利便性の向上など中心市街地の魅力 ある環境づくりに取り組みました。

【開設】平成20年6月 【延床面積】約18,000㎡(428台)

3 未来を担う人間性豊かな人づくり

(1)総合体育館駐車場整備事業

本 市 の 中 核 的 屋 内 体 育 施 設 で あ る 総 合 体 育 館 の さ ら な る 利 用 促 進 と 利 便 性 の 向 上を目的として、立体駐車場を整備しました。

この結果、 駐車可能台数が160台から455台に増え、 総合体育館及び隣接す る中央公民館の利用者に対して、必要な駐車場を確保できました。

(2)アートセンター整備事業

中心市街地の都市機能の充実を図り、 活性化を推進することを目的として、 橘通 西3丁目地区において、 市民が気軽に立ち寄り、 文化や芸術に触れることができる 場として、みやざきアートセンターを整備しました。

文化や芸術をはじめとする様々な企画展やワークショップなどを通して、 市民の 知的好奇心に応えるとともに、家族連れなどが気軽に立ち寄れる憩いの場として、

多くの市民から親しまれています。

開館以来、880,000人以上が来館しています。

【開設】平成21年10月 【延床面積】2,850㎡

【整備内容】アートスペース、キッズルーム、屋上庭園 等

(3)生目の杜遊古館整備事業

埋蔵文化財に対する市民の理解や関心を深めるとともに、 集団研修や古代文化体 験等を通して青少年の健全な育成を図るため、生目の杜遊古館を整備しました。

この施設では、 土地開発等に伴う緊急発掘調査による遺物の整理作業を行うほか、

国指定史跡である生目古墳群から発掘された考古資料の展示やガイダンス、また、

小中学校等の宿泊研修の受け入れや、 古代文化への興味・関心を高める様々な創作 活動なども行っており、開館以来、約234,000人が利用しています。

【開設】平成21年4月 【面積】19,940㎡

【整備内容】埋蔵文化財センター、体験学習棟、宿泊棟(184人宿泊可) 、

炊飯棟、屋外トイレ、イベント広場、駐車場(122台) 等

4 新たな可能性を開く産業づくり

(1)宮崎銘柄牛産地育成事業

「優良牛」 の産地としてブランドの確立を図るため、 市内産の優良な繁殖雌牛を 保留・導入した畜産農家に対し、1頭当たり50,000円の助成を行いました。

この結果、優良な繁殖雌牛が地域内で導入・保留され、平成22年度以降では、

旧宮崎市域で463頭の優良牛が保留されています。

(2)キャトルステーション整備支援事業

高齢の畜産農家の経営維持及び増頭対策としてキャトルステーション (子牛預か り施設)等の整備を支援し、畜産の振興を図りました。

平成26年度は、 延べ247戸の農家から568頭の子牛が預けられ、 飼養管理 作業の軽減が図られました。

(3)宮崎駅西口拠点施設整備事業 <KITENなど>

宮崎駅西口において、 県都宮崎市の陸の玄関口にふさわしい拠点施設を官民が一 体となって整備し、交通結節機能、業務機能、宿泊機能などの都市機能を強化する とともに、中心市街地の魅力向上を図りました。

平成23年11月のグランドオープンに伴い、 鉄道とバスとの結節機能が強化さ れ、JR宮崎駅の1日平均利用者数やバス乗降者数が増加しました。また、オフィ ス機能を有することから、雇用の場の確保も図られました。

【開設】平成23年11月(グランドオープン)

【設備等】<公共施設>

バスターミナル1,570㎡、自転車駐車場(100台)116㎡

<民間施設>

・壱番館(KITEN)延床面積19,136㎡

バスセンター、店舗、事務室、会議室、ホテル 等

・立体駐車場(約470台) 、多目的広場2,644㎡

5 心がかよいあう市民連携の推進

「基本目標5 心がかよいあう市民連携の推進」 については、 新市全域で共通の取組

として推進していますので、第5章で記述します。

6 まちづくり計画の推進

(1)地域事務所整備事業

地域自治区制度のもと、 地域自治区ごとの特色を生かした個性的で魅力ある地域 づくりの実現を図るため、 地域協議会や地域まちづくり推進委員会をはじめとする 様々な地域活動団体の支援に取り組むとともに、 地域に密着した行政サービスの拠 点施設の整備を行いました。

整備された地域事務所は、 地域まちづくりの拠点として、 まちづくり活動の支援 や行政サービスの機能向上に寄与しています。

(2)地域センター整備事業

住民自治、 市民参画による個性的で魅力ある地域づくりの実現を図るため、 地域 活動団体や市民活動団体の支援に取り組むとともに、 地域に密着した行政サービス の拠点となる赤江・木花・青島・住吉・生目・北地域の各地域自治区事務所の施設 を整備しました。

それぞれの状況に合わせて、事務所棟や会議室棟の設備を充実させ、バリアフリー

化を進めることで、住民の利便性の向上を図りました。

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