1. 北京市
1.28 北京が二年間の大気汚染対策成績表を公表:PM 2.5 年平均濃度が 1 割近く低下 91
低下
「
2015
年に北京市の大気中の二酸化硫黄、二酸化窒素、粒子状物質、PM
2.5の 濃度は2013
年比でそれぞれ平均49.1
%、10.7
%、6.1
%、9.9
%低下し、大気質 の大幅改善を実現した。」最近、北京市政府が開催した記者会見の席で環境保護 部局は二年間(2014
年、2015
年)の大気汚染対策の成績表を公表した。■
中心市街地は無石炭化をほぼ実現、老朽自動車86.5
万台を廃棄石炭燃焼汚染が北京の
PM
2.5現地発生源の22.4
%を占める。2
年間、石炭の電 気転換、石炭のガス転換などの事業を通じて、北京市の石炭燃焼総量は1,200
万 トン以内に圧縮された。現在、東北ガスコジェネレーション・センターと西北ガ スコジェネレーション・センターがすでに稼働しており、京能、国華、高井石炭 火力発電所はすでに閉鎖された。中心市街地の5.1
万戸の平屋の石炭から電気 への転換は完了し、中心市街地の無石炭化はほぼ実現した。全市の1.3
万蒸気換公表日:
2016
年2
月24
日 情報公表組織:新華ネット 分類:ニュース動向キーワード: 無スモッグ化、黄ラベル車、企業環境保護改造事業、揮発性有 機化合物、汚染排出費徴収
92
算トン石炭ボイラーのクリーンエネルギー改造が完了し、市街地六区から石炭 ボイラーがほぼ一掃された。
現在、北京市の自動車保有量は
561
万台であり、自動車汚染が北京のPM
2.5現地発生源の中で
31.1
%を占める。2
年間、北京は全国に先駆けて増加分の大 型ディーゼル車に対し第V
段階排出基準を適用し、第VI
段階自動車排出基準 草案の作成も完成し、社会に向けて意見募集を開始した。同時に、黄ラベル車、老朽自動車の廃棄を加速し、
2005
年以前に営業登録し た黄ラベル車を全て廃棄し、老朽自動車は86.5
万台を廃棄した。8,800
台余り の国IV
基準以上のディーゼルエンジン路線バスのアップグレード改造を完了す れば、窒素酸化物排出を60
%削減することになる。■
汚染企業718
社を退出させた北京では工業生産排出が全市
PM
2.5現地発生源中の18.1
%を占める。そこで、北京は「北京市新規参入禁止・制限業種目録」と「北京市工業汚染業種・生産技 術の調整退出および設備廃棄目録」を公布実施し、汚染企業
718
社を退出させ た。同時に、北京は石油化学、自動車製造、家具などの業種で企業の環境保護技術 改造事業を実施し、揮発性有機化合物排出を
3.1
万トン削減した。大気主要汚染 物質の汚染排出費徴収基準を15
倍前後高め、大気主要汚染物質の実際の排出濃 度を基準規制値の50
%以下に抑制する企業に対し半額割引を実施し、政策の排 出削減効果が顕著となった。■
発じん汚染排出費徴収政策を開始し、違法汚染排出企業を取り締まる発じん汚染は北京市の
PM
2.5現地発生源の14.3
%を占める。北京市は行政許 可のない混練所を2014
年に34
カ所、2015
年に33
カ所閉鎖し、五環路内のコ ンクリート混練所をほぼ全て閉鎖した。2015
年3
月1
日、北京は工事現場の発じん排出に対して汚染排出費徴収を開 始し、併せて発じん抑制を企業の市場参入条件とし、2015
年には合計33
社の 施工業者の北京での応札を一時停止している。2014
年3
月1
日に「北京市大気汚染防止条例」を実施以降、北京は集中的に「零時行動」、「大気取締ウィーク」、違法汚染排出企業取締・大衆の健康保障、
環境大検査などの特別行動を展開し、違法企業を取り締まるたびに公表した。
2
年間、全市の環境保護系統は大気系環境法令違反行為を3,431
件処罰し7,792.15
万元の過料を科した。基準超過排出車両延べ2.24
万台を処罰し、過料1,020.83
元を科した。■
共同予防管理の效果が現れ始めた環境保護は北京・天津・河北共同発展「
3
つの率先突破」分野の一つである。2015
年、北京・天津・河北3
地区は大気中のPM
2.5、粒子状物質、二酸化硫黄、93
二酸化窒素の濃度が
2013
年比でそれぞれ17.5
%、16.8
%、27.1
%、5.1
%低下 した。大気重汚染日数は著しく減少した。2013
年9
月、北京市が主導して大気汚染防止協力チームを結成し、地域大気 汚染共同予防管理メカニズムを構築し、「北京・天津・河北および周辺地区大気 汚染抑制の強化のための中長期計画」を作り、大気質予報警報協議を行うととも に大気汚染防止情報共有プラットフォームを作成した。北京・天津・河北環境取 締連携メカニズムの構築は、北京・天津・河北共同予防管理による大気汚染対策 への強力な技術サポートとなった。2015
年、北京市はまた河北省廊坊市、保定市と大気汚染防止協力協定(2015
~
2017
年)を結び、大気汚染防止ペア協力メカニズムを構築した。2015
年、北 京市は合計で廊坊と保定に特別資金4.6
億元を提供し、両市の石炭ガス転換、石 炭ボイラー脱硫・脱硝・集じん高度処理プロジェクトに用いられた。出典:新華ネット
URL
:http://news.xinhuanet.com/local/2016-02/24/c_128747509.htm
1.29
北京市が2016
年環境秩序是正五大特別行動を展開2
月25
日、北京市は2016
年市都市管理取締調整指導グループ兼都市管理系 統事業総括配置会を開催した。共産党北京市委員会常務委員、常務副市長の李士 祥が会議に出席して演説し、北京市副市長の張建東が会議の進行役を務めた。会議では、今年の全市環境秩序是正事業が「保三重」と呼ばれる核心機能サー ビス行動、「降三塵」と呼ばれる大気汚染防止電撃行動、「治三乱」と呼ばれる街 頭秩序浄化行動、「厳三査」という市政公用サービスセキュリティーのネットワ ーク組織化行動、「抓三清」市街景観美化行動の
5
大特別行動を展開し、「重点地 区セキュリティー管理長期効果化、その他の地区統治秩序化、都市慢性病攻略の 新たなブレークスルー、住民の満足感増大」の全体目標実現に向けて努力しなけ ればならないと要求した。李士祥は、都市管理事業の新要求、新任務、困難性を見極め、責任感と使命感 を強めなければならず、重点問題のブレークスルーをなしとげ、一般問題をうま く抑制し、都市管理事業の全体的機能を高めるとともに各部局に対する監督検
公表日:
2016
年2
月26
日情報公表組織:中央政府ポータルサイト 分類:政策動向
キーワード:大気汚染防止、地域対策
94
査考課を引き続き強化し、取締監督体系と賞罰制度を改善し、職員研修訓練を強 化し、自らの職務効率を高め、都市管理各種任務措置の実行を確保しなければな らないと要求した。各級政府は、都市管理取締職員に対し強力な支援を提供し、
日常の都市管理と都市取締を有機的に結合するとともに「都市取締体制改革の 徹底推進と都市管理事業改善に関する指導意見」の研究を強化し、体制メカニズ ム改善の上で段階的成果を勝ち取らなければならない。
出典:中央政府ポータルサイト