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①事業所数(運営主体別)

回答があった訪問看護ステーション283か所の運営主体は、医療法人が最も多く98か 所(34.6%)となっている。次いで、株式会社が66カ所(23.3%)、有限会社が40カ所

(14.1%)となっている。

なお、「その他」として、社会医療法人、社団法人、医療生活協同組合などがあった。

②所在地(圏域別)

圏域別にみると、大阪市が89カ所(31.4%)、北河内が36カ所(12.7%)、豊能が3 4カ所(12.0%)泉州が30カ所(10.6%)の順となっている。

各圏域の人口規模により整備率を見てみると、豊能圏域が最も整備率が高く0.052と なっており、次いで南河内圏域が0.035、中河内、泉州、大阪市が0.033となって いる。最も整備率が低いのは三島圏域となっている。

圏域名 事業所数 割合 整備率 人口:千人

豊能 34 12.0% 0.052 656

三島 17 6.0% 0.016 1,095

北河内 36 12.7% 0.030 1,181

中河内 28 9.9% 0.033 851

南河内 22 7.8% 0.035 637

泉州 30 10.6% 0.033 919

大阪市 89 31.4% 0.033 2,661

堺市 26 9.2% 0.031 837

無回答 1 0.4%

合計 283 100.0% 0.032 8,837

③職員体制

回答があった訪問看護ステーション(283事業所)の職員配置状況は、看護師・准看 護師のほか、理学療法士、作業療法士等が配置されている。

常勤換算では、訪問看護ステーション1カ所あたり、概ね4.6人の配置となっている。

(1,296.71人÷283か所=4.6人)

また、訪問看護ステーションの規模別の事業所数は、「6人~10人」が138事業所

(49%)と最も多く、次いで「~5人」が92事業所(32%)と10人までの小規模な事 業所が8割を超えている。

常勤 非常勤 計 常勤換算

240 9 249 167.90

保健師 12 9 21 12.40

助産師 0 3 3 0.00

看護師 638 542 1,180 755.09

准看護師 105 91 196 116.69

理学療法士 131 240 371 154.12 作業療法士 45 67 112 49.57 言語療法士 5 15 20 7.19

その他 33 35 68 33.75

1,209 1,011 2,220 1,296.71 職名

管理者

従業者

圏域 ~5 6~10 11~15 16~20 21~25 26~30 合計 豊能 5 24 3 0 1 1 34 三島 4 7 4 2 0 0 17 北河内 11 19 3 3 0 0 36 中河内 6 17 2 2 1 0 28 南河内 6 11 4 0 1 0 22 堺市 10 11 3 1 1 0 26 泉州 15 12 1 0 1 1 30 大阪市 34 37 13 4 1 0 89

- 1 0 0 0 0 0 1

合計 92 138 33 12 6 2 283

72 102 122 172 189

合計 657

0歳

40歳~64歳 1歳~6歳 7歳~17歳 18歳~39歳

事業所数 割合

208 73.5%

70 24.7%

5 1.8%

283 100.0%

利用はできない 不明

合計 区 分 利用は可能

事業所数 割合

13 6.3%

194 93.3%

16 7.7%

10 4.8%

14

208

午前6時~午前8時(早朝)

午前8時~午後6時(日中)

午後6時~午後10時(夜間)

午後10時~午前6時(深夜)

サービス提供時間帯

無回答 医療的ケア対応事業所

④医療的ケアが必要な障がい児・者の利用の可否 医療的ケアが必要な障がい児・者の利

用が可能と答えた訪問看護ステーショ ンは、208か所(73.5%)となってい る。

⑤利用対象

利用が可能な年齢層については、40歳以上が最も多く、年齢が下がるにしたがって事 業所数が減少している。なお、0歳児についても対象としている事業所は、72事業所で あった。

⑥サービス提供時間帯(複数回答あり)

