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STAN 1-1985 CAC/GL

4. 健康強調・機能性⾷品

3.3  調整、加⼯、包装、輸送及び保管

3.4.4. 追加的な表⽰義務

ビタミンミネラルフードサプリメントに関するガイドライン(CAC/GL 55-2005)(表4)

を⽰した。

表1︓栄養強調表⽰

栄養強調表⽰ コーデックス

関連法規/規則 CODEX STAN 1-1985

CAC/GL 1-1979 CAC/GL 23-1997

定義(栄養素含有量/⽐較強調表⽰) CAC/GL 23-1997 Article2

栄養素含有量強調表⽰ CAC/GL 23-1997 Article5

栄養素⽐較強調表⽰ CAC/GL 23-1997 Article6

無添加表⽰(糖類/ナトリウム塩の無添加) CAC/GL 23-1997 Article7 栄養強調表⽰の⾏政/順守(政府所管当局/官庁) Competent Authorities 査察と罰則

表2︓健康強調表⽰

健康強調表⽰ コーデックス

関連法規/規則 CODEX STAN 1-1985

CAC/GL 1-1979 CAC/GL 23-1997

定義(健康強調表⽰をした⾷品を指す名称が有る場合はその名称) CAC/GL 23-1997 Article2 栄養機能強調表⽰(栄養機能表⽰をした⾷品を指す名称が有る場合はその名称) CAC/GL 23-1997 Article2 Nutrient Function Claims その他の機能強調表⽰(他の機能表⽰をした⾷品を指す名称が有る場合はその名称) CAC/GL 23-1997 Article2

Other Function Claims 疾病リスク低減強調表⽰(適⽤される⾷品を指す名称) CAC/GL 23-1997 Article2

Reduction of Disease Risk Claims 承認/認証の種類(規格基準型/ 事前承認型) CAC/GL 23-1997  Article8.1.2 , 8.2

(⾷品/特定の組成成分に対する承認)

健康強調表⽰に関する科学的実証 CAC/GL 23-1997  Article8,

実証のプロセス(審査組織の構造、政府所管当局/官庁/委員会) CAC/GL 23-1997  Annex Article 3.1

実証の基準及び/⼜は効果の評価 CAC/GL 23-1997 Annex

Article 3.2, 3.3

特定の安全性に関する事項 CAC/GL 23-1997 Annex

Article 4

再評価 CAC/GL 23-1997 Annex

Article 5 製品品質に関する事項(GMP, ISO, HACCP または他の評価尺度) Not specified

有害事象に関する報告システム(義務/任意) Not Specified

健康強調表⽰の⾏政/順守(政府所管当局/官庁) Competent Authorities 査察と罰則

ダイエタリー/フード/ヘルス サプリメントに関する関連法規/規則 CAC/GL 55-2005 CODEX STAN 1-1985 CAC/GL 1-1979 CAC/GL 23-1997

定義(ダイエタリーサプリメント及び/⼜はフードサプリメント及び/⼜はヘルスサプリメント) CAC/GL 55-2005 Article2

サプリメントの⾏政/順守(政府所管当局/官庁) Not Specified

表3

栄養強調表⽰は、各国の栄養政策と整合性が取れ、その政策を⽀えるものでなければならない。栄養強調表⽰は、各国の栄養政策を⽀持するものに限り認め られるべきである。

健康強調表⽰は、栄養政策を含めた各国の健康政策との整合性を図り、適⽤可能な場合にはこれらの政策を⽀持すべきである。健康強調表⽰は、その表⽰を

⽴証する適切かつ⼗分な科学的証拠によって裏付けられ、消費者が健康的な⾷事を選択する際に役⽴つ真実かつ誤解を招かない情報を提供し、具体的な消費 者教育によって⽀えられるべきである。消費者の摂⾷⾏動と⾷習慣に対する健康強調表⽰の影響は、⼀般に所轄機関によって監視されるべきである。「強調 表⽰に関するコーデックス⼀般ガイドライン(GeneralGuidelineson Claims)」のセクション3.4に記載された種類の強調表⽰は禁じられる。

1.1 本ガイドラインは、⾷品表⽰ならびに所轄機関が義務づけている場合には、広告 における栄養および健康の強調表⽰の使⽤に関するものである。

1.2 本ガイドラインは、栄養および健康強調表⽰を⾏なうあらゆる⾷品に対して、コーデックス規格または特殊⽤途⾷品および特殊医療⽤⾷品に関するガ イドラインの規定を損なうことなく適⽤されるものである。

1.3 本ガイドラインの⽬的は、強調表⽰に関するコーデックス⼀般ガイドラインを補完することであり、当該ガイドラインに含まれるいかなる禁⽌事項に も優先するものではない。

