94
査考課を引き続き強化し、取締監督体系と賞罰制度を改善し、職員研修訓練を強 化し、自らの職務効率を高め、都市管理各種任務措置の実行を確保しなければな らないと要求した。各級政府は、都市管理取締職員に対し強力な支援を提供し、
日常の都市管理と都市取締を有機的に結合するとともに「都市取締体制改革の 徹底推進と都市管理事業改善に関する指導意見」の研究を強化し、体制メカニズ ム改善の上で段階的成果を勝ち取らなければならない。
出典:中央政府ポータルサイト
URL
:http://www.gov.cn/xinwen/2016-02/26/content_5046364.htm
95
「通達」は同時に、市公安交通管理部局が「国
5
基準」に適合する新規軽ガソ リン車および路線バス、清掃車、郵便車用の大型ディーゼル車の登録手続と転入 業務を担当し、かつ天津市排ガス排出基準(国4
もしくは国5
)に適合する新規 の軽ガソリン車および路線バス、清掃車、郵便車用大型ディーゼル車を除く車種 の登録手続を行い、天津市排ガス排出基準に適合しない自動車は登録手続を行 わないとした。「通達」は、各自動車販売組織に「国
5
基準」の要求の確実な実行を求め、「国5
基準」に適合しない自動車を販売したときは、市場監督管理部局が法的責任を 追及するよう要求した。精製油供給企業は「国5
基準」に適合する自動車用燃料 油もしくは代用燃料を提供し、ディーゼル車用尿素供給体系を構築しなければ ならないと要求した。市環境保護局、公安、市場監督管理、工業・情報化、商務、交通運輸、都市景 観・公園、郵政の各関係部局は全て自らの職務分担に従い、厳格に業務を実行し、
確実に「通達」を実施し、自動車排出削減を切り口に天津市の大気環境質を改善 しなければならない。
出典:天津市環境保護局ウェブサイト
URL
:http://www.tjhb.gov.cn/news/comprehensive_news/201506/t20150611_15810.
html
【
2015
年6
月 】2.2
天津市:重点業種揮発性有機化合物排出規制を推進「
2015
年天津市クリーンエア行動計画(改訂版)」の要求に従い、天津は2015
年10
月末より、市内6
社の石油化学、化学工業企業の60
セットの装置の揮発 性有機化合物の漏洩検知・修理を実施する。揮発性有機化合物漏洩検知・修理技術要求、ソフトウェア・インターフェース、
漏洩量計算方法、完了検査などの問題について、天津市は複数の管理規定と技術 ガイドを制定しており、近々公布実施する。
2014
年8
月に天津は全国初の揮発性有機化合物排出規制の地方基準を制定し 公表日:2015
年6
月24
日情報公表組織:中央政府ポータルサイト 分類:政策動向
キーワード:天津市、
VOCs
96
たということである。現在天津では
3
社の石油化学企業が漏洩検知・修理の記 録を作成し始めており、揮発性有機化合物汚染排出費徴収の管理規則は今年後 半には公布される予定である。石油化学業界にとって揮発性有機化合物の漏洩検知・修理を実施することは 大気質の改善になるだけでなく、石油化学企業に多くの利益をもたらす。企業に とって、検知・修理は材料の漏洩を防ぐだけでなく、漏洩による火災、爆発など の産業事故を回避することができる。
このほか、揮発性有機化合物漏洩検知・修理事業の質と量を確保するために、
天津は漏洩検知を実施する第三者検査機関に対して規範化管理を行う。現在天 津市大気汚染防止重点実験室はすでに複数の第三者検査会社と合意し、操作規 定、完了検査基準、費用の統一をベースに、共同で天津市揮発性有機化合物の漏 洩検知・修理業務を行うことになった。
出典:中央政府ポータルサイト
URL
:http://www.gov.cn/xinwen/2015-06/24/content_2883436.html
【
2015
年7
月 】2.3
天津市:「天津市クリーンエア行動の考課と責任追及規則(試行)」天津市環境保護部局によると、天津市は「天津市クリーンエア行動の考課と責 任追及規則(試行)」を作成し、全市の区県の共産党委員会・政府および
15
の市 級担当部局に対して大気汚染防止目標任務達成状況などの考課を行った。「考課規則」は、年次環境大気質改善指標が年次目標に達せず、エコ文明建設 に影響した区県は、市共産党委員会・市政府のリーダーがその共産党委員会・政 府の責任者を喚問すると規定した。考課と責任追及作業は市共産党委員会組織 部、市環境保護局および市級関係部局の担当組織が実施し、定期的に考課結果を 通知する。
区県共産党委員会・政府考課の主な内容は、大気汚染防止とエコ文明建設の組 織指導作業の実施状況、環境大気質総合指数および
PM
2.5とPM
10の濃度改善指 標任務達成状況、大気汚染防止年次任務と重点業務の達成状況、監督管理とネッ トワーク化管理強化状況である。公表日:
2015
年7
月24
日情報公布組織:天津市環境保護科学技術情報センター 分類:政策動向
キーワード:天津市、考課
97
市級担当部局考課の主な内容は、大気汚染防止とエコ文明建設要求完全実施 状況、年次任務、重点業務、エコ文明建設任務の完全達成状況、大気汚染防止監 督管理職務の厳格履行状況、人力、物力、財力保障の実現状況である。
「考課規則」はまた、市級担当部局、各区県以下の各級共産党委員会・政府お よびクリーンエア行動任務を請け負った政府関係部局およびその職員に、国家 と天津市の大気汚染防止関係法令規則違反、職務不履行もしくは職務不完全履 行があった時は、厳しく党紀を執行し問責すると規定した。事実、犯情、結果の 違いに応じ、期限内是正、通告けん責、喚問、追責の
4
種類の責任追及方法があ るということである。出典:天津市環境保護局ウェブサイト
URL
:http://www.tjhb.gov.cn/root16/mechanism_1006/science_and_technology_info rmation_center_for_environmental_protection/201507/t20150724_16421.ht ml
【
2015
年9
月 】2.4
天津市が複数の措置を採って冬季大気汚染対策を強化(
*
環境保護部の情報については、中央政府の政策動向「27.
