日当たりと風通しを良くすると、
木はより元気になり、病害注の発生を抑えます。
針金を巻くことに抵抗を感じる方もいるのですが、
こうしたメリットを生かすことができるので 盆栽には針金かけは大切な技術と言えます。
(2)針金かけのデメリット
では、デメリットがないのか、と言えばあります。
いくつかあげておきます。
○針金を巻くときに枝を折ってしまうことがある。
○針金の跡がついてしまうことがある。
こうしたデメリットをなくしながら
メリットを生かして形のよい盆栽をつくる方法があります。
(3)針金かけの方法
盆栽に用いる針金は銅線とアルミ線があります。
銅線は硬いので扱いにくいのですが、
アルミ線は柔らかく巻きやすいのが特徴です。
用意するのは
2・5ミリ、2ミリ、1・5ミリ、1ミリの 4種類があれば十分です。
針金を巻く前にすることは、木の姿をよく観察して 正面を決めておくことが大切です。
正面が定まったら、
重要な枝、必要な枝、不要な枝がどれかをイメージします。
針金を巻くときは、
重要な枝から巻いていきますが、
その前に枝をどちらの方向に向けるかを決めます。
針金の巻き方は枝の向く方向によって 巻き方の向きが異なります。
枝を右に向ける時は右巻、左に向ける時は左巻になります。
枝をねじるときも、右にねじるときは右巻
これを間違えると、
針金をかけても向きを変えた時に
針金が緩んでしまい、効きめがなくなります。
針金をかけるときは 太い枝からかけていきます。
針金の一方を固定してから、枝に巻いていきます。
固定する方法はいくつかあります。
いちばん下の枝にかける場合は
根元に針金を刺して振れないようにしてから 幹 から枝に巻いていきます。
針金をかける枝の近くにある枝を利用して 針金の一方を固定すると上手くいきます。
太い枝をかけ終わったら 細い枝へと移っていきますが、
このときは太い針金に沿って巻いていきます。
葉を巻き込まないように注意してください。
巻き終わりの枝先は、
針金の先がひと巻きするようにして 上を向けておきます。
そうすることによって、枝の先端が上を向き 日当たりが良くなります。
針金を外すときは、手でほどかずに 針金を切る専用の針金切りを使って
ほどくのではなく、細かく切って落としていきます。
針金を巻く時期は春先の枝の柔らかい時期が適期です。
春の植え替えの時に巻くとよいでしょう。
特に、決まった時期というのはありませんが、
樹種によっては枝が硬くなる季節があります。
若い木と、年月の経った木では枝の硬さも異なるので 針金をかける前に枝を手で曲げてみて
枝の硬さを確認するようにしましょう。