中核ビジネスへの注力により従業員数を削減
従業員
将来への準備
従業員数
年末時点での人数(単位:千人)※
30 80
70
60
50
40 90
※常勤相当による換算
67.7 87.7 89.8 86.5
77.4
03
99 00 01 02
従業員
2003年
従業員コミットメント指数 67
転職により当行を離職する従業員の割合 3.8 %
幹部研修費用(従業員1人当たり、単位:ユーロ) 1,298
研修費用(単位:百万ユーロ) 50
プは、個人、チームを問わず、スタッフの意欲を引き出し、成長へと導く責任を意 味していると言える。こうした総合的なアプローチは、伝統的なリーダーシップの概 念を超えているが、企業の持続的成功のためには不可欠である。
人材発掘と能力開発 人材管理とは、卓越したパフォーマンスを達成し、高い潜 在能力を持つ人材を発掘し、その能力を高めることである。当行の競争力にとり、
こうした人材を維持することは極めて重要である。このため、当行は、グループ全 体にわたって統一した基準に従い、能力や実績に則した人材開発プロセスを実 行に移した。若手従業員に対しては、早期の段階でこの人材開発プロセスを適 用する一方、特に上級管理職などシニアな立場にある者に対しても、部門を超え た人材をプールし、人事配置が遅滞なく行われるように備えている。
透明性と比較可能性 引き続き報酬制度の拡充を行い、魅力的で、透明性お よび比較可能性の高い制度を目指した。同時に、効率性の向上など報酬制度 に関する便宜も改善した。2003年の大きな改善点としては、コスト効果をねらい、
新たな電子ツールの導入に成功したことが挙げられる。例えば、「HRホットライン」は、
従業員が直接、個人データ(自らの報酬関連のデータなど)にアクセスできるイント ラネット・アプリケーションである。HRホットラインは、また、管理職が人事管理の 職責を遂行するうえでも役立っている。これまでに、世界41ヵ国で約65,500人の 従業員が同システムにリンクしている。一方、「HRディレクト」は、世界中の全従業 員から頻繁に寄せられる人事関連の質問に対して回答する、グローバルなホット ライン・サービスである。ベルリン、ロンドン、ニューヨーク、バンガロールに配置され たコールセンターがこれに対応している。さらに、世界中の当行従業員や年金受 給者は、データベースの共有化を通じて、適切な情報入手が可能になっている。
2003年、当行は、ドイツ国内の退職年金スキームを抜本的に改革し、最終給与 を基準としていた旧来型年金プランに基づく年金協定を、より一般的な確定拠出 年金プランに転換した。ドイツ国内従業員のうち約23,000人が新たな確定拠出 年金プランへの転換を受け入れた。当行および従業員の双方に利点があるこ うした年金制度の移行は、同制度が適用される従業員の約94%に受け入れら れた。この結果、当行の年金制度はより透明性の高いものとなり、また最終的 な当行の負担額もより計算しやすい形となった。
当行は、1997年にドイツ国内の賃金表(タリフ)に沿わない従業員向けに目標ボ ーナス制度を導入したが、2003年にはこれを国際基準に基づいたシステムへと変 更した。新しいシステムでは、各部門が各年度のそれぞれの業績に従ってグロー バルにボーナスをプールし、これを明確な基準に則して各ビジネスおよび各地域に 44
包括的なリーダーシップ の概念
現代的な確定拠出 年金プラン
従業員の地域別内訳 総数67,682人※(2003年末時点)
ドイツ 44 %
欧州
(ドイツを除く)
29 %
北米 17 % 南米 1 % アジア/太平洋 9 %
※常勤相当による換算
配分する。各従業員のボーナスは、管理職が各人の個別目標の達成や前年と のパフォーマンス比較、チームへの貢献度、市場平均水準などを勘案して決定 する。本システムの導入により、従業員だけでなく当行にとっても、ボーナス決定 に関する透明度が高まり、また国境を越えた比較、特に国際的な競合他社との 比較が容易になった。
多様性の上に成り立つ 文化の違いをはじめ、従業員の多様性は、当行の競 争優位性の点で重要な要因となっている。当行の課題は、これを活かすことで ある。これを受けて当行では、当年度、各ビジネス部門で多様性についてより 高い意識を持つことに注力し、具体的な目標水準を設定した。当行は、他の諸 施策と共に多様性の推進に取り組んだ。例えば、ドイツ国内の従業員代表と
「職場における公平性」に関する契約を結んだが、これはドイツ国内従業員のグ ローバルな行動規範にもなっている。また、当行では、「職場における公平性」
に関連したイベントを企画・運営し、例えば2003年には、「欧州ビジネスにおける 女性」(フランクフルトおよびロンドン)や「ウォール街の女性」(ニューヨーク)を テーマとする会議を開催した。
従業員 45
多様性が基盤
従業員の勤続年数
総計73,179人※(2003年末時点)
5年未満
39 % 5年以上
14年以下 35 %
14年超 26 %
※従業員数
パートナーシップ グッゲンハイムは、芸術の分野におけるグローバル・パートナーシップやベルリンのユニークな アート・スペースへの支援を惜しまないドイツ銀行を賞賛している。ドイチェ・グッゲンハイムは、当基金のグローバル・
ネットワークの礎となっており、また、創造性、革新性、グローバル規模での相互理解、文化交流、多様性を象徴 する場ともなっている。
トーマス・クレンス Thomas Krens
ソロモンRグッゲンハイム基金理事、ニューヨーク
社会的責任は、困難な状況下にあっても、社会や文化に対して継続してコミット するか否かでその真価が問われる。当行は、2003年も国際的な企業市民とし て活発に活動し、当行が運営する8つの基金や慈善団体と共に、世界全体で 6,740万ユーロの寄附(文化活動や地域開発プロジェクトへのスポンサーを 含む)を行った。また、アジアにおいては、新規基金の創設を通じてコミットメント を拡充した。
2003年、地域開発や教育、芸術、音楽に関するグローバル規模の活動を、企業 文化活動部門(Corporate Cultural Affairs:CCA)の下に統合し、コスト効率の 向上と組織の合理化を図った。当行は、一企業市民として、文化の多様性を促 進し、社会問題に対しては長期的な視点でいかに解決すべきかを考え、若者の成 長支援や国際的な対話を通じた現代の社会・政治問題への解決策を模索して いる。こうした取り組みに対して、財政面の支援だけでなく、ノウハウの提供や独 自プロジェクトの推進、あるいは従業員による自主的な活動を通じて、強くコミット している。
地域開発 1997年に設立したドイツ銀行マイクロクレジット開発基金(DBMDF)は、