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2015
年4
月 】5.1
重慶市:「2015
年大気汚染防止重点事業目標任務分担」を公布2015
年4
月7
日、重慶市人民政府弁公庁は「2015
年大気汚染防止重点業務 目標任務分担」の通達を配布した。2015
年の大気汚染防止業務を市環境保護局、市都市と農村建設委員会、市市政委員会、市交通委員会などの多くの部局に割り 公表日:
2015
年4
月7
日情報公表組織:重慶市政府弁公庁 分類:政策公布
キーワード:重慶市、
PM
2.5、飛散粉じん、工業、交通、生活121
振り実施する。この通達の要求では、今年の中心市街地の大気質優良日数を
240
日以上維持し、PM
2.5の年間平均濃度を2013
年比で8
%以上低下させなければ ならない。任務は6
種類50
項目に分割された。大気質目標、飛散粉じん汚染抑 制、工業汚染抑制、交通汚染抑制、生活汚染抑制、監督管理能力強化の6
種類で ある。(一)大気質目標:中心市街地全体の大気質優良日数を
240
日以上、重度汚 染日を18
日未満にし、PM
2.5年間平均濃度を2013
年比で8
%以上下げる。中心 市街地各区の大気質優良日数は全て240
日以上を維持し、重度汚染天気は少な い水準に制御する。(二)飛散粉じん汚染抑制:建設揚じんを規制し、工事現場は「重慶市中心市 街地飛散粉じん汚染防止規則」に従い飛散粉じん抑制の
8
項目強制規定を守り、中心市街地では少なくとも
50
か所の工事現場に飛散粉じんオンライン監視設備 を設置しなければならない。道路飛散粉じんを抑制するため、中心市街地道路の 清掃と洗浄回数を増やす。運輸飛散粉じんを抑制する。堆積場飛散粉じんを抑制 する。緑地帯を増やし、都市緑地を新たに1,000
㎡増やす。(三)工業汚染抑制:重点企業
VOCs
対策:鉄鋼、セメントなど重点業種の 全てでクリーナープロダクション審査を完了し、クリーナープロダクション技 術改良プランの中の40
%の改良を完了する。一群の石炭ボイラーを廃棄し、ク リーンエネルギーを広める。一群の火力発電企業を閉鎖し、市内すべての石炭火 力発電装置の除じん設備のアップグレードを完了する。一群のセメント企業を 閉鎖し、市内すべてのセメント企業の除じん施設のアップグレードと原料貯蔵 場、伝送、輸送飛散粉じん処理を完了する。鉄鋼業の除じん施設建設とアップグ レードを加速する。全市の板ガラスとその製品企業の排ガス除じん施設の建設 と改良を完了する。石炭ボイラーの脱硫、除じん施設建設とアップグレードを実 施する。一群の煉瓦焼成窯を閉鎖し、全市の煉瓦企業の排煙脱硫、除じん施設の 建設と改良を完了する。重点汚染排出企業を閉鎖・移転させる。石炭消費総量を 規制し、老朽生産設備を廃棄する。(四)交通汚染抑制:自動車環境保護定期検査を強化する。目標に従い黄ラベ ル車と老朽車両を廃棄する。市内全域で国家第
4
段階基準の自動車用ガソリン、ディーゼル油を供給し、車用燃料油の品質を向上させる。全市のガソリンスタン ド、石油貯蔵庫、石油タンクローリーのガソリンベーパー回収処理任務を完全達 成する。新車監督管理を強化する。新エネルギー車・船を発展させる。
(五)生活汚染抑制:高汚染燃料使用を禁止する。青空行動実施プランに定め た
390
社以上の飲食業者の油煙対策を完了する。無石炭区域を強化拡大する。茎藁の野焼きを厳禁し、農作物茎藁総合対策を推進する。屋外バーベキューを取 り締まる。花火・爆竹の使用を制限する。既存建物の省エネ改良を奨励し、新築
122
建物には民生用建物省エネ強制基準を厳格に適用する。
