●
グループの資源を最大限に活かし、持続的成長と企業価値向上を実現する。
●
多様性を強みとするグループ総合力を発揮し、
お客さまをはじめとするステークホルダーの期待に応える。
●
環境変化に柔軟に対応し、品質と生産性をさらに向上させる。
基本戦略と 3 つの重点戦略 グループ総合力の発揮
MS&AD インシュアランス グループでは、社員がいきいきと働くことができる職場環境を基盤に、グループの資源を 最大限に活かし、環境の変化に柔軟に対応して、お客さまに信頼され感動を与えられる品質を提供していきます。
また、 ERM をベースに健全性を確保し、収益力と資本効率の向上を図り、持続的な成長と企業価値の向上を実現 します。
この基本戦略とそれに紐付く「 3 つの重点戦略」を着実に遂行し、実現フェーズに入った「中期的に目指す姿」を確実 に達成していきます。
MS&AD インシュアランス グループは、多様性を最大の強みとしており、これを最大限に活用することによって、
不透明な環境の中で急速な変化に対応し、競争力を向上していくことが可能となります。
「 Vision 2021 」では、前中期経営計画「 Next Challenge 2017 」で完遂した機能別再編をさらに発展させ、グループ 全体で役割分担の見直しや連携強化を行い、品質向上と事業効率化を図ります。
重点戦略 1
グループ総合力の 発揮
P.35
重点戦略 2
デジタライゼーションの 推進
P.36
重点戦略 3
ポートフォリオ変革
P.37
経営基盤
ERM
P.38
社会の信頼に応える品質 P.76
社員がいきいきと活躍できる経営基盤 P.74
グループの強み(多様性・資本・人財・顧客基盤等)を最大活用 グループ各社による役割分担見直しと連携強化
共通化・共同化の推進(商品・事務共通化、共同損害サービスシステム、健康・医療 商品・サービス 等)
1 2 3
グループ全体の 発揮取り組み 総合力の
国内損保事業会社
●商品・事務の共通化
●共同損害サービス システムのリリース
など
国内生保事業会社
●グループ国内生命保険 会社間の連携強化
●三井住友海上プライマリー生命 の高品質な教育・研修
ノウハウの共有など
関連事業会社
連携強化・共通化・共同化●生損保クロスセル※の深化
●健康・医療に関する商品・ サービスの共同開発
●資産運用ノウハウの共有・高度化 など
役割分担見直し・連携強化
●バックオフィス業務の共通化・集約化
●健康・医療に関する商品・サービス の共同開発など
役割分担見直し・連携強化
●バックオフィス業務の集中化 など
計画期間中に目指す姿
世界トップ水準の保険・金融グループの実現 環境変化に迅速に対応できるレジリエントな態勢を構築
※保険用語集P.93を参照ください。
基本戦略
●
グループの資源を最大限に活かし、持続的成長と企業価値向上を実現する。
●
多様性を強みとするグループ総合力を発揮し、
お客さまをはじめとするステークホルダーの期待に応える。
●
環境変化に柔軟に対応し、品質と生産性をさらに向上させる。
基本戦略と Vision 3 つの重点戦略 グループ総合力の発揮
2021 Vision 2021
重点戦略1
MS&AD インシュアランス グループでは、社員がいきいきと働くことができる職場環境を基盤に、グループの資源を 最大限に活かし、環境の変化に柔軟に対応して、お客さまに信頼され感動を与えられる品質を提供していきます。
また、 ERM をベースに健全性を確保し、収益力と資本効率の向上を図り、持続的な成長と企業価値の向上を実現 します。
この基本戦略とそれに紐付く「 3 つの重点戦略」を着実に遂行し、実現フェーズに入った「中期的に目指す姿」を確実 に達成していきます。
MS&AD インシュアランス グループは、多様性を最大の強みとしており、これを最大限に活用することによって、
不透明な環境の中で急速な変化に対応し、競争力を向上していくことが可能となります。
「 Vision 2021 」では、前中期経営計画「 Next Challenge 2017 」で完遂した機能別再編をさらに発展させ、グループ 全体で役割分担の見直しや連携強化を行い、品質向上と事業効率化を図ります。
重点戦略 1
グループ総合力の 発揮
P.35
重点戦略 2
デジタライゼーションの 推進
P.36
重点戦略 3
ポートフォリオ変革
P.37
経営基盤
ERM
P.38
社会の信頼に応える品質 P.76
社員がいきいきと活躍できる経営基盤 P.74
グループの強み(多様性・資本・人財・顧客基盤等)を最大活用 グループ各社による役割分担見直しと連携強化
共通化・共同化の推進(商品・事務共通化、共同損害サービスシステム、健康・医療 商品・サービス 等)
1 2 3
グループ全体の 発揮取り組み 総合力の
国内損保事業会社
●商品・事務の共通化
●共同損害サービス システムのリリース
など
国内生保事業会社
●グループ国内生命保険 会社間の連携強化
●三井住友海上プライマリー生命 の高品質な教育・研修
ノウハウの共有など
関連事業会社
連携強化・共通化・共同化●生損保クロスセル※の深化
●健康・医療に関する商品・
サービスの共同開発
●資産運用ノウハウの共有・高度化 など
