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遥かなるネパールの棚田

ドキュメント内 08flN1„”“ƒ†E…O…›…r…A.QX (ページ 80-83)

昭和伊南総合病院 

院長

千葉 茂俊

写真撮影:林 光洋氏(駒ヶ根市総務部企画財政課)。林氏が独立行政法人国際協力機構ネパー ル事務所に出向されていた時に撮られた写真をご提供いただきました。

日本病院会雑誌 《2008年1月号》 81(81)

 稲の束を地面に叩きつけて脱穀している姿 もあった。手作業の稲刈りの風景は,自分の 小学生の頃の田舎の稲刈りの様子を思い起こ させてくれた。稲穂の国,日本の懐かしい原 風景である。

 日本の晩秋の時期,ネパール国ヒマラヤの 地は,乾期となり,晴天が続くことになる。

アンナプルナ山麓の登山口フェディー村から,

アンナプルナ山容景観を眺めながらトレッキ ングの地ダンプス村に向かった。登山口から 直ぐに急な坂となる。山道には,不揃いの石 が丁寧に隙間なく敷き詰められている個所が 多い。この比較的小さい石敷きの道は,私の 様な年配者にとってかなりきつい。特に,下 りに膝にかかる負担はやけに重い。

 登山の途中に現れる棚田は,かなり小さい ものもある。多分,一坪に満たないものまで ある。あぜの傍らに積み上げられた大小の石 は,棚田の流失防止には絶対的に必要なもの なのだろうが,作る手間と時間を考えると唖 然となってしまう。山腹の土地を,とことん 利用し,全く無駄をなくすと,このような形 になるのだろう。

 トレッキングの途中で,後を振り返って向 かいの山腹を見ると,見事な棚田が山の上に まで伸びている。棚田の中にポツンポツンと農家が ある。とても,日本で眺めるような優雅な棚田では ない。もっとも日本の棚田の荒廃は,年々進んでい て,美しい棚田をみることは難しくなっている。

 見上げる山々の頂上近くまで耕されている。「耕

して天頂に至る」景色とは,ネパールの棚田にこそ 相応しい。一つひとつ手作業で作られた独特の造形 美とも言えるだろう。その棚田は,稲が主であるが,

粟やトウモロコシもある。

 日本に帰ってきて,遥かに遠い八千メートルを超 す白い山々の姿と晩秋の棚田をダブらせて,

思い出している。ネパールでは,雨期を迎え る直前に,棚田に新しい苗が手植えされ,

若々しい緑に覆われることになる。水面に映 える新緑の棚田とヒマラヤの山系を想像して みる。多分,その季節に,棚田を作るのが難 しい斜面には,シャクナゲの大群落が真っ赤 な花を咲かせ始めることだろう。

 今度,ネパールに出かける機会があるのな ら,私は,初夏と決めている。花の季節に訪 れたいと思っているからでもあるが,ヒマラ ヤの前景としての,緑あふれる棚田の姿を見 てみたいからである。

寄 

稿

《2008 年1 月号》83 (83) 日本病院会雑誌

いよいよナポリからポンペイへと向かいます。ナ ポリの中央駅から

Ferrovia Circumvesuviana(周遊鉄

道)に乗り,Villa dei Misteri(秘儀荘)駅で下車し,

200mばかり歩くとポンペイ遺跡のマリーナ門に達 しますが,その途中,ナポリから11

km,15分の所

にあるエルコラーノ駅(Portico Ercolano)で途中下 車して,エルコラーノ遺跡も見てみましょう。なお

ヴェスーヴィオ火山へ登るのもここからです(バス 40分,徒歩15分で山頂)(図1)。

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