(六)監督管理能力を強化する。発生源監視を強化する。大気質予報警報プラ ットフォームを構築し、大気汚染予報警報緊急対応管理メカニズムを改善し、緊 急対応管理措置と汚染排出削減措置を適時に実施し、大気重度汚染気象の発生 を食い止める。行政法規と基準を改善し、「重慶市大気汚染防止条例」立法作業 を加速する。資金投入を増やす。情報公開に力を入れる。目標責任を実施する。
責任追及を強化する。科学技術研究に力を入れ、
PM
2.5、オゾン、揮発性有機化 合物の発生源解析を実施する。出典:重慶市政府ウェブサイト
URL
:http://www.cq.gov.cn/publicinfo/web/views/Show!detail.action?sid=3975700
【
2015
年9
月 】5.2
重慶で大気汚染防止条例制定予定 自動車排ガス検査に要件2015
年9
月23
日、重慶市第四期人民代表大会第二十回会議において、「重慶 市大気汚染防止条例(草案)」の大会での審議を申請した。草案は自動車排ガス 検査問題について規定している。市人民代表大会都市農村建設環境資源保護委員会の張遠林委員の紹介による と、中国環境科学院と重慶市環境科学研究院の中心市街地大気汚染物質
PM
2.5発 生源分析結果は、工業が約20
%、交通が約29
%、飛散粉じんが約22
%、生活が 約16
%、市外からが約5
%、その他が約8
%であった。自動車排ガス検査問題について、草案は関連規定を盛り込んだ。張遠林委員に よると、現在、中心市街地の自動車保有台数は全国の大都市の中では少なく、
2014
年の統計数値は約115
万台であった。同時に、乗用車の汚染物質排出のPM
2.5への寄与率は高くない。予備分析によると、大型バスとトラックが約11
%、乗用車が約
10
%、オフロード車が約5
%、船舶が約3
%であった。重慶市はすで に、黄ラベル車の走行区域制限、走行時間制限の交通管制措置を採っている。し たがって、条例草案では購入制限は規制せず、黄ラベル車の走行制限のみ規定し た。公表日:
2015
年9
月23
日 情報公表組織:網易ニュース 分類:政策・法規命令キーワード:重慶市、大気汚染防止条例、草案、自動車排ガス
123
自動車排ガス検査の問題について、草案は排ガス浄化装置の適正使用、整備、
交換について原則的な規定を置き、自動車整備企業の整備排出基準達成責任を 明確化した。条例は、検査不合格の新車に対して、国家規定年限もしくは走行距 離以内の場合は、製造企業がリコールして修理し、販売企業はそれに協力しなけ ればならないと規定した。
条例はまた、使用過程中の自動車の検査について規定し、自動車が検査に合格 しなければ公安機関交通管理部局は安全技術検査合格ラベルを公布してはなら ないと規定した。
飲食業油煙対策について、張遠林委員は、飲食業油煙は大気中
PM
2.5、オゾン 汚染の重要発生源であり、また市民からの苦情も多いと述べた。草案は、北京と 上海の方策に学び、都市市街地の既存の飲食サービス業者はクリーンエネルギ ーを使用し、高効率油煙浄化装置を設置し、適正使用と基準内排出を維持し、洗 浄・メンテナンス台帳を作らなければならないと規定した。草案はまた、住宅棟、専用煙道を設置していない商業・住宅複合ビル、商業・
住宅複合ビル内の居住フロアと隣接する商業フロアにおいて、油煙、異臭、廃ガ スを発生する飲食サービス、加工サービス、自動車整備などのプロジェクトの新 設・改築・拡張を禁止するとした。既存の飲食サービス、加工サービス、自動車 整備サービスなどのプロジェクトは汚染防止設備を設置し、専用煙道を設け、基 準内排出を行う必要がある。
出典: 網易ニュース