サービス提供時間については、早朝が13か所(6.7%)、夜間が16か所(8.2%)、深 夜が10所(5.2%)と、1割に満たない状況となっている。

割合 1.4%

9.1%

7.8%

24.6%

57.2%

100.0%

40歳~64歳 743

合計 1,299

1歳~6歳(幼児) 118 7歳~17歳 101 18歳~39歳 319 年齢区分 利用者数 0歳(乳児) 18

⑦提供可能な医療的ケアの内容(複数回答あり)

提供可能な医療的ケアの内容は、ほぼすべての内容に対応されている。

なお、「その他」としてインシュリン注射、褥瘡処置、人工肛門の処置、点滴などがあった。

⑧医療的ケアが必要な障がい児(者)の利用状況

医療的ケアに対応している訪問看護ステーション208カ所における利用状況をみる と、1,299名が利用しており、年齢別には、40歳以上の者が743名(57.2%)

と最も多く、年齢が下がるほど利用者数が減少している。

なお、7歳~17歳が減少している理由は、支援学校等で日中の医療的ケアに対応し ていることが要因と考えられる。

事業所数 割合

193 92.8%

178 85.6%

188 90.4%

170 81.7%

185 88.9%

184 88.5%

193 92.8%

182 87.5%

152 73.1%

193 92.8%

33 15.9%

提供可能な医療的ケアの内容 吸引

吸入 経管栄養

中心静脈栄養(IVH) 導尿

在宅酸素(HOT)

パルスオキシメーター(SpO2モニター)

気管切開部の管理(ガーゼ交換、消毒等)

人工呼吸器(NPPVを含む)の管理 服薬管理

その他

障がい児数 割合 障がい者数 割合 合計 割合

吸引 口・鼻腔内 126 114 241

吸引 気管内 102 81 183

吸入 37 15.6% 31 2.9% 68 5.2%

経管栄養 経鼻栄養 76 24 101

経管栄養 胃ろう 72 107 179

経管栄養 腸ろう 4 6 10

中心静脈栄養 カテーテル 3 1 4

中心静脈栄養 ポート 4 14 18

導尿 自己導尿 9 42 51

導尿 留置カテーテル 4 114 118

在宅酸素 110 46.4% 66 6.2% 176 13.6%

パルスオキシメーター 169 71.3% 261 24.6% 431 33.2%

気管切開部の管理(ガーゼ交換、消毒等) 102 43.0% 68 6.4% 170 13.1%

人工呼吸器の管理 64 27.0% 61 5.7% 125 9.6%

服薬管理 40 16.9% 636 59.9% 676 52.1%

リハビリテーション 129 54.4% 258 24.3% 388 29.8%

身体介護 入浴介助 100 107 208

身体介護 排泄介助 86 222 308

身体介護 食事介助 17 21 38

その他 24 10.1% 87 8.2% 111 8.6%

医療的ケアが必要な障がい児(者)数 237 ― 1,062 ― 1,299 ― 医療ケアの内容

96.2%

42.6%

18.4% 32.6%

22.3%

1.7%

13.0%

33.0%

64.1%

3.0%

5.5%

12.9%

1.4%

14.7%

85.7%

事業所数 割合 サービスの提供に必要な看護師の人

数と質の確保が困難。 137 65.9%

提供できる医療的ケアの内容が限定さ れるため、利用申し込みに対応できな い場合がある。

29 13.9%

保護者の方の求める水準どおりにサー ビス提供が困難。保護者の苦情対応に 困っている。

37 17.8%

その他 35 16.8%

対応可能事業所数 208 100.0%

⑨障がい児・者別のサービス提供内容(複数回答あり)

障がい児に提供している医療的ケアは、吸引(口・鼻腔内、気管内)が228名(96.2%)

が最も多く、次いでパルスオキシメーターが169名(71.3%)、経管栄養が152名

(64.1%)、リハビリテーション129名(54.4%)となっている。

障がい者については、服薬管理が最も多く636名(59.9%)となっており、次いで パルスオキシメーターが261名(24.6%)リハビリテーションが258名(24.3%)

