3 章
3.2 セットアップ手順
3章 設定の流れ
3.2.1 ログイン/ログアウト
CONSOLE ポートに接続した装置管理端末またはネットワーク上のクライアント端末か
ら本装置にログイン/ログアウトする方法を説明します。
(1) ログイン可能なユーザ
工場出荷時に本装置にログインできるユーザには、一般ユーザ「somebody」と装置管理 ユーザ「root」が登録されています。なお、両ユーザのパスワードは設定されていません。
ユーザ名 グループ名 分類 備 考
root root 装置管理ユーザ 工場出荷時に登録されています。(パスワー
ドは未設定)
装置の設定やメンテナンスのコマンドが実 行できます。
本ユーザは削除できません。
somebody normal 一般ユーザ 工場出荷時に登録されています。(パスワー
ドは未設定)
接続性を確認するpingコマンドなどを実行 することができます。
(2) CONSOLEポートに接続した装置管理端末からログインする場合
本装置を起動すると装置管理端末にプロンプト「login: 」が表示されますので、本装置に 登録されている一般ユーザまたは装置管理ユーザのユーザ名とパスワードを入力してロ グインします(工場出荷時の一般ユーザ「somebody」および装置管理ユーザ「root」にパ スワードは設定されていません)。
・一般ユーザ「somebody」でログインする場合 NS-2250 login: somebody↵
Password: ↵ (c)NS-2250>
・装置管理ユーザ「root」でログインする場合 NS-2250 login: root↵
Password: ↵ (c)NS-2250#
プロンプトの末尾の文字はログインユーザの違いにより、一般ユーザの場合は「>」、装 置管理ユーザの場合は「#」のように変わります。
(3) ネットワーク上のクライアント端末からログインする場合
ネ ッ ト ワ ー ク 上 の ク ラ イ ア ン ト 端 末 か ら 本 装 置 ( 工 場 出 荷 時 の IP ア ド レ ス
「192.168.0.1」)に Telnet接続すると、プロンプト「login: 」が表示されますので、本 装置に登録されている一般ユーザのユーザ名とパスワードを入力してログインします。
装置管理ユーザはネットワーク上の Telnet クライアントから直接ログインできません。
一般ユーザでログインした後、装置管理ユーザに移行してください。
3章 設定の流れ
$ telnet 192.168.0.1↵
login: somebody↵
Password: ↵ (0)NS-2250>
プロンプトの先頭の文字は接続ポートの違いにより、CONSOLEポートの装置管理端末か らログインした場合は「(c)」、ネットワーク上の Telnet クライアントからログインした 場合は「(0)」のように変わります。
ネットワーク上の Telnet クライアントからログインした場合のプロンプトの番号は、接 続の度に0から順に空いている番号が割り付けられます。
(4) 一般ユーザから装置管理ユーザに移行する場合
一般ユーザから装置管理ユーザに移行するには、suコマンドを実行し、装置管理ユーザの パスワードを入力します(工場出荷時の装置管理ユーザ「root」にパスワードは設定され ていません)。
(c)NS-2250> su↵
Password: ↵ (c)NS-2250#
(5) ログアウトの方法
ログアウトするには、logoutコマンドまたはexitコマンドを実行します。また、suコマ ンドで移行した装置管理ユーザから一般ユーザに戻る場合も、logoutコマンドまたはexit コマンドを実行します。
CONSOLEポートの端末からログアウトすると、プロンプト「NS-2250 login: 」が表示
されてログイン待ちになります。ネットワーク上の Telnet クライアントからログアウト すると、クライアント端末のプロンプトに戻ります。
CONSOLEポートの端末からログアウトした場合
(c)NS-2250> logout↵ (exitコマンドも同様)
NS-2250 login:
ネットワーク上のTelnetクライアントからログアウトした場合 (0)NS-2250> logout↵ (または、exitコマンド)
$ (プロンプトは、クライアント端末によって異なります)
3.2.2 CLIの使用方法
本装置のCLIの使用方法を以下に示します。
(1) コマンドライン編集機能
CLIのコマンドライン編集機能を下表に記載します。
編集キー 動 作
[Backspace]
[Ctrl]+[H] カーソルの直前の1文字を消去します。
[Delete]
[Ctrl]+[D] カーソルの場所の文字を消去します。
[←] (左矢印)
[Ctrl]+[B] カーソルを1文字左に移動します。
[→] (右矢印)