1.4 関連のコーデックス規格または各国の法令で明確に規定されている場合を除き、乳児および幼児⽤⾷品に対する栄養および健康強調表⽰は認められな いものとする。

2.1 「栄養強調表⽰」とは、ある⾷品が熱量やたんぱく質、脂質、炭⽔化物、ビタミン、ミネラル量などに関して(但しこれらに限らない)、際⽴った栄 養特性を有することを明⽰、⽰唆または暗⽰するあらゆる表⽰をいう。以下は栄養強調表⽰に含まれない。

(a)

原材料⼀覧にある物質について⾔及すること。

(b) 栄養表⽰義務の⼀部として栄養素に⾔及すること。

(c) 各国の法令による求めに応じ、栄養素または原材料の量的あるいは質的情報をラベルに記載すること。

2.1.1 「栄養素含有量強調表⽰(Nutrientcontentclaim)」とは、⾷品における特定の栄養素の含有量を記載した栄養強調表⽰のことである。

(例:「カルシウム源」;「⾼繊維・低脂肪」)

2.1.2 「栄養素⽐較強調表⽰(Nutrientcomparativeclaim)」とは、2つ以上の⾷品の栄養素量および/または熱量を⽐較した強調表⽰である。

(例:「減」、「未満」、「少」、「増」、「以上」)

2.1.3 「無添加強調表⽰」とは、ある原材料成分が直接的にも間接的にも⾷品中に加えられていないことを強調表⽰することである。その原材料成分は、

⾷品中におけるその存在あるいは⾷品への添加が認可されているもので、通常消費者は⾷品中にこの成分を⾒出すことを期待するものである。

2.2 「健康強調表⽰」とは、⾷品あるいはその成分と健康との間に関係があることを明⽰、⽰唆または暗⽰するようなあらゆる表⽰をいう。健康強調表⽰

には以下が含まれる。

2.2.1 「栄養機能強調表⽰(Nutrientfunctionclaims)」-⾝体の成⻑、発達および正常な機能における⽣理学的役割を説明する栄養強調表⽰。

例:「栄養素A(栄養素Aが体内で健康の維持及び正常な成⻑と発達の促進に果たす⽣理的役割を提⽰)。⾷品Xは栄養素A源/⾼栄養素Aである。」

4.1.1. 範囲

1

4.1.2. 定義

2.2.2 「その他の機能強調表⽰」–これらの強調表⽰は、⾷品またはその成分の摂取が、⾷⽣活全体の観点から⾝体の正常な機能あるいは⽣物学的な活性に 及ぼす特定の効果に関するものである。こうした強調表⽰は、健康への積極的な貢献、機能の向上、あるいは健康の改善または維持に関連している。

例:「物質A(物質Aが健康に関連する⽣理的機能あるいは⽣物活性の向上または改善に及ぼす効果を提⽰)。⾷品YにはXgの物質Aが含まれる」

2.2.3 「疾病リスク低減強調表⽰(Reductionofdiseaseriskclaims)」-⾷⽣活全体の観点から、⾷品またはその成分の摂取を、疾病または健康に関連した 状態の発病リスクの低減と関連付けた強調表⽰。リスクの低減とは、疾病または健康に関連する主要なリスク因⼦を⼤きく変化させることを意味している。

疾病には複数のリスク因⼦があり、その⼀つを変化させることは、有益な効果を持つこともあれば持たないこともある。リスク低減強調表⽰を⾏なう場合に は、例えば適切な⾔語の使⽤や他のリスク因⼦への⾔及によって、消費者がこれを予防強調表⽰と解釈しないよう確保しなければならない。

例:「栄養素または物質Aが少ない健康的な⾷事は、疾病Dのリスクを低減させる可能性がある。⾷品Xは栄養素または物質Aが少ない。」

「栄養素または物質Aが豊富に含まれる⾷事は、疾病Dのリスクを低減させる可能性がある。⾷品Xは栄養素または物質Aに富む。」

栄養または健康強調表⽰を⾏なう⾷品はいずれも「栄養表⽰に関するコーデックスガイドライン」のセクション3に従い、栄養素表⽰を⾏なうべきである

4.1 栄養強調表⽰は、「栄養表⽰に関するコーデックスガイドライン(GuidelinesforNutrition Labelling)」で栄養参照量(NutrientReferenceValue: NRV) が規定されているエネルギー、たんぱく質、炭⽔化物、ならびに脂質およびその構成成分、繊維、ナトリウムならびにビタミンおよびミネラルに関するもの に限り認められる。