環境保護部が各地 区に暖房期間大気汚染防止事業を確実に行うよう要求」をご参照ください。)共産党市委員会、市政府からの任務配分により、冬季大気汚染防止業務をさら に強化し、大気質改善目標を円満に達成するために、天津一号プロジェクト指揮 部は、本市冬季大気汚染の特徴と緊急に解決すべき重大問題について「この冬と 来春の大気汚染防止事業の強化に関する緊急通知」を最近配布した。通知では、
2015
年10
月15
日から2016
年3
月31
日までの期間、各区県政府、各関係部 局が既存大気汚染防止措置をベースに確実に取り組むべき8
つの業務、厳格に 実行すべき21
の特別措置を以下のとおり明確に定めた。1.
責任を確実に果たす。この冬と来春の大気汚染防止と重汚染気象対応業務 を行うことの重要性、緊迫性を十分に認識し、各級共産党委員会、政府のリーダ ー同志は、自ら取り組み、全責任を負い、郷鎮、街道大気汚染防止属地管理責任公表日:
2015
年9
月28
日情報公表組織:天津市環境保護局 分類:政策動向
キーワード:大気汚染、石炭燃焼、暖房
98
を強化し、冬季暖房前に大気汚染防止と重汚染気象対応業務の各種任務を実行 していかなければならない。
2.
石炭燃焼汚染対策を確実に行う。石炭燃焼ボイラーの燃料転換を加速し、関連配管網とガス源を手配する。石炭燃焼施設の基準達成排出監督管理を強化 する。炭質監督検査を厳格化し、流通分野の炭質管理を全面的に強化する。散炭 管理を厳格化し、都市生活用散炭の電気転換と農村散炭の優良炭への転換業務 を完了し、低品質散炭を厳しく取り締まる。発電用石炭のクリーン化利用を強化 する。科学的に暖房用ボイラー起動計画を制定し、起動モードを厳格に規制する。
3.
飛散粉じんなどの面源汚染対策を確実に行う。施工飛散粉じんと残土処理 を行い、工事現場で「五つの100
%」飛散粉じん防止要求を厳格に実行し、施工 飛散粉じん汚染排出費を満額徴収し、残土輸送許可、道路輸送許可、汚染処罰を 厳格化する。道路飛散粉じん対策を実施し、非結氷期は湿式作業を堅持し、結氷 期は新型道路清掃車の作用を十分に発揮させる。雑草、茎藁、ごみ野焼き禁止を 徹底し、精緻化管理を全面に拡大する。裸地飛散粉じん管理および花火・爆竹使 用禁止を徹底する。4.
自動車汚染対策を確実に行う。自動車と燃料油基準監督管理を厳格化し、新車環境保護適合性検査を厳格化し、燃料油品質監督検査を全面的に強化する。
大型ディーゼル車とオフロード車に対し全面的な検査と特別取締検査を実施す る。老朽船舶更新と内陸航行船の
LNG
動力転換を重点的に推進し、陸上電源イ ンフラ整備を加速する。重点地域交通を実施する。5.
工業企業排出基準達成を確実に行う。工業汚染対策任務の進捗を全面的に 加速し、化学工業・石油化学工業の生産設備揮発性有機化合物オンライン検査と 修理、鉄鋼企業のばいじん・ダスト逸散排出高度処理任務および重点工業企業脱 硫、除じん、揮発性有機化合物対策任務を達成する。全市の工業企業の環境保護 施設を特別検査し、企業が期限内に環境保護施設修理と薬剤貯蔵業務を完了す るよう督促し、暖房期間の環境保護施設が全て安定的かつ効率的に運転される よう確保する。6.
不利な気象条件対応に確実に取り組む。大気質予報・警報を強化し、日毎、週毎、月毎に全市の環境大気質を分析判定する。