[Ctrl]+[F] カーソルを1文字右に移動します。
[Ctrl]+[A] カーソルをコマンドラインの先頭に移動します。
[Ctrl]+[E] カーソルをコマンドラインの最後に移動します。
[Ctrl]+[U] 全ての文字を消去します。
[Ctrl]+[K] カーソル以降の文字列を消去します。
[Ctrl]+[R] 全ての文字を再表示します。
[Ctrl]+[W] カーソル直前の文字を削除します。
(2) ヒストリ機能
CLIのヒストリ機能を下表に記載します。
編集キー 動 作
[↑] (上矢印) [Ctrl]+[P]
記録されている前のコマンドを表示します。
[↓] (下矢印) [Ctrl]+[N]
記録されている後のコマンドを表示します。
(3) 構文ヘルプ機能/補完機能
CLIの構文ヘルプ機能/補完機能を下表に記載します。
編集キー 動 作
[Tab] 入力可能なコマンドの候補を表示します(解説なし)
[?] 入力可能なコマンドの候補を表示します(解説あり)
[Ctrl]+[I] 入力可能なコマンドの候補を表示します(解説なし)
3章 設定の流れ
(4) コマンド省略機能
入力した一部の文字からコマンドやキーワードの候補が1つに定まる場合は、それ以降の 文字を省略することができます。
例えば、コンソールログを表示するshow log consoleコマンドは、「sh log con」と省略 することができます。
(c)NS-2250# show log console↵
Oct 6 12:37:12 port_logd: <TTY1> started Oct 6 12:37:12 port_logd: <TTY2> started Oct 6 12:37:14 port_logd: <TTY3> started Oct 6 12:37:14 port_logd: <TTY4> started Oct 6 12:37:14 port_logd: <TTY5> started (c)NS-2250# sh log con↵
Oct 6 12:37:12 port_logd: <TTY1> started Oct 6 12:37:12 port_logd: <TTY2> started Oct 6 12:37:14 port_logd: <TTY3> started Oct 6 12:37:14 port_logd: <TTY4> started Oct 6 12:37:14 port_logd: <TTY5> started
3.2.3 設定コマンド群の流し込み
本装置では、予めテキストファイル等で作成した設定コマンド群をコピー&ペースト(設 定コマンド群の流し込み)し、本装置の設定を行うことも可能です。本機能を利用するこ とにより、コマンドの入力ミスを最小限に抑えることができ、本装置の設定作業が効率的 に行えます。
本機能を利用する場合は、設定コマンド群を流し込む前にterminal editing disableコマ ンドを実行して、行編集を無効に設定してください。流し込みが完了したら、terminal
editing enableコマンドを実行して、行編集を有効に設定してください。行編集が無効に
設定されている間は、コマンドライン上でカーソルキーの移動や文字の挿入が行えません ので、注意してください。
create ip host term01 192.168.0.101 流し込むコマンド群
create ip host term02 192.168.0.102
(c)NS-2250# show ip host↵
IPaddress Hostname Port --- (c)NS-2250# terminal editing disable↵
(↓コマンド群の流し込み)
(c)NS-2250# create ip host term01 192.168.0.101 (c)NS-2250# create ip host term09 192.168.0.109 (c)NS-2250# terminal editing enable↵
(c)NS-2250# show ip host↵
IPaddress Hostname Port --- term01 192.168.0.101 - term02 192.168.0.102 -
設定ファイルをFTP/SFTPでファイル転送する方法も本装置はサポートしています。
詳細は「5章 管理と保守」を参照してください。
注意 CONSOLEポートの端末に設定コマンド群の流し込みを行う場合は、ターミナル
ソフトの送信ディレイを1行あたり1秒程度に設定してください。
注意 Telnetクライアントなどを利用する場合は、teraterm等の送信ディレイが設
定できるアプリケーションを利用すると便利です。このような機能を搭載し
ていない Telnet クライアントで設定コマンド群の流し込みを行う場合は、1
