本剤単独投与試験における年齢別副作用発現率(Grade別)
使用上の注意 8. 適用上の注意
5)1回投与量として1, 000mgを超える場合は、日局生理食塩液で希釈し約150mLとすること。
6)希釈後溶液は静かに混和し、急激な振盪は避けること。
7)本剤は保存剤を含有していないため、希釈後は6時間以内に使用すること。やむを得ず希釈後すぐ に投与開始しない場合は溶液を冷蔵保存(2〜8℃)し、24時間以内に投与開始することが望ましい。
8)本剤の投与前後には日局生理食塩液を用いて点滴ラインを洗浄し、本剤と他の注射剤又は輸液との 混合を避けること。
9)未使用の調製後溶液及び使用後の残液は廃棄すること。
(2)投与時
1)本剤は、インラインフィルター(0. 2又は0. 22ミクロン)を用いて投与すること。
2)本剤は点滴静注用としてのみ用い、急速静注は行わないこと。 (【用法・用量】の項参照)
3)本剤は、60分以上かけて点滴静注すること。ただし、1回投与量として1, 000mgを超える場合は、
90分以上かけて点滴静注すること。
PART Ⅱ.
1回投与量として1,000mg(50mL) を超える場合は、 日局生理食塩液で約150mLに 希釈してください。
急激な振盪は避け、 希釈後溶液は静かに混和してください。
本剤は保存剤を含有していないため、 希釈後は6時間以内に使用してください。やむ を得ず希釈後すぐに投与開始しない場合は溶液を冷蔵保存(2〜8℃) し、24時間
以内に投与開始するようにしてください。
本剤と他の注射剤又は輸液とを混合した場合の有効性及び安全性に関するデータは ありません。本剤の投与前後には日局生理食塩液を用いて点滴ラインを洗浄し、 本剤 と他の注射剤又は輸液との混合を避けてください。
未使用の調製後溶液、 及び使用後の残液は再使用せず、 各医療機関における医療 廃棄物の手順に準じて廃棄してください。
解 説
投与時
本剤は無色の溶液ですが、 本剤の品質特性の一つとして、 バイアル中に半透明〜白色 のたん白性の微粒子をわずかに認めることがあるため、 0.2又は0.22ミクロンのたん白 結合性が低いインラインフィルター (ポリエーテルスルフォン製等) を用いて、 点滴静注 を行ってください。
本剤は点滴静注用としてのみ用い、 急速静注は行わないでください。
本剤は、 60分以上かけて点滴静注してください。ただし、 1回の投与量が1,000mg (50mL)
を超える場合には、 日局生理食塩液で約150mLに希釈し、 90分以上かけて点滴静注 するようにしてください(<用法・用量に関連する使用上の注意>の項参照)。
(2)
1)
2)
3)
5)
6)
7)
8)
9)
解 説
67
9.その他の注意
(1)海外において、化学療法未治療の転移性結腸・直腸癌患者を対象に、多施設共同無作為化非盲検試験 が実施され、オキサリプラチン又はイリノテカン塩酸塩水和物を含む化学療法とベバシズマブの併用 療法に本剤を併用投与したとき、本剤併用群で無増悪生存期間の短縮及び死亡率の増加が認められ、
また、本剤併用群で肺塞栓、感染症(大部分は皮膚障害の合併症)、下痢及び脱水の発現頻度が高く認 められたとの報告がある。
1)1) Hecht JR. et al.: J Clin Oncol., 27: 672, 2009
使用上の注意 9. その他の注意
PART Ⅱ.
化学療法未治療の転移性結腸・直腸癌患者1,053例を対象に、 多施設共同無作為 化非盲検試験を実施し、 オキサリプラチン又はイリノテカン塩酸塩水和物を含む化学 療法とベバシズマブの併用療法に、 本剤を併用投与したときの安全性及び有効性を 検討しました。
患者はオキサリプラチン又はイリノテカンを含む化学療法とベバシズマブの併用療法 に本剤(6mg/kg、 2週に1回投与)の併用を行った群(下図①群と③群)、 本剤の併 用を行わなかった群(下図②群と④群) に無作為に割り付けられ、 主要評価項目を、
オキサリプラチンを含む化学療法群の無増悪生存期間としました。
オキサリプラチンを含む化学療法群の中間解析(812例) により、 オキサリプラチンを含 む化学療法とベバシズマブの併用療法群(上図②群) に対し、 本剤併用群(上図①群)
では有効性の悪化が認められたため、 本剤の使用を中断することとなりました。
最終解析の結果、 無増悪生存期間の中央値は本剤併用群(上図①群)で10.0ヵ月 であったのに対し、 本剤を併用しなかった群(上図②群) で11.4ヵ月 〔ハザード比(HR) : 1.27、 95%信頼区間(CI) :1.06〜1.52〕、 全生存期間の中央値は本剤併用群(上図
①群) で19.4ヵ月であったのに対し、 本剤を併用しなかった群 (上図②群) で24.5ヵ月 〔HR:
1.43、 95%CI:1.11〜1.83〕でした。
さらに、 Grade 3及び4の副作用の発現頻度についても、 オキサリプラチンを含む化学 療法群で本剤併用群(上図①群) と本剤を併用しなかった群(上図②群) で比較す ると、 皮膚障害(36%対1%)、 下痢(24%対13%)、 脱水(18%対6%)、 感染症(19%対 10%)、 肺塞栓症(6%対4%) など、 本剤併用群(上図①群) でGrade 3及び4の副作 用の発現頻度が高いことが明らかになりました。
また、 イリノテカン塩酸塩水和物を含む化学療法群でも同様に、 本剤を併用しなかった 群(上図④群) に対し、 本剤併用群(上図③群) では有効性においてベネフィットは得 られず、 Grade 3及び4の副作用の発現頻度の上昇が認められました。
以上のことから、 オキサリプラチン又はイリノテカン塩酸塩水和物を含む化学療法とベ バシズマブの併用療法に、 本剤を併用投与することは避けるようにしてください。
対象患者 N=1,053
オキサリプラチンを含む 化学療法群
(N=823)
イリノテカンを含む 化学療法群
(N=230)
①本剤+ベバシズマブ+
オキサリプラチンを含む 化学療法群に無作為に割付
(N=413)
②ベバシズマブ+
オキサリプラチン含む 化学療法群に無作為に割付
(N=410)
③本剤+ベバシズマブ+
イリノテカンを含む 化学療法群に無作為に割付
(N=115)
④ベバシズマブ+
イリノテカンを含む 化学療法群に無作為に割付
(N=115)
解 説
69
(1)
(2)海外において本剤に対する中和抗体の産生が報告されている。
PART Ⅱ.
ドキュメント内
KRAS KRAS
(ページ 68-72)