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(CODEX STAN 105-1981)

5. 表⽰

包装⾷品の表⽰に関するコーデックス⼀般規格(CODEXSTAN1-1985, Rev.1-1991)に加え、以下の表⽰をしなければならない。

5.1  製品の名称

5.1.1  セクション2.1および2.2に記載され、関連セクションの当該基準に適合する製品は、セクション2以降のセクションに記載されている名称、また本 規則のセクション5の規定に従って表⽰する必要がある。セクション2.1.1で定義されている製品は「ビタースイートチョコレート」、「セミ・スイートチョ コレート」、「ダークチョコレート」あるいは「フォンダン・ショコラ」と記載してもよい。

砂糖を全部または⼀部、⽢味料に置き換える場合は、チョコレートの販売表⽰の近くに、⽢味料⼊りであることを適切に明⽰する必要がある。例︓「⽢味料 使⽤Xチョコレート」。

セクション2の規定に従って、ココアバターに加えて植物油脂を使⽤するは、製品の名称および表⽰に関連したラベル上に⽰すものとする。

権限を有する当局は本表⽰に関する所定の⽅法について規定することができる。

5.1.2 . フィルドチョコレート

セクション2.2.2に記載された製品は、「フィルドチョコレート」、「Xフィルドチョコレート」、「Xフィリング⼊りチョコレート」あるいは「Xセンター インチョコレート」と称されるもので、「X」はフィリングの特性を説明するものである。

外側をコーティングするのに⽤いられるチョコレートのタイプは規定さる場合があり、使⽤する表⽰に関しては、本規格のセクション5.1.1で規定されてい るものと同⼀とする。

適切な説明表⽰で消費者に中⾝の特性を提供するものとする。

5.1.3  ⼀⼝チョコレートまたはプラリネ

本規格のセクション2.2.3に記載された⼀⼝サイズの製品で「⼀⼝チョコレート」または「プラリネ」と表⽰する。

5.1.4  アソートチョコレート

チョコラーテ・ファミリア・ア・ラ・タサ、チョコラーテ・ファミリア・ア・ラ・タサとチョコラ-テパラメーサを除くセクション2.1または2.2で説明した 製品を詰め合わせて販売する場合、製品名は「アソートチョコレート」または「アソートフィルドチョコレート」、「アソートチョコレートヴェルミチェッ リ」等の⾔葉に置き換えてもよい。その場合、詰め合わせのすべての製品に対して1つの原材料リストあるいは製品ごとの原材料リストがあるものとする。

5.1.5  その他の必要な情報

チョコレートフレーバー以外の特徴的⾵味は、製品に表⽰することとする。

特に芳⾹で、その製品を特徴つける原材料は製品名の⼀部に含めるものとする(例︓モカチョコレート)

5.1.6 チョコレートという⽤語の使⽤

本規格で規定されていない製品で、かつチョコレート味が無脂肪カカオ固形分由来のみの場合は、当該製品が最終消費者に販売される国において適⽤される 規則や習慣法に従って、その表⽰に「チョコレート」という⽤語を⽤いることができるが、本規格で規定し他の製品との混同しないような表⽰が求められ る。

5.2  最低カカオ含有量の表⽰

権限を有する当局から要求された場合、本規格のセクション2.1に記載されているホワイトチョコレート以外の製品は、カカオ固形分を表⽰しなければなら ない。その表⽰は、製品から他の認可された可⾷物を差し引いた、チョコレート分に対する割合を表⽰する。

5.3  ⾮⼩売⽤容器の表⽰

本規則のセクション5.1およびコーデックスの包装⾷品表⽰⼀般規則のセクション4で求められえる情報は容器の表⾯または容器に添付した書類のいずれかに 表⽰することとする。 ただし、製品の名称、ロット識別、製造者、加⼯包装業者、流通業者または輸⼊業者の名称および所在地は、容器の表⾯への明⽰し なければならない。

ただし、ロット識別、製造者、加⼯包装業者、流通業者または輸⼊業者の名称および所在地は、添付の書類ではっきりと確認できるような標章であれば識別 標章で代替してもよい。

