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第 1 章 防災基盤

第7節 土砂災害等の災害予防計画

4-第2部 第1章 第7節 土砂災害等の災害予防計画

4-第2部 第1章 第7節 土砂災害等の災害予防計画 イ 地すべり防止区域を住民に周知する。(産業課)

ウ おおむね対策工事が完了した地区について、県からの委託により巡視及び修繕を行う。(産業 課)

エ 地すべり防止区域指定外の区域についても巡視を強化し、地すべり災害を防止する。(産業課)

(2) 住民

地すべりの危険性及び警戒避難に関する知識を深める。

2 土石流対策

【現況・課題】

御嶽山の山体では、放射線状に河川の浸食が進行しており、中腹では、200mから300mに及ぶ険 しい渓谷が形成され、河床は基盤岩にまで達しているものが多く、30度を越える最上流部の斜面は、

袖部を洗掘され、極めて不安定な状態にある。長野県西部地震後における大小の崩壊地は、“御嶽く ずれ”をはじめ350箇所に及んでいる。

地質は、古成層を基盤として、その上部に御嶽火山の噴出物や泥流堆積物が存在している。火山噴 出物のうち軽石擬灰岩は、地下水の影響を受け易く特に不安定な存在であるため、火山活動による斜 面崩壊及びそれに起困する土石流には充分注意を要する。

本村においては、18箇所の渓流が土石流危険渓流に指定されており、国の総合土石流対策モデル事 業の一環として、木曽建設事務所により大又川、鈴ヶ沢等 13 箇所が土石流危険区域に指定されてい る。(資料2-5「土石流危険渓流」参照)

したがって、今後は、なお一層、土石流危険渓流の周知、警戒避難体制の確立を図るとともに、土 石流危険渓流の表示、警報の伝達、避難等の方法を定め、緊急時に際して、各区域ごとに適切な措置 がとれるよう警戒体制の整備・確立を図る。

(1) 村

ア 昭和 63 年度に木曽建設事務所により報告された総合土石流対策モデル事業(王滝地区)報告 書に基づき、土石流危険区域毎に避難場所・避難路、伝達方法が指定されているが、これらの住 民への周知・徹底を図る。(総務課総務係)

イ 地域防災計画において、土砂災害警戒区域ごとの特色を踏まえた土砂災害に関する情報の伝達 方法、土砂災害のおそれのある場合の避難地に関する事項及び円滑な警戒避難に必要な情報を住 民に周知させるため、これらの事項を記載した印刷物(ハザードマップ等)を配布しその他必要 な措置を講じる。また、土石流危険渓流を住民に周知する。(総務課総務係)

ウ 県と連携し、土石流による災害を未然に防ぐための予警報システムの整備を図るとともに、土 石流監視装置の整備を図る。(総務課総務係、産業課土木係)

(2) 住民

土石流危険渓流についての知識を深めるとともに、安全な避難場所の確認をしておく。

3 急傾斜地崩壊防止対策

【現況・課題】

本村における急傾斜地崩壊危険箇所は14箇所、「急傾斜地の崩壊による災害の防止に関する法律」

に基づく危険区域は2箇所存在する。(資料2-4「急傾斜地崩壊危険箇所及び区域」参照)

4-第2部 第1章 第7節 土砂災害等の災害予防計画

がけ崩れを未然に防止し、また、災害が発生した場合における被害を最小限度にとどめるために、

事前措置として平素から危険予防箇所の把握と防災パトロールを強化する必要がある。

(1) 村

がけ崩れ災害を未然に防止し、被害を最小限にとどめるために、事前措置として平素から危険 予防箇所の把握と防災パトロールを強化する必要がある。

ア 防災パトロール等、情報の収集、予報、警報の発令及び伝達、周知方法等について定める。(総 務課総務係)

