第1章 環境施策の方向
第2節 身近な緑
1 現状と課題
緑は、大気浄化、騒音・振動の吸収、熱や温室効果ガスの吸収などの環境保全面での 役割の他、レクリエーション、防災、景観形成、そして、人の心にうるおいを与えると ともに、生物の生息空間となるなど、多様な役割や機能を有しています。
市域の4分の3が海面の埋め立てにより整備された本市のような都市においては、緑 の創出や既存の緑の育成及び充実はとても重要となります。
このため、「緑の基本計画」に基づき、緑の創出・保全を市民参加で進めるとともに、
公民館、学校等を拠点として、市民が身近に緑とふれあえる機会を創出していく必要が あります。
( 1 ) 公園・緑地
本市における一人当たりの都市公園面積は 4. 9 平方メートル(平成 14 年 4 月現在 千 葉県の平均は 5. 8 平方メートル、全国平均は 8. 4 平方メートル)となっており、県平均 と比較しても面積は少なく、まとまった樹林地が少ない傾向があります。
また、全市的に公園緑地の分布を見ると、元町地域と中町地域の一部では公園緑地が 少ない状況です。本市の自然条件、社会条件、歴史性等から考察すると、ネットワーク 型の緑地形態を構成するとともに、バランスのとれた公園緑地の配置を進める必要があ ります。
今後とも、公園整備にあたっては、整備地域、主な利用者層等の特色や、近隣の住民 の意向などを踏まえ、地域の特性に応じた特色ある整備を進める必要があります。
■ 浦 安 市 の 緑 の 現 況 ( 平 成 1 4 年 )
項 目 現 状 ( 平 成 1 4年 )
都市公園 4. 9 ㎡/人
(面積 65. 8ha)
都市公園等 9. 5 ㎡/人
(面積 128. 4ha)
総緑地量 248. 6ha
市域面積に対する緑地の割合 14. 6%
人口 13. 5 万人
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第2節 身近な緑
■ 緑 被 地 現 況 図 ( 平 成 1 3 年 1 月 の 航 空 写 真か ら み ど り を 図 化 )
( 2 ) 緑化
緑豊かな都市環境の形成を図るためにも、公園・緑地の整備はもとより、民有地や河 川、海岸線の緑化を積極的に推進するとともに、これらを計画的に緑のネットワークと して形成していくことが必要です。
また、自治会やボランティア団体による公共用地を利用した花植え運動など、市民主 体の緑化活動が行われていますが、今後も、引き続き、このような市民活動を支援して いくことが必要となっています。
( 3 ) 自然とのふれあい
本市では、かつて多様な生物が存在していましたが、埋め立てや都市化により、生物 の生息できる環境は少なくなりました。
緑化を進めることにより、生物の生息できる環境を増やすとともに、人と自然との共 生を図る必要があります。また、市民が緑などの自然に親しめる機会をつくる必要もあ ります。
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第2節 身近な緑
2 目 標
( 1 ) 環境目標
先に示した現状と課題を踏まえ、環境目標を次のように定めます。
( 2 ) 環境指標
上記の環境目標達成の目安として、次を環境指標として設定します。
項 目 現 状 ( 平 成 1 4年 ) 平 成 2 2年 ( 中 間 年 次 ) 平 成 3 2年(目標年次)
都市公園 4. 9 ㎡/人
(面積 65. 8ha)
7. 1 ㎡/人
(面積 110. 2ha)
8. 7 ㎡/人
(面積 139. 1ha)
都市公園等 9. 5 ㎡/人
(面積 128. 4ha)
11. 4 ㎡/人
(面積 178. 6ha)
13. 3 ㎡/人
(面積 212. 4ha)
総緑地量 248. 6ha 314. 4ha 350. 0ha
市 域 面 積 に 対 す る 緑地の割合
14. 6% 18. 5% 20. 6%
人口 13. 5 万人 15. 6 万人 16. 0 万人
緑 と 暮 ら し が 調 和 す る 豊 か な 生 活 空 間 を 創 出 す る
市域における緑地の確保を図ります。
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第2節 身近な緑
3 施策の方向
先に示した環境目標及び環境指標の達成に向けて、次の施策の方向を定め、総合的・
計画的に各種の施策、事業を展開します。
( 1 ) 公園・緑地の整備
① 計 画 的 な 公 園 ・ 緑 地 の 整 備
○ 今後の公園・緑地の整備方針となる緑の基本計画(計画期間平成 32 年)を策定し、
計画的に公園・緑地の整備や改修などを推進します。
② 市 民 に 親 し ま れ る 公 園 の 整 備
○ 公園整備にあたっては、整備地域、主な利用者層等の特色や、近隣の住民の意向な どを踏まえ、地域の特性に応じた特色ある整備を推進します。
○ 計画から管理にいたる各段階で地域住民の参加を得ながら、愛着をもてるような身 近な公園づくりを進めます。
③ 緑 の リ サ イ ク ル
○ 街路樹や公園などの剪定枝をチップ化し、緑化推進の普及活動での配布や緑化事業 などで堆肥や舗装材として再利用していきます。
( 1 ) 公 園 ・ 緑 地の 整 備
( 2 ) 緑 化 の 推 進
( 3 ) 自 然 と の ふ れ あ い の 推 進 緑 と 暮 ら し が 調 和 す る
豊 か な 生 活 空 間 を 創 出 す る
施 策 の 方 向 環 境 目 標
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第2節 身近な緑
( 2 ) 緑化の推進
① 緑 の ネ ッ ト ワ ー ク の 推 進 と 緑 の 保 全
○ 公園・緑地をはじめ、道路、河川、海岸及び公共施設の緑化を積極的に行うとともに、
水と緑のネットワークの形成を図ります。
○ 公共施設等における敷地内や屋上等の緑化を推進します。
○ 保存樹木の指定などを行うことにより、計画的に開発された緑豊かな住宅地や良好 な緑化状況にある緑地の保全を推進していきます。
○ 街路樹等の生育環境や剪定方法の改善など、樹形を生かした美しい並木道を形成す る適正で効率的な管理の方法について検討を進めます。
② 協 働 に よ る 緑 化 の 推 進
○ 公共空間への花植え運動など市民主体の緑化推進活動を支援・育成します。
○ 大規模な集合住宅や事業所などの開発に際しては、緑化協定などにより十分な緑地 を確保するよう協議、要請していきます。
○ 生け垣設置奨励事業を推進します。
○ 植木まつりにおいて苗木の配布等を行い、緑化の普及啓発を行います。
○ 民有地における敷地内、屋上等の緑化を推進します。
○ 緑化に関するパンフレット、イベント等により、普及・啓発活動を推進します。
○ 駐車場等の緑化を推進します。
○ 緑化事業の推進、樹木の管理等の指導等を幅広く展開するため、緑化におけるリー ダーの育成に努めます。
○ 市民が維持管理にあたる里親制度の導入の検討など、市民が樹木等の維持管理に参 画できる体制づくりに努めます。
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第2節 身近な緑
( 3 ) 自然とのふれあいの推進
○ 緑化の推進により、生物の生息できる環境の整備に努めます。
○ 市内の緑、生物などの自然の状況を調査・把握するとともに、情報の提供に努めま す。
○ 学校や公共施設等で、市民に、緑などの自然にふれて、関心を高めていただき、緑 化をはじめとする自然とふれあえる活動への機会づくりに努めます。
○ 公園や学校において、市民が生態系などを学べる場としてビオトープづくりを市民 参加で推進します。
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