6.分析とサンプリングの⽅法

6.1  フィルドチョコレートの中⾝とコーティングの測定

コーティング⽤のチョコレートタイプ、および当該センターのタイプとして認められているすべての⽅法。

6.2  ココアバター測定

AOAC963.15 およびIOCC 14-1972に準ずる 6.3  無脂肪カカオ固形分測定

AOAC931.05 に準ずる 6.4  無脂肪乳固形分測定

IOCCC17-1973 または AOAC 939.02に準ずる 6.5  乳脂肪分測定

IOCCC5-1962 またはAOAC 945.34, 925.41B, 920.80に準ずる 6.6  ⽔分測定

IOCCC26-1988 またはAOAC 977.10 (カールフィッシャー法); または AOAC 931.04 またはIOCCC1-1952 (重量法) 6.7  総脂質測定

AOAC963.15 に準ずる

6.8  チョコレートおよびチョコレート製品中の⾮ココアバター植物性脂肪の測定

以下の分析⽅法が現在利⽤可能な最良のものである。今後の系統的な改良が必要である。所轄官庁から求められた場合、使⽤した⾮ココアバター植物性脂肪 の市販ブランドの種類を特定する書類を開⽰する必要がある。

6.8.1  チョコレートでの⾮ココアバター植物性脂肪の検出

AOCSCe 10/02 (02)法でチョコレートに添加した精製植物性脂肪のステロール分解⽣成物の検出 6.8.2  ⾮ココアバター植物性脂肪の定量分析

ココアバターおよび⾮ココアバター植物性脂肪中のトリアシルグリセロール(C50、C52、C54)をアメリカ油化学協会雑誌(1980)57巻 286-293ペー ジ)のGC-FID法に準じて測定する。ミルクチョコレートでは、乳脂肪の補正が必要である。

* 解釈︓

⾮ココアバター植物性脂肪の種類がわかる場合は、アメリカ油化学協会雑誌(1980)57巻 286-293ページ)に準じて⾮ココアバター植物性脂肪の量は算出 する。

⾮ココアバター植物性脂肪の種類が不明な場合は、アメリカ油化学協会雑誌(1982)61巻(3)576-581ページ)に準じて算出する。

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 この⽅法は、ココアバター類似脂(CBE)、すなわちSOS型トリグリセリド、である植物性脂肪を測定することを⽬的とする。その他の植物性脂肪は、チ ョコレートの物理特性に悪影響を及ぼさない限りにおいて極めて少量、添加することができる。これらは従来の⽅法、すなわち脂肪酸およびトリグリセリド 分析で測定が可能である。

6-3. 個別⾷品規格/清涼飲料

コーデックス⾷品分類におけるこの⼤分類には、⽔及び炭酸⽔(14.1.1)、果汁及び野菜ジュース(14.1.2)、果実及び野菜ネクター(14.1.3)、⽔を主 原料とする⾹料⼊り炭酸及び⾮炭酸飲料(14.1.4)、及びコーヒーや茶などの⽔を主原料とし、⼊れる⼜は浸み出させる飲料(14.1.5)が含まれる。

炭酸⽔を主原料とする調味飲料(FCS 14.1.4.1)

炭酸ガスを含む⽔を主原料とする⾹料⼊りの飲料で、栄養価のある、栄養価のない、及び/⼜は強⼒な⽢味料その他の認可された⾷品添加物を加えたものが 含まれる。「ガセオサ」(炭酸ガス、⽢味料、及び⾹料を加えた⽔を主原料とする飲料)、コーラ、ペッパー、ルートビア、レモンライム、かんきつ類タイ プなどの炭酸⽔が含まれ、ダイエット/ライトタイプと通常タイプの双⽅がある。これらの飲料には透明なものと濁ったものがあり、粒⼦状物質(果実⽚

等)が含まれることもある。炭酸化され、⾼濃度の栄養素その他の成分(カフェイン、タウリン、カルニチン等)を含むいわゆる「エネルギー」飲料も含ま れる。

なお、炭酸⽔を主原料とする調味飲料についてのコーデックス規格は2018年2⽉現在、策定されていない。

⽔源から直接採取され、その付近で包装された⽔で、相対的割合の特定の無機塩、及び微量元素、⼜はその他の成分が含まれることを特徴とする。天然のミ ネラルウォーターには、本来的に炭酸の含まれているもの(⽔源からの炭酸ガスによって)、炭酸を含ませたもの(他に由来する炭酸ガスによって)、炭酸 を除去(標準的な温度及び気圧条件下で⾃然に炭酸ガスが発⽣しないよう、⽔源⽔に存在する量よりも炭酸ガスを減らすことによって)⼜は強化したもの

