• 検索結果がありません。

避難の実施

ドキュメント内 01:表紙(風水害) (ページ 116-119)

180 45 山崎IC

第4節 避難対策の実施

2 避難の実施

(1) 組織的避難を要する場合

① 火災の延焼拡大により広範囲な区域が危険にさらされるおそれがある場合 ② 大規模な津波の襲来が予想され、又は襲来した場合

③ 地すべり等、大規模な地盤災害が予想され、又は発生した場合

④ 不特定の多数の者が集まる施設、学校、病院、工場等防災上重要な施設において避難を必要とする場合

(2) 避難のための勧告及び指示

① 避難準備(要援護者避難)情報、勧告・指示の基準

ア 市町長は、一般住民に対して避難準備を呼びかけるとともに、要援護者等、特に避難行動に時間を要 する者に対して避難行動を開始することを求める必要があるときは、「避難準備情報」を発令することと する。

イ 市町は、避難勧告等の的確な判断に資するため、気象台との間のホットラインや防災気象情報システ ムの活用等を図ることとする。

ウ 市町長は、土砂災害における避難勧告等の発令に当たっては、土砂災害警戒情報を参考にしつつ、周 辺の渓流・斜面の状況、気象状況、県の補足情報等も合わせて総合的に判断すること。

エ 市町長は、災害が発生し、又は発生するおそれがあり、住民等の生命及び身体を保護するため必要が あるときは、必要と認める地域の住民等に対し避難の勧告をすることとする。また、危険の切迫度及び 避難の状況等により急を要するときは避難の指示をすることとする。

オ 市町長は、要援護者への避難準備情報、避難のための立退きを勧告し、若しくは指示し、又は立退先 を指示したときは、速やかにその旨を知事に報告することとする。

カ 警察官又は海上保安官は、市町長が避難の指示をすることができないと認めるとき又は市町長から要 求のあったときは、住民等に対して避難の指示をすることとする。この場合、警察官又は海上保安官は 直ちに避難の指示をした旨を市町長に通知することとする。

キ 災害派遣を命ぜられた自衛官は、天災等により危険な事態が発生した場合に警察官がその場にいない ときは、その場に居合わせた者に警告を発し、特に急を要する場合は避難をさせることとする。

ク 市町長は、避難勧告等の迅速・的確な判断をするため、洪水、土砂災害等の災害事象の特性、収集でき る情報等を踏まえつつ、避難すべき区域や判断基準や伝達方法を事前に明確にしておくよう努めること とする。

ケ 県は、河川水位情報や土砂災害警戒情報など、市町における避難勧告等の判断に資する情報の迅速、

的確な提供に努めることとする。

第3章 円滑な災害応急活動の展開 第4節 避難対策の実施

三類型の避難勧告等一覧

発令時の状況 住民に求める行動

避難準備(要 援護者避難)

情報

・要援護者等、特に避難行動に時間を要する 者が避難行動を開始しなければならない段 階であり、人的被害の発生する可能性が高 まった状況

・要援護者等、特に避難行動に時間を要する 者は、計画された避難場所への避難行動を 開始(避難支援者は支援行動を開始)

・上記以外の者は、家族等との連絡、非常用 持出品の用意等、避難準備を開始

避難勧告 ・通常の避難行動ができる者が避難行動を開 始しなければならない段階であり、人的被 害の発生する可能性が明らかに高まった状 況

・通常の避難行動ができる者は、計画された 避難場所等への避難行動を開始

避難指示 ・前兆現象の発生や、現在の切迫した状況か ら、人的被害の発生する危険性が非常に高 いと判断された状況

・堤防の隣接地等、地域の特性等から人的被 害の発生する危険性が非常に高いと判断さ れた状況

・人的被害の発生した状況

・避難勧告等の発令後で避難中の住民は確実 な避難行動を直ちに完了

・未だ避難していない対象住民は、直ちに避 難行動に移るとともに、そのいとまがない 場合は生命を守る最低限の行動

〔参考〕避難準備情報、勧告・指示の発令の参考となる情報

○河川等の氾濫・・・・・・・水位の状況(警戒水位、洪水特別警戒水位、危険水位等)、河川の状況、気象状 況等(洪水予報河川、水位周知河川、小河川・水路等で条件が異なる)

○雨水出水・・・・・・・・・・・公共下水道等の排水施設等の水位の状況(雨水出水特別警戒水位)

