2 章
2.4 運用管理機能
本装置は下記の運用管理機能をサポートしています。
(1) DNSクライアント機能
本装置のpingやtelnetコマンドなどのアプリケーションがDNSサーバに問い合わせし
て名前解決をおこなう機能です。本装置に登録できるDNSサーバは2台です。
(2) SNTPクライアント機能
本装置の時刻をNTPサーバの時刻に同期させる機能です。
本装置に登録できるNTPサーバ数は2台です。
(3) スタティックルーティング機能
ネットワーク経路情報をスタティックルーティングで管理します。本装置には最大 99 個 のスタティックルーティングが登録できます。
(4) SNMPエージェント機能
SNMPエージェント機能を使用し、外部から本装置の死活監視を行うことができます。本 装置はSNMP Version1/Version2cをサポートしています。
SNMPエージェント機能を有効にすれば、外部のSNMPサーバからのMIBアクセスに応 答します。SNMPサーバからVersion1形式のGet要求を受信した場合はVersion1で、
Version2c形式のGet要求を受信した場合はVersion2cで応答します。
本装置に登録できるSNMPサーバは最大4台です。
また、トラップもVersion1/Version2の両方に対応しており、最大4つのトラップ送信先 を本装置に登録できます。サポートしているトラップは下表のとおりです。
トラップ 説 明
Coldstart Trap 本装置が起動したときに送出するトラップです。
本装置の工場出荷時はColdstart TrapがONに設定されています。
Link Trap
LANポートがLink Up/Downした時に送出するトラップです。LANポートが Link UpするとLink Upトラップを送出します。LANポートが Link Down するとLink Downトラップを送出します。
本装置の工場出荷時はLink TrapがONに設定されています。
Authentication Failure Trap
認証違反が発生したとき(許可していない SNMP サーバや不正なコミュニ ティからSNMP要求を受けた場合)に送出するトラップです。
本装置の工場出荷時はAuthentication Failure TrapがONに設定されて います。
Serial DSR Trap
シリアルポートのDSR信号がUp/Downした時に送出するトラップです。シ リアルポートのDSR信号のONを本装置が検出するとDSR ONトラップを、
DSR信号のOFFを本装置が検出するとDSR OFFトラップを送出します。
本装置の工場出荷時はすべてのシリアルポートのSerial DSR TrapがOFF に設定されています。
Power Trap 電源がON/OFFした時に送出するトラップです。
本装置の工場出荷時はPower TrapがONに設定されています。
Bonding Active Switch Trap
ボンディング機能利用時、アクティブなスレーブインターフェイスの切り 替えが発生した時に送信するトラップです。
本装置の工場出荷時はBonding Active Switch TrapがONに設定されてい ます。
2章 機 能
(5) SYSLOGクライアント機能
SYSLOGメッセージを外部SYSLOGサーバに送信することができます。
本装置は、本装置が出力するSYSLOGとポートログを、SYSLOGサーバに送信すること ができます。
本装置が出力するSYSLOGとポートログは、同じSYSLOGサーバに送信されます。
本装置に登録できるSYSLOGサーバの最大数は2台です。
SYSLOG機能 説 明
プロトコル RFC3164に準拠
SYSLOGファシリティ ファシリティはLocal0~Local7をサポートしています。
デフォルトはLocal1です。
ポートログファシリティ ファシリティはLocal0~Local7をサポートしています。
デフォルトはLocal0です。
(6) Telnet/SSHサーバ機能
Telnet/SSHサーバは、TelnetやSSHクライアントの要求を受けるサーバです。リモート
ネットワークから本装置のメンテナンスを行うことができます。
本装置のTelnet/SSH サーバにアクセスできる最大セッション数はTelnet/SSHをあわせ
て5セッションです。
(7) FTP/SFTPサーバ機能
FTPサーバは、本装置のシステムソフトウェアファイルやスタートアップファイル、ポー トログを、ネットワーク上のFTPクライアントから送受信するためのサーバです。
またFTP同様にSFTPを使った暗号化ファイル転送も可能です。
本装置のFTP/SFTPサーバにアクセスできる最大セッション数は1セッションです。
(8) FTP/TFTPクライアント機能
スタートアップファイルやポートログファイルを FTP/TFTP サーバに送信したり、
FTP/TFTP サーバからスタートアップファイルやシステムソフトウェアファイルを取得
する機能です。
(9) バージョンアップ/バージョンダウン機能
本装置は、FTP/TFTP クライアントもしくは FTP/SFTP サーバを使ってシステムソフト ウェアファイルを本装置に送付することにより、システムソフトウェアのバージョンアッ プやバージョンダウンを行うことができます。
本装置のバージョンアップ/バージョンダウンの方法は、「5章 管理と保守」を参照してく ださい。
(11) 自動復帰機能
万一、本装置内部に障害が発生した場合でも、ウォッチドッグタイマによりこれらの障害 を監視し、自動的にリブートする機能です。
(12) 温度センサ機能
温度センサで装置内部の温度を計測する機能です。
(13) タイムゾーン機能
本装置が所属するタイムゾーンを設定する機能です。
(14) ボンディング機能
2つのLANポートを仮想の1ポートとして動作させる機能です。
送受信用に使用するポートをアクティブポート、待機ポートをバックアップポートと呼び ます。バックアップポートから受信したパケットは装置内部で廃棄されます。
ボンディング機能を有効にすると、bond1という仮想ポートができ、その仮想ポートに実
ポートのeth1/eth2が所属します。仮想ポートをマスターインターフェイス、所属する物
理ポートをスレーブインターフェイスと呼びます。
ボンディング機能が有効な場合は、IP アドレスは実ポートの eth1/eth2 ではなく bond1 に設定します。
図 2-22 ボンディング機能
eth1 (Active)
eth2 (Backup)
IP
bond1
Master I/F
LAN1障害
eth1 (Backup)
eth2 (Active)
IP
bond1
Slave I/F
LAN1 LAN2 LAN1 LAN2
2章 機 能
ボンディング機能の仕様を下表に記載します。
ボンディング機能 説 明
冗長方式 フォールトトレランス(Active-Backup)方式
2つのLANポートが正常にリンクアップしていても、使用す るのはアクティブポートの1ポートのみです。
ボンディング機能起動時は原則eth1が選択されます。
切替方法 下記の2方式をサポートしています。
・リンク障害検出による自動切替
・コマンドによる手動切替 切り戻しは自動で行いません。
切替時の動作 アクティブポート切替時にGARPを送出します。
ボンディング機能の通信はeth1のMACアドレスが使用され ます。LAN1ポートのリンクダウン時、LAN2ポートに送出さ れるGARPのソースアドレスもeth1のMACアドレスです。
リンクアップ待機時間 バックアップポートのリンクアップ検出時、使用可能な状態と なるまでの待機時間です。
1~60秒で設定が可能です。
デフォルトはOFF(待機時間なし)です。