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ディスク操作

ドキュメント内 Acronis Backup & Recovery 11 (ページ 190-197)

9 ディスクの管理

9.6 ディスク操作

Acronis Disk Director Lite には、ディスクに対して実行できる次の操作が含まれています。

ディスクの初期化 (191ページ) - システムに新しく追加されたハードウェアを初期化します。

ベーシック ディスクのクローン作成 (192ページ) - ソースのベーシック MBR ディスクからター ゲットに全データを転送します。

Copyright © Acronis, Inc. 191

 ディスク変換: MBR から GPT (194ページ) - MBR パーティション テーブルを GPT に変換 します。

ディスク変換: GPT から MBR (195ページ) - GPT パーティション テーブルを MBR に変換 します。

ディスク変換: ベーシックからダイナミック (195ページ) - ベーシック ディスクをダイナミック デ ィスクに変換します。

ディスク変換: ダイナミックからベーシック (196ページ) - ダイナミック ディスクをベーシック デ ィスクに変換します。

完全版の Acronis Disk Director には、ディスクでの作業に使用するツールとユーティリティが多数 用意されています。

Acronis Disk Director Lite は、ターゲット ディスクに排他的にアクセスする必要があります。つまり、このアプリ

ケーションがアクセスしている間、他のディスク管理ユーティリティ(Windows のディスクの管理ユーティリティ など)はターゲット ボリュームにアクセスできません。ディスクをブロックできないことを示すメッセージが表示さ れた場合は、このディスクを使用しているディスク管理アプリケーションを閉じてから、Acronis Disk Director Lite を再度起動します。ディスクを使用しているアプリケーションがわからない場合は、すべてのアプリケーション を終了してください。

9.6.1 ディスクの初期化

新しいディスクをコンピュータに追加すると、Acronis Disk Director Lite は構成変更を認識し、追加 されたディスクをスキャンして、ディスクとボリュームの一覧に表示します。ディスクがまだ初期化さ れていない場合、またはファイル システムが認識できない場合、そのディスクにはプログラムをイン ストールすることもファイルを保存することもできません。

Acronis Disk Director Lite は、ディスクがシステムで使用できないこと、および初期化する必要が

あることを検出します。[ディスクの管理]ビューは、新たに検出したハードウェアを、淡色表示のアイ コンを持つ灰色のブロックで表示し、ディスクがシステムで使用できないことを示します。

ディスクを初期化する必要がある場合の手順は、次のとおりです。

1. 初期化するディスクを選択します。

2. 選択したボリュームを右クリックして、コンテキスト メニューで[初期化]をクリックします。ディスク 番号、容量、および状態などの基本ハードウェア詳細を提供する[ディスクの初期化]ウィンドウ が表示されるため、可能な処理を選択するのに役立ちます。

3. このウィンドウでは、ディスク パーティション スキーム(MBR または GPT)、およびディスクの 種類(ベーシックまたはダイナミック)を設定できます。新しいディスクの状態は、コンソールの[デ ィスクの管理]ビューに図表形式で直ちに表示されます。

4. [OK]をクリックすると、ディスクの初期化が保留中の操作に追加されます

(追加した操作を完了するには、コミット (205ページ)する必要があります。保留中の操作をコミット せずにプログラムを終了すると、操作を事実上キャンセルすることになります。)

初期化後、すべてのディスク領域はまだ未割り当てで、プログラムのインストールやファイルの保存 には使用できません。使用できるようにするには、通常どおり[ボリュームの作成]操作に進みます。

ディスク設定を変更するには、標準の Acronis Disk Director Lite ディスクツールを使用して後から変更できま す。

192 Copyright © Acronis, Inc.

9.6.2 ベーシック ディスクのクローン作成

場合によっては、すべてのディスク データを新しいディスクに転送する必要があります。 これに該 当するのは、システム ボリュームを拡張する場合や、新しいシステム レイアウトを開始する場合、

ハードウェア障害が原因でディスク データを退避する場合などです。 いずれの場合でも、すべて のソース ディスク データを現状とまったく同じ状態でターゲット ディスクに転送する必要があるた めに、[ベーシック ディスクのクローン作成]操作を行います。

Acronis Disk Director Lite では、ベーシック MBR ディスクに対してのみ操作を実行できます。

[ベーシック ディスクのクローン作成]操作を計画する手順は、次のとおりです。

1. クローンを作成するディスクを選択します。

2. クローン作成操作のターゲットとなるディスクを選択します。

3. クローン作成方法を選択し、詳細オプションを指定します。

新しいボリューム構造は、[ディスクの管理]ビューに図表形式で直ちに表示されます。

システム ディスクのクローンを作成する前に、Acronis リカバリ マネージャ (228ページ)(ASRM)が有効にな っている場合は無効にすることをお勧めします。 無効にしないと、クローン作成されたオペレーティング シス テムが起動しない場合があります。 クローン作成が完了した後で、ASRM を再度有効にすることができます。

無効にできない場合は、ディスクのクローンを作成する際に、[現状のまま]を選択します。

ソース ディスクとターゲット ディスクの選択

ディスクのパーティション一覧が表示され、ソース ディスクを選択するように求められます。そのディ スクからデータが別のディスクに転送されます。

次の手順では、クローン作成操作のターゲットとなるディスクを選択します。ソース ディスクのデー タを失うことなくすべて保持できる十分なサイズのあるディスクだけが選択できます。