イ 地域防災計画において、土砂災害警戒区域ごとの特色を踏まえた土砂災害に関する情報の伝達 方法、土砂災害のおそれのある場合の避難地に関する事項及び円滑な警戒避難に必要な情報を住 民に周知させるため、これらの事項を記載した印刷物(ハザードマップ等)を配布しその他必要 な措置を講じる。また、急傾斜地崩壊危険箇所を住民に周知する。(総務課総務係)

ウ がけ崩れ災害の発生するおそれがある場合等に、迅速かつ適切な避難勧告又は、指示を行える ような基準及び伝達方法などについて、避難計画を確立する。(総務課総務係)

エ 避難のための立退きの万全を図るため、避難場所、経路及び心得等をあらかじめ住民に徹底さ せる。(総務課総務係)

オ 農業用排水路について危険箇所を調査し、「土砂崩壊危険箇所台帳」を整備する。(産業課土木 係)

(2) 住民

ア 日ごろから危険箇所についての知識を深めるとともに、安全な避難所の確認をして、警戒避難 体制の確立を図る。

4 泥流対策

【現況・課題】

本村は、御嶽山の火山噴出物により生成された軟弱な地盤の地域が広く分布しており、火山の 噴火による火砕流、降灰、泥流、土石流等が発生する危険性が高い。火山は、雲仙普賢岳や三宅 島災害等にみられるように、一度本格的な噴火活動を開始すると甚大かつ長期間に渡る災害が発 生することとなる。この被災を最小限に抑えるため、災害防止施設を整備することはもちろん、

万一に備えて事前に警戒避難体制を確立しておく必要がある。

(1) 村(総務課総務係)

危険区域等について住民に周知するとともに警戒避難体制の確立を図る。

(2) 住民

ア 危険区域等について、知識を深めるとともに、安全な避難場所を確認する。

5 災害時要援護者関連施設が所在する土砂災害警戒区域及び土砂災害危険箇所等対策

【現況・課題】

保健福祉センター及び保育所が土砂災害危険区域(地すべり防止区域)に立地している。これらの 地域については、災害時要援護者対策の観点から効果的かつ総合的な土砂対策の実施が必要である。

4-第2部 第1章 第7節 土砂災害等の災害予防計画 (1) 村(総務課総務係)

ア 防災マップ等の作成・配布や研修会等の機会を通じて施設利用者に対して土砂災害警戒区域等 の周知を図る。

6 土砂災害警戒区域の対策

【現況・課題】

本村は地形が複雑であることから、地すべり、急傾斜地帯が多く存在している。地すべり等防止法 による地すべり防止区域は松越、上島、滝越、九蔵地区の4箇所が指定されており、急傾斜地崩壊危 険箇所は14箇所、急傾斜地崩壊危険区域は2箇所、土石流危険渓流18渓流指定されている。また、

山腹崩壊危険地区は27箇所、崩壊土砂流出危険地区は12箇所指定されている。長野県西部地震によ り御嶽山南麓を中心に多数の崩壊地が生じており、地盤も緩んでいることから地すべりや山腹崩壊の 発生が危惧される。このため、開発行為等に対する規制及び適切な指導、あるいは住民への情報の提 供のあり方等に留意する必要がある。

(1) 村(総務課総務係)

ア 土砂災害特別警戒区域については、以下の措置を講ずる。

(ア) 建築基準法に基づく建築物の構造規制

(イ) 勧告による移転者または移転を希望する者への建物除却費、建物助成費による支援及び相談 窓口の確保

イ 土砂災害警戒区域については、以下の措置を講ずる。

(ア) 区域ごとに情報伝達、予警報の発令・伝達、避難、救助その他必要な事項について定め、そ れらを住民に周知する。

(イ) 土砂災害警戒区域内に災害時要援護者が利用する施設がある場合には、当該施設の利用者の 円滑な警戒避難が行われるよう土砂災害に関する情報等の伝達方法を定めるものとする。

4-第2部 第1章 第8節 建築物災害予防計画