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通信の応用分野のプロトコル方式( 1  )

ドキュメント内 ネットワークシステムにおける基本方式 (ページ 68-76)

6 .   1 序 言

(1)研究の経緯

この章と次の章の2つの方式は,ソフトウェアオンライン流通システムの 研究実用化「文献(1)Jを行っていた時に立案したものである。この章で述 べる方式は,遠隔地にある複数のパソコン等のディスプレイに同一画面を表示 するのに好適な通信方式に関するものである。具体的には,複数のパ、ノコン上 で同一アプリケーションプログラム (AP)を走行させ同一画面を表示させる

ものである。

従来,複数の端末等に同一画面を表示出力するシステムとして,いわゆる 電子黒板システムが知られている。しかし,従来のこの種の方式は,各端末上 にプログラムを作成して任意の複雑な図形を表示できる形式になっておらず,

表示されるものが手書き図形や文章等に限定され,しかも,それらを単に表示 するとか,指定した部分を消去する等の簡単な機能に限定されていた。

(2)情報通信方式の目的

本方式の目的はマイクロコンビュータシステム等からなる複数の端末に複 雑な同一画面を表示させることを可能にすることにある。

(3)本方式の理論的背景

本方式では複数のコンビュータシステムを接続装置に接続し,任意のシス

Q υ  

Fh

d 

テムの入力装置から入力された情報を接続装置に送り,その接続装置で所定の 論理演算を行った後,その論理演算結果を各システムに送り返す。これにより,

各システムでは他の任意のシステムからの入力をあたかも自入力装置から入力 されたと見なし,走行する同一プログラムの内容に応じ複雑な同一画面も複数 のパ、ノコンの画面上に表示できるようにした。

6 .   2  本方式の基本構成と基本動作「文献( 2)  J 

本方式は複数のコンビュータシステムとそれらを接続する接続装置とから なり,任意のコンビュータシステムの入力装置から入力される情報を前記接続 装置に送り,その接続装置で所定の論理演算を行った後,その論理演算結果を その接続装置より各コンビュータシステムに送り返すことにより,各コンビュ ータシステムで同ーの内容を通信し合うことを特徴とする。

6 .   3  本方式の詳細な説明

図6. 1は本方式の一実施例の全体フーロック図を示す。図6. 1において,

1はマイクロコンビュータシステムの中心となる制御処理部, 2はディスプレ イ等の出力装置, 3はフロッピー・ディスク等の外部記憶装置, 4はキーボー ド等の入力装置, 5と6はスイッチ回路である。制御処理部1と入力装置4は スイッチ回路5,6を介して入出力制御部10に接続される。この入出力制御 部10までがlつのマイクロコンビュータシステムを構成し,インタフェース 線7,8を介して接続装置9と接続されている。この接続装置9には,同様に

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他のマイクロコンビュータシステムが接続されている。

以下で,図6. 1の動作を説明する。まず,スイッチ5. 6を点線の矢印 (これはマイクロコンビュータモードと呼ぶ)のように動作させて,適当な図 形等を作成するプログラムを入力装置4より入力し,線11.スイッチ5.線 1 3.スイッチ6.線15.を介して制御処理部1に与え,フロッピー・ディ スク等の外部記憶装置3に登録する。他のマイクロコンビュータシステムにつ いても同様である。次に,スイッチ5. 6を実線の矢印(これを通信モードと 呼ぷ)のように動作させた後.各マイクロコンビュータシステムにおいて同一 プログラムを走行させる。

プログ ラムの定行中,情報の入力が要求されると,そのマイクロコンビュ ータシステムの入力装置4より情報を入力されるのを待つ。この待ち状態のと きに入力された情報はスイッチ5.インタフェース線12を介して入出力制御 部10に与えられ,その入出力制御部10の制御下でインタフェース線7を介 して接続装置9に通知される。接続装置 9では,入力情報に対して所定の論理 演算を行い,結果をインタフェース線8経由で入出力制御部10に送り返して 来る。入出力制御部10では,この接続装置9から受け取る情報をあたかも入 力装置4から直接受け取ったと同様にしてインタフェース線14.スイッチ6. 線15を経由で制御処理部1に通知する。同様にして,接続装置9は上記論理 演算結果を他のコンビュータシステムに伝送する。各マイクロコンビュータシ ステムの制御処理部1では同ーのプログラムを走行させている。したがって,

入出力制御部10から情報を受け取ることにより,同一環境で適当に外部記憶 装置3と情報の読み書きを行い,処理結果である同一内容をディスプレイ等の 出力装置2に出力する。

