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起動のトラブルシューティング

ドキュメント内 Acronis Backup & Recovery 11 (ページ 134-137)

5 復元

5.6 起動のトラブルシューティング

システムがバックアップ時に起動可能であれば、復元後にも起動できると予期されます。ただし、ボ リュームのサイズ、場所、または復元先のドライブを変更する場合は特に、オペレーティング システ ムが保存して起動に使用する情報が復元する際には古くなっている可能性があります。復元の実 行後、Acronis Backup & Recovery 11 によって Windows ローダーが自動的にアップデートされ ます。他のローダーも修復される場合がありますが、ローダーを再度アクティブ化する必要がある場 合もあります。特に Linux のボリュームを復元する場合は、Linux が正しく起動して読み込むこと ができるように、修正を適用するか、または起動を変更する必要もあります。

次に、ユーザーによる追加の操作を必要とする一般的な状況について示します。

復元したオペレーティング システムを起動できない理由

 コンピュータの BIOS によって別の HDD から起動するように構成されている

解決策: オペレーティング システムが存在する HDD から起動するように BIOS を構成 します。

 システムが異なるハードウェアに復元されたため、新しいハードウェアはバックアップに含まれ ているほとんどの重要なドライバと互換性がない

解決策: ブータブル メディアを使用してコンピュータを起動し、Acronis Universal Restore を適用 (122ページ)して適切なドライバとモジュールをインストールします。

 起動できないダイナミック ボリュームに Windows が復元された

解 決策: ベーシッ ク ボ リ ュ ーム、 シンプ ル ボリ ュ ーム 、 また はミラ ー ボリ ュームに Windows を復元します。

MBR が存在しないディスクにシステム ボリュームが復元された

MBR が存在しないディスクにシステム ボリュームを復元するように構成する場合は、シス テム ボリュームと共に MBR を復元するかどうかを確認するメッセージが表示されます。

システムを起動可能にしない場合にのみ、復元しないことを選択してください。

解決策: 対応するディスクの MBR と共にボリュームを再度復元します。

 システムは Acronis OS Selector を使用している

マスタ ブート レコード(MBR)はシステムの復元中に変更できるため、MBR を使用する

Acronis OS Selector が動作しなくなる場合があります。この場合は、次のようにして

Acronis OS Selector を再度アクティブ化します。

解決策: Acronis Disk Director のブータブル メディアからコンピュータを起動し、メニュー で [ツール] → [OS Selector のアクティブ化] を選択します。

 システムは GRUB(GRand Unified Bootloader)を使用して、(raw、つまりセクタごとではな く)通常のバックアップから復元された

GRUB ローダーの一部が、ディスクまたはボリュームの先頭のいくつかのセクタに存在して

います。残りは、いずれかのボリュームのファイル システム上に存在しています。システム の起動は、GRUB がディスクの先頭のいくつかのセクタ、および直接アクセス可能なファイ ル システムに存在する場合にのみ自動的に復元できます。それ以外の場合は、ユーザー は手動でブート ローダーを再度アクティブ化する必要があります。

解決策: ブート ローダーを再度アクティブ化します。構成ファイルの修正が必要になる場合 があります。

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 システムは LILO(Linux Loader)を使用して、(raw、つまりセクタごとではなく)通常のバックア ップから復元された

LILO には、絶対セクタ番号に対する一連の参照が含まれているため、ソース ディスクと同

じ絶対セクタ番号を持っているセクタにすべてのデータが復元される場合を除いて、自動的 に修復することはできません。

解決策: ブート ローダーを再度アクティブ化します。前の項目で説明した理由により、ロー ダー構成ファイルの修正が必要になる場合があります。

 システム ローダーが誤ったボリュームをポイントする

この現象は、システム ボリュームまたはブート ボリュームが元の場所に復元されない場合 に発生する可能性があります。

解決策: boot.ini または boot\bcd ファイルを変更すると、Windows ローダーに対するこ の問題を修正できます。Acronis Backup & Recovery 11 では、この処理を自動的に実行 するため、問題はほとんど発生しません。

GRUB ローダーと LILO ローダーに関しては、GRUB 構成ファイルを修正する必要があ

ります。Linux ルート パーティションの数が変更された場合は、SWAP ボリュームに正しく アクセスできるように、/etc/fstab を変更することもお勧めします。

Linux が LVM ボリュームのバックアップからベーシック MBR ディスクに復元された

そのようなシステムのカーネルは、LVM ボリュームにルート ファイル システムをマウント しようとするため、システムを起動できません。

解決策: LVM を使用しないようにローダーの構成と /etc/fstab を変更し、ブート ローダー を再度アクティブ化します。

5.6.1 GRUB を再度アクティブ化して構成を変更する方法

一般に、適切な手順についてはブート ローダーのマニュアルを参照する必要があります。また、対 応する Knowledge Base の記事を Acronis Web サイトで参照することもできます。