○土砂災害・・・・・・・・・・・濁流、斜面の状況、降雨指標値、気象状況等

○高潮・・・・・・・・・・・・・・・潮位の状況(警戒潮位、高潮特別警戒水位等)、海岸の状況、気象状況等

(「集中豪雨時等における情報伝達及び高齢者等の避難支援に関する検討報告」ほかより)

② 避難準備情報、勧告・指示の内容

市町長等は、避難準備情報の発令、避難の勧告・指示を行う際、次に掲げる事項を伝達し、避難行動の 迅速化と安全を図ることとする。

ア 避難準備情報、避難の勧告・指示が出された地域名 イ 避難経路及び避難先

ウ 避難時の服装、携行品 エ 避難行動における注意事項

③ 避難準備情報の発令、勧告・指示の伝達方法

ア 市町長は、直ちに、防災行政無線(同報等)、広報車等による広報、サイレンの半鐘、インターネッ ト、携帯電話メール、ファクシミリ等避難の情報伝達手段を活用するとともに、県警察本部、海上保安 本部、自主防災組織等の協力により周知徹底を図ることとする。

イ 市町は、避難準備情報、避難勧告及び避難指示を発令したときは、原則として放送事業者及び県へ速 やかに伝達することとする。また、市町は地域のコミュニティFMやCATV等の活用も図ることとす る。

ウ 市町長は、災害時要援護者への伝達に際しては避難支援計画等を踏まえ、それぞれのニーズに応じた 情報伝達手段を準備するなど、十分な配慮を行うこととする。

エ 市町長は、避難勧告・指示等の伝達にあたっては、事前に例文を作成するなど、住民のとるべき行動

が明確にわかりやすく伝わるよう、努めることとする。

<伝達文例>

□ 避難準備情報

○時○分に○○地区に対して避難準備情報を出しました。○○川が警戒すべき水位にまで増水 しています。溢れるおそれがありますので、お年寄りの方など避難に時間がかかる方は、速やか に○○避難所(指定避難所)へ避難して下さい。

その他の方も避難の準備を始めて下さい。

□ 避難勧告

○時○分に○○地区に対して避難勧告を出しました。○○川が特に警戒すべき水位にまで達して おり、さらに水位の上昇が続いています。溢れるおそれが強くなっていますので、速やかに○○

避難所(指定避難所)へ避難して下さい。

□ 避難指示

○○川は極めて危険な状態です。○○地区の方は直ちに○○避難所(指定避難所)へ避難して 下さい。繰り返します。○○地区の方は、直ちに○○避難所へ避難して下さい。

○時○分に○○地区に対して避難の指示を出しました。○○川の水位の上昇が続いており、極 めて危険な状態です。直ちに○○避難所へ避難して下さい。

(* 万一、避難所まで行けないときは近くの安全な高い建物に避難)

(3) 警戒区域の設定

① 設定の基準(災害全般)

ア 市町長は、災害が発生し又はまさに発生しようとしている場合において、住民等の生命、身体に対す る危険を防止するため特に必要があると認めるときは、警戒区域を設定することとする。

イ 警察官又は海上保安官は、市町長(権限の委任を受けた市町の職員を含む。)が現場に居ないとき、

又は市町長から要請があったときは警戒区域を設定することとする。この場合、警察官又は海上保安官 は、直ちに警戒区域を設定した旨を市町長へ通知することとする。

ウ 災害派遣を命じられた自衛官は、市町長その他その職権を行うことができる者がその場に居ない場合 に限り、警戒区域を設定することとする。この場合、自衛官は直ちに警戒区域を設定した旨を市町長へ 通知することとする。

② 規制の内容及び実施方法

ア 市町長等は、警戒区域を設定したときは、立入制限、禁止又は退去の措置を講じることとする。

イ 市町長等は、住民等の退去の確認を行うとともに、可能な限り防犯・防火のためのパトロールを実施 することとする。

(4) 避難誘導

① 市町は、消防機関、県警察本部、自主防災組織等の協力を得て、組織的な避難誘導に努めるほか、平時 から避難経路の安全性の向上に努めることとする。

② 市町は、あらかじめ名簿や避難支援計画、コミュニティファイル等により災害時要援護者の所在を把握 しておくとともに、避難支援者、自主防災組織等、地域の協力を得て、避難誘導と確認に努めることとす る。

また、市町は、避難時の周囲の状況等により、屋内に留まっていた方が安全な場合等やむを得ないとき は、屋内での待避等の安全確保措置を講ずべきことにも留意することとする。

③ 県民は、あらかじめ自らの地域の避難所と避難経路を把握しておくこととする。

ドキュメント内 01:表紙(風水害) (ページ 116-119)