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もっとも簡単な例として,接続装置9の論理演算を論理和とし情報は任意 のマイクロコンビュータシステムの入力装置から入力されるものとするとその 入力装置からの入力情報の指示通りにマイクロコンビュータシステム上でプロ グラムが走行することにより,各システムの出力装置2には複雑な図形等も同 様に出力されることになる。

図6. 2は図6. 1における制御部1.入力装置4.スイッチ回路5. 6  及び入出力制御部10の相互接続関係を詳細化したものである。図6. 2にお いて,制御部1はマイクロプロセッサ17. ROM18. RAMl 9.入出力 インタフェース20等で構成され,各部はデータバス21.アドレスパス22 で相互接続されている。入出力制御部10はマイクロプロセッサ23. ROM 

24.  RAM25.並列入出力インタフェース26.直列入出力インターフェ ース29及びモデム30等で構成され,モデム30を除く各部はデータバス2

7.アドレスパス28で相互接続されている。 16はスイッチ回路5. 6の動 作をマイクロコンビュータモード/通信モードに切り換えるモード指示線で,

例えばシステムコンソールから来ている。

モード指示線16がマイクロコンビュータモードを指示している場合,入 力装置4はスイッチ5. 6を介して情報処理部1と接続され,入力装置4から の入力情報が直接制御処理部lに取り込まれ処理される。一方,モード指示掠 1 6が通信モードを指示している場合,入力装置4はスイッチ5を介して入出 力制御部10と接続され,入出力制御部10はスイッチ6を介して制御処理部 1と接続される。この場合,入力装置4からの入力情報はスイッチ5を介して 入出力制御部10の並列入出力インタフェース26に入り,その入出力制御部 1 0で所定の出力制御を受けた後,直列入出力インタフェース29よりシリア

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ルに出力され,モデム30を介しインタフェース線7経由で図6. 1の接続装 置9に送出される。接続装置9からの情報はインタフェース線8,モデム30経

由で直列入出力インタフェース29に入力され,入出力制御部10で所定の入 力制御を受けた後,並列入出力インタフェース26よりスイッチ回路6を介し て制御処理部lに与えられる。

以上,実施例では複数のマイクロコンビュータシステムが接続装置に接続 されるものとしたが,一般にはコンビュータシステムを接続しても同様である。

以上説明したように,本方式によれば,入力装置からの各種入力に従って 外部記憶装置と適当に情報の読み書きを行い.処理結果を出力装置に出力する 複数のコンビュータシステムを同一環境で動かすことができるため,複雑な図 面等でも各システムで処理し,各システムにおいて同一内容を表示することが 可能となり,遠隔地聞の会議,教育あるいは資料説明等に有効である。

6 .   4  図面の簡単な説明

図6. 1は本方式の一実施例の全体構成図,図6. 2は図6. 1における 制御処理部,入力装置,スイッチ回路,入出力制御部の相互接続関係を示す図 である。また, 1は制御処理部, 2は出力装置, 3は外部記憶装置 4は入力 装置, 5, 6はスイッチ回路, 9は接続装置, 1 0は入出力制御部である。

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8  接 続 装

7

図6. 1 本 方 式 の 一 実 施 例 の 全 体 構 成 図

‑64

1 6  1 3 

ス イ 並 列 入 出 力

イ ン タ ー フ ェース

2 6  1 4 

ツチ

2 0 

R A M  

入 出 力 装 置 2 5 

1 9 

R O M   R O M  

1 8  24 

2 8¥ 

マ イ ク ロ プロセッ

L ̲ ̲  

23 

一 一 1

ρ I r ‑ ‑ ‑ ‑ ‑

一 一 一

2 7  2 1  2 2 

』 一 一

‑2

一 一 一 一 一 一

ブ ロ ッ ク 聞 の 相 互 接 続 関 連 図

FU  

FO

 

図 6̲

6 .   5

結 言

ネットワークシステムの応用として会議システムがあるが,会議システム で重要な機能は同一画面を同時に表示することである。

本章で述べた情報通信方式はパソコン上に同一アプリケーションプログラ ム (AP)を走行させることにより,複雑な同一画面も遠隔地のパソコン上に 表示することを可能とするものである。

具体的には,すべてのパソコンの入力装置と本体との聞に共通する接続装 置を接続し,この接続装置により任意の入力装置からの入力をすべてのパソコ ン本体に送り出す。これにより,すべてのパソコン上の同一A Pを同様に定行 させ,すべてのパソコン上で同一画面を表示することを可能にした。

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ドキュメント内 ネットワークシステムにおける基本方式 (ページ 68-76)