ターゲットとして選択されたディスクにデータがある場合、「警告: 選択したターゲット ディスクは空 ではありません。そのボリュームのデータは上書きされます。」という警告がユーザーに表示されま す。これは、選択したターゲット ディスク上に現在保存されているデータはすべて失われ、回復でき ないことを意味します。

クローン作成方法と詳細オプション

通常、[ベーシック ディスクのクローン作成] 操作では、ソース ディスクからの情報がターゲットに

「現状のまま」転送されます。 したがって、転送先のディスクが同じサイズの場合やさらに大きい場 合でも、すべての情報を、ソースに保存されているとおりに転送できます。

ただし、利用できるハードウェアが多岐に及ぶため、通常、ターゲット ディスクとソース ディスクの サイズは異なります。 ターゲット ディスクのほうが大きい場合、[ボリュームに合わせてサイズを変 更する] オプションを選択して、ターゲット ディスクに未割り当て領域が残らないように、ソース ディ スク ボリュームのサイズを変更することをお勧めします。 [ベーシック ディスクのクローン作成] を

「現状のまま」行うオプションもありますが、デフォルトのクローン作成方法は、未割り当ての領域が ターゲット ディスクに残らないように、すべてのソース ディスク ボリュームをターゲットに合わせて 拡大するオプションが選択されています。

ターゲット ディスクが小さい場合、クローン作成の [現状のまま] オプションは利用できず、ソース ディスク ボリュームをサイズに合わせて変更する必要があります。 このプログラムは、ターゲット ディスクを分析し、ソース ディスクの全データを失うことなく保持できる十分なサイズであるかどうか

Copyright © Acronis, Inc. 193 を検証します。 転送先に合わせてサイズを変更し、データの損失なくソース ディスク ボリュームの 転送が可能であれば、操作を続行できます。 ボリュームのサイズを変更しても、サイズ制限のため にすべてのソース ディスク データをターゲット ディスクに安全に転送できない場合は、[ベーシック ディスクのクローン作成] 処理を実行できず、操作を続行できません。

システム ボリュームを構成しているディスクのクローンを作成する場合は、[詳細オプション] に注 意してください。

[完了] をクリックすると、ディスクのクローン作成が保留中の操作に追加されます。

(保留中の処理を実行するには、その処理をコミット (205ページ)する必要があります。 保留中の

処理をコミットせずにプログラムを終了すると、操作を事実上キャンセルすることになります。)

詳細オプションの使用

システム ボリュームを構成しているディスクのクローンを作成する場合、ターゲット ディスク ボリュ ームでもオペレーティング システムが起動できるように保つ必要があります。 つまり、オペレーティ ング システムが、MBR ディスク レコードに保持されたディスク NT シグネチャと一致するシステ ム ボリューム情報(ボリュームのドライブ文字など)を持つ必要があります。 ただし、オペレーティン グ システムのもとでは、2 つのディスクが同じ NT シグネチャを持つと正しく機能できません。

コンピュータにシステム ボリュームを構成しているディスクが 2 つあり、同じ NT シグネチャを持っている場 合、起動時に最初のディスクからオペレーティング システムが実行され、2 番目のディスクで同じシグネチャ が検出されます。その際に、自動的に新しい一意の NT シグネチャが生成され、2 番目のディスクにはその シグネチャが割り当てられます。 その結果、2 番目のディスク上のすべてのボリュームはそのドライブ文字を 失います。ドライブ文字がないため、そのディスクに対するパスはすべて無効となり、プログラムからそのディ スク上のファイルは見えなくなります。 そのディスク上のオペレーティング システムは起動できなくなります。

ターゲット ディスク ボリュームでもシステムが起動できるように保つには、次の 2 つの方法があり ます。

1. NT シグネチャをコピーする - ターゲット ディスクにコピーされたレジストリ キーと一致するソ

ース ディスク NT シグネチャをターゲットディスクに設定します。

2. NT シグネチャを保持する - 従来のターゲット ディスク シグネチャは変更せず、そのシグネチ

ャに応じてオペレーティング システムを更新します。

NT

シグネチャをコピーする必要がある場合の手順は、次のとおりです。

1. [NT シグネチャのコピー] チェックボックスをオンにします。 次のような警告が表示されます。

「ハード ディスクにオペレーティング システムが存在する場合は、コンピュータを再起動する前 に、コンピュータからソースまたはターゲットのハード ディスク ドライブを取り外してください。

そうしなければ、OS は 2 台のディスクのうち最初のディスクから起動され、2 番目のディスク の OS は起動できなくなります。」自動的に [クローンの作成処理後にコンピュータの電源を切] チェックボックスが選択され、オフになります。

2. [完了] をクリックすると、ディスクのクローン作成操作が保留中の操作の一覧に追加されます。

3. ツールバーの [コミット] をクリックし、[保留中の処理] ウィンドウで [実行] をクリックします。

4. 処理が完了するまで待機します。

5. コンピュータの電源が切れるまで待機します。

6. ソースまたはターゲット ハード ディスク ドライブのどちらかをコンピュータから切断します。

7. コンピュータを起動します。

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