節 震災対策編
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第1節 防災知識普及計画 184
「第2編 震災対策編」を使用し、本文中の次 の表記を読み替えて使用する。
●「地震」及び「地震災害」を「火山災害」に
●「震災」を「火山災害」に
●「耐震性」を「火山災害に対する安全性」に 第2節 防災訓練計画 188
4-第2部 第4章 第1節~第2節
4-第2部 第4章 第3節 火山災害対策に関する調査研究及び観測
第3節 火山災害対策に関する調査研究及び観測
第1 基本方針
火山災害にあたっては、その災害事象が激甚かつ長期に及ぶことがあり、災害対策の推進にあたっ ては、様々な分野からの調査研究が重要となる。
既に国や県においても、噴火予知、ハザードマップ策定等様々な研究が行われているところである が、ライフライン施設への依存度の増大、居住地域の拡大等災害要因は一層多様化しているため、関 係各機関と連携し、科学的な調査研究を行い、総合的な火山災害対策の実施を図る必要がある。
第2 主な取組み
県・村・関係機関が協力し、火山災害に関する情報の収集・整理等を行う。
第3 計 画
1 火山災害対策に関する調査研究及び観測
【現況・課題】
気象庁では、王滝山頂の南東1.8km地点に1988年7月から地震計を、2000年11月から空振計を 設置し、長野地方気象台にテレメータして常時観測を行っている。また、年数回の現地観測と王滝登 山口7合目(標高2,195m、火口の南東約2.5kmの田の原)に設置した火山遠望観測装置(ITV)に よる遠望観測を毎日行っている。名古屋大学では、牧尾ダムに地震計を設置し、名古屋大学高山地震 観測所で常時観測を行っている。
(1) 村(総務課総務係)
ア 村は、国、県、関係機関が行う観測施設の設置等に積極的に協力する。
イ 村は、地域の災害特性や災害危険性を科学的・総合的に把握するため、防災アセスメントの実 施に努め、その結果を計画の中で明らかにする。
(2) 長野地方気象台、東京工業大学、名古屋大学等
ア 各関係機関がそれぞれ行った火山災害対策に関する調査研究データについて、必要があれば、
村、県への提供に協力する。
イ 国、県が行う観測施設の設置等に積極的に協力する。
ウ 御嶽山については、気象庁地震火山部火山監視・情報センターが震動、空振、遠望、GPS及び 現地観測を実施している。
2 火山性ガスの観測
【現況・課題】
御嶽山は、昭和 59 年の噴火以降、火山性ガス、蒸気の噴出が続いており、頂上の西側及び地獄谷 内に硫気地域がある。御嶽山の火山現象により発生する火山性ガスのうち、硫化水素ガスは特に危険 度が高いため、村では、頂上の西側の硫気地域において火山ガス観測を行っており、一定以上の濃度 に達した場合は、自動警報装置により、登山客に対して警報を発することとなっている。
4-第2部 第4章 第3節 火山災害対策に関する調査研究及び観測 (1) 村(総務課総務係)
村は、硫化水素ガス検知装置による観測結果データの蓄積に努める。(昭和58年度、県の指導 による。
参 考
硫化水素ガス(H2S)
主に火山性水蒸気(噴気)に含まれるガスで、その特性は①無色、②卵の腐ったよ うな臭いがする。(ただし高濃度によると臭覚が麻ひされ無臭と感じられる。)③ガス 比重が重い(対空気 1:19)④金属を腐食させる、などであり、その毒性は次のとお りである。
1、000 PPM 1分以内に死亡
700 〃 15分程度で意識不明
600 〃 30分 〃 (呼吸麻痺)
350 〃 4時間程度で生命に危険。
150 〃 数時間吸っていると結膜、気管などが侵され症状を呈する。
100 〃 鼻・のどなどが刺激される。1時間程度吸うと息苦しくなる。
40 〃 目に刺激。
20 〃 以下人体にほぼ害なし。
3~5 〃 強い臭いを感ずる。
0~3 〃 臭気を感じる。
4-第3部 第1章 第1節 非常参集職員の活動