システム ディスク(ボリューム)を同じハードウェアに復元した場合に GRUB を再度アクティブ化す る方法の例を次に示します。

1. Linux を起動するかブータブル メディアから起動し、[Ctrl]+[Alt]+[F2]を押します。

2. 復元するシステムをマウントします。

mkdir /mnt/system/

mount -t ext3 /dev/sda2 /mnt/system/ # root partition mount -t ext3 /dev/sda1 /mnt/system/boot/ # boot partition

3. proc および dev ファイル システムを、復元するシステムにマウントします。

mount -t proc none /mnt/system/proc/

mount -o bind /dev/ /mnt/system/dev/

4. 次のいずれかのコマンドを実行して、GRUB メニュー ファイルを保存します。

cp /mnt/system/boot/grub/menu.lst /mnt/system/boot/grub/menu.lst.backup または

cp /mnt/system/boot/grub/grub.conf /mnt/system/boot/grub/grub.conf.backup

5. /mnt/system/boot/grub/menu.lst ファイル(Debian、Ubuntu、および SUSE Linux ディスト リビューション)または /mnt/system/boot/grub/grub.conf ファイル(Fedora および Red

Hat Enterprise Linux ディストリビューション)を編集します。たとえば、次のように編集します。

vi /mnt/system/boot/grub/menu.lst

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6. menu.lst ファイル(または grub.conf)内で、復元するシステムに対応するメニュー項目を見つ

けます。このメニュー項目は次のような形式になっています。

title Red Hat Enterprise Linux Server (2.6.24.4) root (hd0,0)

kernel /vmlinuz-2.6.24.4 ro root=/dev/sda2 rhgb quiet initrd /initrd-2.6.24.4.img

これらの行は titlerootkernel、および initrd で始まっており、それぞれ次の内容を表しま す。

 メニュー項目のタイトル。

 Linux カーネルが置かれているデバイス。通常、これはブート パーティションまたはルート

パーティションで、この例では root (hd0,0) です。

 デバイス上にあるカーネルとルート パーティションのパス。この例では、カーネルのパスは /vmlinuz-2.6.24.4 で、ルート パーティションは /dev/sda2 です。ルート パーティション は、ラベル(root=LABEL=/ など)、識別子(root=UUID=some_uuid の形式)、またはデバ イス名(root=/dev/sda2 など)で指定できます。

デバイスの initrd サービスのパス。

7. ファイル /mnt/system/etc/fstab を編集して、復元の結果として変更されたデバイスの名前を

修正します。

8. 次のいずれかのコマンドを実行して、GRUB シェルを開始します。

chroot /mnt/system/ /sbin/grub または

chroot /mnt/system/ /usr/sbin/grub

9. GRUB が置かれているディスクを指定します。通常は、ブート パーティションまたはルート パ

ーティションです。

root (hd0,0)

10. GRUB をインストールします。たとえば、GRUB を最初のディスクのマスタ ブート レコード

(MBR)にインストールするには、次のコマンドを実行します。

setup (hd0)

11. GRUB シェルを終了します。

quit

12. マウントしたファイル システムのマウントを解除し、再起動します。

umount /mnt/system/dev/

umount /mnt/system/proc/

umount /mnt/system/boot/

umount /mnt/system/

reboot

13. ツールと、使用している Linux ディストリビューションのドキュメントを使用して、ブート ローダ

ーを再設定します。たとえば、Debian および Ubuntu では、/boot/grub/menu.lst ファイル 内のコメント行を編集して、update-grub スクリプトを実行する必要がある場合があります。こ れを行わないと、変更は有効になりません。

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5.6.2 Windows ローダーについて

Windows NT/2000/XP/2003

ローダーの一部はパーティションのブート セクタにあり、残りは ntldr、boot.ini、ntdetect.com、

ntbootdd.sys ファイルにあります。boot.ini は、ローダーの構成を含むテキスト ファイルです。例: [boot loader]

timeout=30

default=multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(1)\WINDOWS [operating systems]

multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(1)\WINDOWS="Microsoft Windows XP Professional"

/noexecute=optin /fastdetect

Windows Vista/2008

ローダーの一部はパーティションのブート セクタにあり、残りは bootmgr、boot\bcd ファイルにあ ります。Windows の起動時に、boot\bcd がレジストリ キー HKLM\BCD00000000 にマウントさ れます。

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