5.1 本ガイドラインの表に記載された栄養素含有強調表⽰または類似の強調表⽰を⾏なう場合には、表に規定されたその強調表⽰に関する条件を適⽤すべ きである。

5.2 ⾷品に塩分が含まれていないことの効果に関する強調表⽰は、当該⾷品が本ガイドラインの表に記載されたナトリウムを含まないという条件を満たし た場合に⾏なうことができる。

5.3 強調表⽰の対象となる栄養素が⾷品中に本質的に少ない、あるいは含まれていない場合には、栄養素量を⽰す⽤語は⾷品名の直前に配置すべきではな く、「低(栄養素名)⾷品」あるいは「無(栄養素名)⾷品」の形式にすべきである。

栄養素含有量強調表⽰の条件に関する表

成分条件(〜を超えない) 強調表⽰ 条件(未満)

熱量 低 100g(固体)あたり40kcal(170kJ) または

100ml(液体)あたり20kcal(80kJ) 無 100ml(液体)あたり4kcal

脂質 低 100g(固体)あたり3g

100ml(液体)あたり1.5g

無 100g(固体) または100g(液体)あたり0.5g

飽和脂肪 低 100g(固体)あたり1.5g

100ml(液体)あたり0.75g および熱量の10%

無 100g(固体)あたり0.1g 100ml(液体)あたり0.1g コレステロール 低 100g(固体)あたり0.02g 100ml(液体)あたり0.01g

4.1.3. 栄養表⽰

4.1.4. 栄養強調表⽰

4.1.5. 栄養素含有量強調表⽰

2

2

無 100g(固体)あたり0.005g 100ml(液体)あたり0.005g

および両⽅の強調表⽰に関して飽和脂肪は100g(固体)あたり1.5g未満 100ml(液体)あたり0.75g未満

および飽和脂肪の熱量の10%

糖類 低 100g(固体)あたり0.5g

100ml(液体)あたり0.5g

ナトリウム 低 100gあたり0.12g

超低 100gあたり0.04g 無 100gあたり0.005g

成分 強調表⽰ 条件(以上)

たんぱく質 源 100g(固体)あたりNRVの10%

100ml(液体)あたりNRVの5%

または100kcalあたりNRVの5%

(1MJあたりNRVの12%) または1⾷分あたりNRVの10%

⾼ 「源」の値の2倍

ビタミンおよびミネラル 源 100g(固体)あたりNRVの15%

100ml(液体)あたりNRVの7.5%

または100kcalあたりNRVの5%

(1MJあたりNRVの12%) または1⾷分あたりNRVの15%

ビタミンおよびミネラル

⾷物繊維

⾼ 「源」の値の2倍

源 100g あたり3gまたは100kcalあたり1.5g または1⾷分あたり1⽇の摂取⽬安量 の10%

⾷物繊維 ⾼ 100g あたり6gまたは100kcalあたり3g または1⾷分あたり1⽇の摂取⽬安量 の20%

⽐較強調表⽰は、ラベル上の使⽤説明に従い、摂取するために必要な調理を⾏なうことを考慮に⼊れ、以下の条件に従い、販売される⾷品に基づいて認めら れるべきである。

6.1 ⽐較される⾷品は、同じ⾷品の異なったバージョンまたは類似した⾷品とすべきである。⽐較される⾷品は明確に指定されるべきである。

6.2 熱量または栄養素含有量の差を明記すべきである。⽐較強調表⽰に近接して、以下の情報を記載すべきである。

6.2.1 同じ量に対する差を、パーセンテージ、⽐あるいは絶対値で表したもの。⽐較の詳細を記載すべきである。

6.2.2 その⾷品の⽐較対象となる⾷品の特定。⾷品は、消費者が容易にそれと認識できるよう記載されるべきである。

6.3.1  熱量もしくは主要栄養素およびナトリウムに関する⽐較強調表⽰においては、⽐較される⾷品間の熱量もしくはそれぞれの栄養素含有量の25%以上 の相対差、および本ガイドラインの表において「低」あるいは「源」と定義された数値と同等の熱量または栄養素含有量の最⼩絶対差に基づくべきである。

6.3.2 ナトリウム以外の微量栄養素に関する⽐較強調表⽰については、⽐較される⾷品間のNRVの10%以上の差に基づいてなされるべきである。

6.4 セクション6.3に定められた条件に加え、飽和脂肪酸の含有量を減らすための⽐較強調表⽰を⾏なうことで、⾷品におけるトランス脂肪酸の量を増加さ せないようにすべきである。

6.5 「軽」という⾔葉、あるいはその同義語の強調表⽰の使⽤については、その⾷品が「軽」であることの特性の表⽰を含め、セクション6.3に記載の基準 に従うこと。

3

4 3

4

4.1.6. ⽐較強調表⽰