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モンゴルは、北側のシベリア卓状地と南側のタリ ム・北中国地塊に挟まれ、西側はウラル山脈、東側は 大興安嶺に続く蒙古地向斜と呼ばれる褶曲帯(中央ア ジア褶曲帯)に位置し、資質構造は極めて複雑であ る。

この褶曲帯(蒙古地向斜)の堆積物は、先カンブリ ア時代~古生代に形成され、バイカル期(原生代最末 期)、カレドニア期(古生代前期)、ヴァリスカン(ヘ ルシニア、古生代後期)の造山運動を受けている。こ れらの著しい褶曲作用を受けた堆積物は、片麻岩、片 岩、千枚岩、結晶質、石灰岩、砂岩、頁岩、シルト 岩、石灰岩、玄武岩―流紋岩質の火山岩類からなり、

シベリア地塊の外側にそって、南に凸型の弓なりの弧 を描いて分布している。

原生代以降、種々の時代の花崗岩類が貫入し、そ の時代は北から南にかけて若くなっている。

モンゴル東部~大興安嶺では、火成活動が中生代

まで連続し、ジュラ紀~白亜紀の火山岩や花崗岩類が 広く分布している。

ゴビ地域には、褶曲帯の構造に平行な大規模構造 線に沿ってフィオライトと推定される蛇紋岩化した超 塩基性岩が点々と分布している。ゴビ地域には、幾つ かの中生代(主として白亜紀)の内陸性推積盆が存在 している。

モンゴルには、南に凸な東―西系リニアメントが 発達し、これらと斜交する北西―南東系の線構造帯も 卓越している。同国の地質構造は、Mongolian Main Lineament(MNL)と呼ばれる東西系構造線によっ て、ヴァリスカン造山運動を受けた北部帯と、カレド エア造山運動を受けた南部帯に区分されている。

地質図は、全国で、1:1,500,000のスケールで作成さ れている。多くの部分が1:1,000,000または1:50,000 のスケールで作成されている。特別地域ではより大き いスケールで作成されている。Gravity, Aeromagnetic, andgeochemicaldataも利用できる。

(2016.3)

12-1.地質関連図

図56.地質図

出典:モンゴル測地・地図作成庁

地形区分図

図57.地形区分図 出典:モンゴル測地・地図作成庁

水文地質図

図58.水文地質図 出典:モンゴル測地・地図作成庁

構造図

図59.構造図

出典:モンゴル測地・地図作成庁

図60.地表図

出典:モンゴル測地・地図作成庁

地形図

図61.地形図

出典:モンゴル測地・地図作成庁

図62.土壌図

出典:モンゴル測地・地図作成庁

図63.永久凍土層 出典:モンゴル測地・地図作成庁

図64.非金属鉱物資源の分布図 出典:モンゴル測地・地図作成庁

図65.金属鉱物資源の分布図 出典:モンゴル科学技術大学

図66.金、銀鉱床および鉱徴 出典:モンゴル科学技術大学

図67.銅鉱床および鉱徴 出典:モンゴル科学技術大学

図68.蛍石鉱床および鉱徴 出典:モンゴル科学技術大学

図69.鉛、亜鉛鉱床および鉱徴 出典:モンゴル科学技術大学

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