行送信毎に本装置のプロンプト文字列を待つマクロなどを用意してください。
注意 NS-2240の設定を移行する場合は注意点があります。詳細は「付録E NS-2240
からの設定移行時の注意点」を参照してください。
3章 設定の流れ
3.2.4 設定の読み込みと保存
スタートアップファイルはUSBメモリと装置内部に各4ファイルあります。
本装置が起動するときにスタートアップファイルの内容がランニングコンフィグとして 読み込まれ、本装置の設定として扱われます。
USBメモリが挿入されている場合は、USBメモリのデフォルトのスタートアップファイ ルがランニングコンフィグとして読み込まれます。
USBメモリが挿入されていない場合は、本装置内部に保存されているデフォルトのスター トアップファイルがランニングコンフィグとして読み込まれます。
アクセス時(STATUS4ランプ点灯中)を除き、USBメモリは挿抜が可能です。
工場出荷時のデフォルトのスタートアップファイルは、startup1ファイルです。
起動時に読み込まれるスタートアップファイルは、default startupコマンドを実行して変 更することができます。
設定コマンド
ランニングコンフィグ 内部メモリ(RAM)
writeコマンド
設定
startup1ファイル startup2ファイル startup3ファイル
startup4ファイル
起動
オペレーション モード
書き込む スタートアップ ファイルを指定
装置内部
USBメモリ
起動コンフィグは、
default startupコマンドで startup1ファイル 設定変更
startup2ファイル startup3ファイル startup4ファイル
図 3-6 設定の保存
本装置のコンフィグを設定すると、ランニングコンフィグに設定が反映されます。
ランニングコンフィグは内部メモリ(RAM)上で管理されており、本装置を再起動すると
(c)NS-2250# write
Do you really want to write internal & external startup1 [y/n] ? y write external startup1
...writing write internal startup1 ...writing (c)NS-2250#
(2) USBメモリのstartup2ファイルに設定を保存する場合
writeコマンドのパラメータに「startup 2 external」を指定して実行します。
(c)NS-2250# write startup 2 external↵
Do you really want to write external startup2 [y/n] ? y ...writing
(c)NS-2250#
(3) 装置内部のstartup2ファイルに設定を保存する場合
writeコマンドのパラメータに「startup 2 internal」を指定して実行します。
(c)NS-2250# write startup 2 internal↵
Do you really want to write internal startup2 [y/n] ? y↵
...writing (c)NS-2250#
3章 設定の流れ
3.2.5 再起動
本装置を再起動するには、rebootコマンドを実行します。
(1) 通常の再起動(特にオプションを指定しない場合)
rebootコマンドをオプション無しで実行すると、現在起動しているスタートアップファイ
ル/システムソフトウェア(main/backup)で再起動します。
(c)NS-2250# reboot↵
Do you really want to reboot with main system and startup1 [y/n] y↵
(2) USBメモリのstartup2ファイルの設定を読み込んで再起動する場合
rebootコマンドのパラメータに「startup 2 external」を指定して実行します。
(c)NS-2250# reboot startup 2 external↵
Do you really want to reboot with main system and external startup2 [y/n] y↵
(3) 装置内部のstartup2ファイルの設定を読み込んで再起動する場合
rebootコマンドのパラメータに「startup 2 internal」を指定して実行します。装置内部の
startup2ファイルに保存されている設定内容で本装置を再起動します。
(c)NS-2250# reboot startup 2 internal↵
Do you really want to reboot with main system and internal startup2 [y/n] y↵