役割分担見直し・連携強化
●バックオフィス業務の共通化・集約化
●健康・医療に関する商品・サービス の共同開発など
役割分担見直し・連携強化
●バックオフィス業務の集中化 など
計画期間中に目指す姿
世界トップ水準の保険・金融グループの実現 環境変化に迅速に対応できるレジリエントな態勢を構築
※保険用語集P.93を参照ください。
MS&AD INSURANCE GROUP HOLDINGS INTEGRATED REPORT 2018
034 035
450億円 1,170億円
ポートフォリオ変革
MS&AD インシュアランス グループでは、現在、収益の多くを国内損害保険事業に依存している構造にありますが、
これを海外事業や生命保険事業へと、地理的・事業的な分散を図り、安定的に利益を上げることのできる収益構 造へと転換していきます。
また、当社グループのリスクポートフォリオの中では、政策株式のリスクが多くの割合を占め、株価の変動の影響を 受けやすい構造となっているため、政策株式の削減に引き続き取り組み、安定的なリスクポートフォリオへと変革を 図ります。
●生損保クロスセルの深化等による国内生保事業の拡大
●経営資源の積極的投下による既存海外事業の強化
●国内外の事業投資(新規・拡大)
事業ポートフォリオの変革(地域的分散・事業分散)
リスクポートフォリオの変革
中期目標 国内損保事業以外で利益の 50%
●自然災害リスクのサイクルマネジメントを踏まえた適切な リスクコントロール
●政策株式リスクの削減の継続により、
2021
年度末には連結総資産に対するウェイト10%
未満、リスク量に占めるウェイト
30%
未満を実現将来目標 海外事業で利益の 50%
目標 今後の取り組み
2014 年 3 月末 2018 年 3 月末 中長期目標
14.9% 12.7% 10% 未満
2015 年度末
※2021 年度末(目標)
将来像
■ 国内損保事業(除く政策株式売却益)
■ 国内生保事業
■ 海外事業
■ 金融サービス事業/ リスク関連サービス事業
■ 国内損保事業
(保険引受)
■ 国内損保事業
(資産運用:政策株式)
■ 国内損保事業
(資産運用:政策株式以外)
■ 国内生保事業
(保険引受)
■ 国内生保事業
(資産運用)
■ 海外事業
50 %
46 % 38 %
2 %
60億円
14 %
※ポートフォリオ変革取り組みのスタート時点
1,420億円
(政策株式売却損益400億円を除く)
※未上場株を含むすべての政策株式のウェイト
連結総資産に占める政策株式の時価ウェイト
※リスクポートフォリオの推移
2013 2017 2021
(目標)(年度)
40.5
%40.5
%32.7 32.7
%%30 30
%未満%未満デジタライゼーションの推進
急速なデジタル技術の進展により、ライフスタイルやビジネスモデルも大きく転換してきています。また、これまで できないと思われていたことも実現可能となる時代となりました。
MS&AD インシュアランス グループでは、 CDO ( Chief Digitalization Officer )が中心的な役割を担って、 「デジ タライゼーション
※1」にグループ全体で取り組み、ビジネス全体の変革につなげていきます。これにより、お客さまが グループ各社との接点の中で体験する価値を向上し、あわせて当社グループの業務生産性を向上することが可能 となります。
目的
顧客体験価値の向上 業務生産性の向上
推進策
業務プロセスの改革 チャネル競争力の高度化 商品・サービスのデジタル対応
推進基盤
データ活用の強化 システムの改革 グループ内カルチャーの醸成
● RPAによる業務プロセス自動化促進
● AIが代理店のお客さま対応をサポート
● デジタル技術活用によるお客さま接点強化
●ウェアラブル端末を活用した健康経営促進型商品・サービスの提供
● テレマティクス技術を活用した自動車保険の発展 など
MS&ADインシュアランス グループ各社 MS Amlin
Digital Tech.
Healthcare Telematics Silicon Valley
Robotics
Data Analytics
※1 「デジタライゼーション」:デジタル技術によるプロセス・サービス等の効率化・利便性向上にとどまらず、当社グループのビジネス全体の変革につなげる取り組み
※2 RPA(Robotic Process Automation):最新のソフトウエア技術を使い、人間が行うPC作業をロボットによって自動化するプロセス
日本 欧州
日本、他
● RPA※2、AI、データ分析等の活用による 業務効率化
● マリン種目のブロックチェーン技術導入 等によるお客さま接点の強化推進
MSIG Holdings (Asia)
ASEAN
● 当社海外事業最大のリテール市場にて
RPA、AI、ブロックチェーン等の技術を活 用して、シームレスなお客さま体験を実現
シリコンバレープロジェクト
米国
● ファンドオブファンズへの出資
● CVC (Corporate Venture Capital)の設立
● MS&ADガレージプログラムの実施
※各取り組みの概要は、「MS&ADの強み『イノ ベーション』」P.24を参照ください。