空×海
B.1 システム構想書
5. 開発システム
5.1 システム概要
本プロジェクトでは、路面異常を検出するシステムを開発する。検出結果は地図に付加することで路面 状態マップとして提示する。走行情報の測定には一般に普及しているスマートフォンを用いる。一般の 道路利用者が走行情報を収集する際の操作は、アプリケーションの起動と終了以外不要とする。スマー トフォンでセンシングした走行情報はサーバへ送信する。サーバでは走行情報の解析・統計処理を行い、
結果を地図に重ね合わせて路面状態マップとして提供する。走行情報提供者である一般の道路利用者や 閲覧者はそのマップから路面異常箇所を判断できる。路面異常を付加したマップの閲覧による効果とし て、路面監視の効率化が期待できる。
5.2 システムの対象
検出対象
本システムの検出対象は路面の異常である。路面異常とは路面の損傷による凹凸やひび、段差、轍等を 指す。例を表 2 に示す。本プロジェクトで扱う路面異常は表 2 の区分 2 と 3 である。
表 2:路面異常 区分 状態 内容
1 走行不可能・困難 道路の全面的な損壊、一時的な通行止め、冠水、落下物
2 機能障害 ひび割れや轍による段差、道路勾配の不良(水たまり)
3 快適性の低下 補修による段差、ハンプ
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対象ユーザ
本システムの利用者は走行情報を提供する一般の道路利用者と路面状態マップを閲覧者である。走行 情報の収集にスマートフォンを用いることから走行情報提供者はスマートフォンを所有している一般の 運転者とする。路面状態マップ閲覧者は道路の維持管理を行う組織/人、走行情報提供者を想定している。
表 3 に本システムの対象をまとめる。
表 3:システムの対象
対象 詳細
検出 路面異常 表 2 の区分 2 と 3
システム利用者 システム利用者
走行情報提供者 スマートフォンを所有 している一般の運転者 路面状態マップ閲覧者 道 路 管 理 を 行 う 人 / 組
織、走行情報提供者
5.3 システム構成
本システムは走行情報の収集・送信を行うスマートフォン、処理や情報の蓄積等を行うサーバ、閲覧を 行うクライアントPCから構成されている。また利用者は走行情報提供者と路面状態マップの閲覧者で ある。以下にその簡略図を示す。
図 1:システム構成図
9 5.4 システム評価実験
開発システムの評価実験は筑波大学内の道路で行う。走行情報を収集し、路面異常を正しく検出でき ているか、目視に比べて検出精度やコストにどれだけに差異があるのかを評価する予定である。
5.5 システム完成要件
本システムの完成は、ユーザ数 20 人から集めた走行情報から路面異常を正しく検出でき、それを正し く地図に表示できることが確認できた時点とする。
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