第1章 環境施策の方向
第1節 廃棄物
( 2 ) 廃棄物の適正処理
浦安市クリーンセンターの焼却施設が稼動した平成7年度以降の焼却処理量の実績 値の推移は次のとおりです。焼却処理量は漸増傾向となっていましたが、平成 14 年度 には、前年度と比べ、若干減少しました。
しかしながら、クリーンセンターの焼却処理能力には、限界があり、環境負荷の主要 因である可燃ごみの総量の削減に引き続き取り組まなければなりません。
また、平成7年度以降の最終処分量の実績値の推移は次のとおりとなっています。平 成 13 年度、14 年度に最終処分量が減少しているのは、飛灰の一部をエコセメント原料 として再資源化したためですが、本市には、最終処分場がないため、焼却残渣の最終処 分は市外の処分場に依存していることなどから、より一層の減量・資源化を図る必要が あります。
■ 焼 却 処 分 量 の 推 移
■ 最 終 処 分 量 の 推 移
焼却処分量の推移 0
10000 20000 30000 40000 50000 60000 70000
7 8 9 10 11 12 13 14
(年度)
(t/ 年)
最終処分量の推移 0
1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 7,000 8,000 9,000 10,000
7 8 9 10 11 12 13 14
(年度)
(t/ 年)
第1節 3 廃棄物
2 目 標
( 1 ) 環境目標
先に示した現状と課題を踏まえ、環境目標を次のように定めます。
( 2 ) 環境指標
上記の環境目標達成の目安として、次を環境指標として設定します。
平成 22 年度までに最終処分量を現状(平成 12年度)の概ね半分に削減することを目指 して、以下に示す4つの減量化・再資源化目標を設定します。
*「浦安市一般廃棄物処理基本計画(平成14年3月)」より
ご み の 減 量 と 資 源 化 に 取 組 み 、 循 環 型 社 会 の 形 成 を 実 現 す る
① 家庭系ごみ排出量 50g/ 人・日以上の削減を目指します。
② 事業系ごみ排出量5%以上の削減を目指します。
③ 最終処分量 50%以上の削減を目指します。
④ リサイクル率 35%以上の実施を目指します。
3
第1節 廃棄物
3 施策の方向
先に示した環境目標及び環境指標の達成に向けて、次の施策の方向を定め、総合的・
計画的に各種の施策、事業を展開します。
( 1 ) ご み の 減 量 化 ・ 資 源 化 の 推 進
① 普 及 啓 発
○ ビーナス計画により、市民や事業者に対して啓発を図り、引き続き市民参加を進め ます。
○ ビーナスニュースの発行等により、市民、事業者の減量化・資源化への関心を高め ます。
○ ごみ減量化と再資源化の意識を高める「出前ビーナス」を実施する等、環境学習を 推進します。
○ 地域活動のリーダーとして廃棄物減量等推進員を委嘱し、地域に密着した減量化・
資源化を促進します。
② 発 生 抑 制 対 策 の 充 実
○ 買物袋の普及を進め、レジ袋等の包装廃棄物の減量を図ります。
○ 公共施設において、牛乳パックやその他紙製容器等を回収する等、資源ごみの拠点 回収を推進します。
施 策 の 方 向 環 境 目 標
( 1 ) ご み の 減 量 化 ・ 資 源 化 の 推 進 ご み の 減 量 と 資 源 化 に 取 組
み 、循 環 型 社 会 の 形 成 を 実 現 す る
( 2 ) 廃 棄 物 の 適 正 処 理 の 推 進
第1節 3 廃棄物
③ 分 別 収 集 の 徹 底
○ 紙・びん・ペットボトル等の資源ごみの分別収集を推進し、容器包装ごみの減量化・
資源化を図ります。
○ クリーンセンターにおいて、燃やせないごみ、粗大ごみの中からの有価物回収を継 続して実施します。
○ 指定袋の導入により、ごみの分別の徹底を図り、ごみの排出量の削減を進めます。
④ 再 資 源 化 の 徹 底
○ ビーナスプラザ等において、市民が楽しくリサイクルに接することができる場をつ くり、市民によるリサイクル活動を促進します。
○ 市役所や公民館において、廃食油や古着古布の回収を推進します。
○ 市民参加による集団資源回収事業を推進します。
○ 公共建築物の改修や解体工事等における建設廃材の再利用化及び新築等の工事にお けるリサイクル資材の導入を図ります。
○ エコマーク製品及びグリーン購入等、環境に配慮した商品の選択・再生品の利用拡 大に向けた啓発を推進します。
⑤ 事 業 系 ご み の 減 量 化 の 促 進 ・ 分 別 指 導 の 徹 底
○ 多量にごみを排出する事業者を指定し、減量計画書の提出を求めるなど、事業系の ごみ減量の促進・分別指導の徹底を図ります。
○ 事業者の自己処理責任に基づくリサイクルの促進に取り組みます。
⑥ 堆 肥 化 処 理 の 普 及 促 進
○ 生ごみ処理容器等購入費補助金制度を継続して実施し、家庭における生ごみ自家処 理の促進を図ります。
○ モデル地区において、生ごみ堆肥化事業の実験を実施し、生ごみのリサイクルの研 究を行ないます。
3
第1節 廃棄物
( 2 ) 廃棄物の適正処理の推進
① 一 般 廃 棄 物 対 策
○ 市民等がインターネットを通じて、粗大ごみの申込み予約ができるよう、粗大ごみ 受付システムの整備を進めます。
○ クリーンセンターにおいて、廃棄物処理施設中長期整備計画の策定を行い、ごみ処 理施設の適正な運営、環境汚染対策の徹底を図ります。
○ クリーンセンターにおいて、エコセメント化や残渣リサイクル等の再資源化を推進 します。
○ ごみ焼却施設においては、廃棄物の分析調査を行い、調査結果の公表を行います。
○ し尿処理の処理量低下等の調査研究を進め、施設整備を行います。
② 産 業 廃 棄 物 対 策
○ 建設リサイクル法施行により、建設資材のリサイクルの促進に向け、工事発注者に 対して普及啓発を図ります。
○ 公共事業から発生する建設廃棄物の再利用を促進します。
○ 公園及び街路樹等の剪定枝葉等をチップ化する等、緑化資材としての再利用を図り ます。
○ 樹木移植工事において生じる移植不可能の樹木をリサイクルたい肥とする等、再利 用を図ります。