(⽔源からの炭酸ガスによって)、及び⾮炭酸化したもの(遊離炭酸を含まないもの)がある。

項⽬ 個別⾷品規格

規格の名称 ナチュラルミネラルウォーターに関するコーデックス規格(CODEX STAN 108-1981)

範囲 容器⼊りナチュラルミネラルウォーター 説明 ナチュラルミネラルウォーター

⾃然炭酸⼊りナチュラルミネラルウォーター

⾮炭酸ナチュラルミネラルウォーター 脱炭酸ナチュラルミネラルウォーター

⽔源の⼆酸化炭素によって強化したナチュラルミネラルウォーター 炭酸化したナチュラルミネラルウォーター

2

炭酸及び⾮炭酸飲料(コーデックス⾷品分類FCS 14.1 ノンアルコール(ソフト)飲料

ナチュラルミネラルウォーター(FCS 14.1.1.1)

認可 必要 必須組成及び

品質要件

⼀部の処理は許可されているが、その必須組成中のミネラル含有量に変更を加えてはならない 包装前のナチュラルミネラルウォーターの輸送は禁⽌されている

特定物質の健康関連基準値︓アンチモン、ヒ素、バリウム、ホウ酸塩、カドミウム、カルシウム、銅、シアン化物、フッ化物、鉛、

マンガン、⽔銀、ニッケル、硝酸塩、亜硝酸塩、セレン、界⾯活性物質、農薬およびPCB、鉱物油、多環芳⾹族炭化⽔素 衛⽣ 実施規範-⾷品衛⽣の⼀般原則(CAC/RCP 1-1969)、ナチュラルミネラルウォーターの採取、加⼯、及び販売に関する衛⽣実施規

範(CAC/RCP 33-1985)

包装 気密封⽌された⼩売り⽤容器に充填されること

表⽰ 包装⾷品の表⽰に関する⼀般規格(CODEX STAN 1-1985 ) 製品の名称

⽒名または名称および住所 化学組成

医学的効果に関する表⽰を⾏わないこと 分析及びサン

プリング

関連するコーデックス項⽬

天然⽔源⽔以外の⽔が含まれ、炭酸ガスの添加によって炭酸化されたものもあれば、ろ過、消毒、⼜はその他の適切な⽅法で加⼯されたものもある。これら の⽔には無機塩が添加されることがある。⾹料⼊りの炭酸及び⾮炭酸⽔は分類14.1.4に含まれる。例としては、卓上⽔、ミネラルの添加の有無を問わずボト ル⼊り飲料⽔、精製⽔、セルツァー炭酸⽔、炭酸⽔、発泡⽔などが挙げられる。

項⽬ 個別⾷品規格

規格の名称 ボトル⼊り/容器⼊り飲⽤⽔に関するコーデックス規格(CODEX STAN 227-2001)

範囲 ボトル⼊り/容器⼊り⽔

説明 ⽔源により規定される⽔︓⼆酸化炭素を含有してもよいが、糖、⽢味料、⾹料、他の⾷品を含有してはならない 加⼯⽔︓いかなる種類の⽔源に由来してもよい

必須組成及び品 質要件

⽔源により規定される⽔に対して許可されている物理化学的改質および抗微⽣物処理 溶存ガスの低減や除去

⼆酸化炭素の添加

鉄、マンガンなどの不安定成分の低減や除去 空気、酸素、またはオゾンの添加

過剰な放射活性の低減

加⼯⽔に対して許可されている物理化学的改質および抗微⽣物処理 化学物質および放射性物質の健康関連基準値

WHO飲料⽔⽔質ガイドライン ミネラルの添加

⾷品添加物に関するコーデックス⼀般規格(CODEX STAN 192-1995)および必須栄養素の⾷品への添加に関するコーデッ クス⼀般原則(CAC/GL 9-1987)

衛⽣ 国際実施規範勧告-⾷品衛⽣の⼀般原則、ボトル⼊り/容器⼊り飲⽤⽔に関する衛⽣実施規範(CSC/GL 9-1987)

包装 気密封⽌された⼩売り⽤容器に充填されること

表⽰ 包装⾷品の表⽰に関する⼀般規格( CODEX STAN 1-1985)、および 製品の名称

⽒名または名称および住所 化学組成

医学的効果に関する表⽰を⾏わないこと

ボトル⼊り/容器⼊り飲料(FCS 14.1.1.2)