吸引が195名(18.4%)となっている。

なお、医療的ケアではないが、訪問看護師が障がい児(203名、85.7%)、障がい者(350 名、33.0%)の身体介護を実施している。

⑩訪問看護ステーションにおける障がい児・者の利用についての課題(複数回答あり)

医療的ケアが必要な障がい児・者が利用している訪問看護ステーションで課題として挙 げたものは、下表のとおり「サービスの提供に必要な看護師の人数と質の確保が困難」と するものが137事業所(65.9%)と最も多い。

なお、「その他」として、利用回数の不足、短期入所等のレスパイトが不足、利用料の自 己負担額が高額なため利用ができない、地域での主治医が見つかりにくく、緊急時に相談 できないといった課題が挙げられた。

事業所数 割合 医療的ケアが必要な障がい児(者)の保護者

の求める水準が高すぎて答えられない 54 77.1%

事業所として医療的ケアが必要な障がい児

(者)を利用対象としていないため 46 65.7%

医療的ケアが必要な障がい児(者)の看護の

経験がないため 16 22.9%

保護者が求める看護(介護)ニーズに応えられ

ないため 17 24.3%

その他 18 25.7%

対応していない事業所数 70 100.0%

事業所数 割合

183 64.7%

176 62.2%

170 60.1%

112 39.6%

56 19.8%

医療的ケアに従事する看護師を安定的に確保できるよう報酬基準 等を改善すべき

一定の圏域内に緊急時に対応可能な地域医療機関を確保すべき 圏域内に医療・訪問看護・通園事業・居宅介護・短期入所・移動支 援・相談支援等の機能を備えた施設の整備をすべき

介護職員にも医療的ケアが実施できるよう範囲を拡大(規制緩和)

し、充実した研修システムの構築をすべき その他

⑪医療的ケアが必要な障がい児・者をサービス対象としない理由(複数回答あり)

医療的ケアが必要な障がい児・者をサービスの利用対象としていない訪問看護ステーシ ョン(70事業所)の理由として最も多いものは、「医療的ケアが必要な障がい児(者)

の保護者の求める水準が高すぎて応えられない」が54事業所(77.1%)、次いで、「事 業所として医療的ケアが必要な障がい児(者)を利用対象としていない」が46事業所

(65.7%)、「保護者が求める看護(介護)ニーズに応えられない」が17事業所(24.3%)

となっている。

なお、「医療的ケアが必要な障がい児(者)の看護経験がないため」とする訪問看護ス テーションが16事業所(22.9%)あった。

また、「その他」として対応する職員が不足しているため、夜間の受け入れ態勢が整っていな い、自己負担が大きく利用が困難な場合がある、障がい種別によっては対応が困難であるとい った意見があった。

⑫改善すべき事項(複数回答あり)

医療的ケアが必要な障がい児・者の地域生活支援のために改善すべき事項として、最も

多かった内容は、「医療的ケアに従事する看護師を安定的に確保できるよう報酬基準等の

改善すべき」が183事業所(64.7%)が挙げられている。

次いで、「一定の圏域内に緊急時に対応可能な地域医療機関を確保すべき」が176事 業(62.2%)、「圏域内に医療・訪問看護・通園事業・居宅介護・短期入所・移動支援・

相談支援等の機能を備えた施設を整備すべき」が170事業所(60.1%)となっている。

なお、「介護職員にも医療的ケアが実施できるよう範囲を拡大(規制緩和)し、充実し た研修システムの構築をすべき」とする訪問看護ステーションが112事業所(39.6%)

ある。

運営主体 事業所数

その他 0

医療法人 0

有限会社 0

株式会社 0

NPO法人 8

財団法人 0

社会福祉法人 8

合計 16

なお、「その他」として、医療機関のバックアップが必要、訪問看護利用料の自己負担軽減

が必要、地域におけるかかりつけ医の充実、様々なサービスをつなげる仕組みやコーディネー ターが必要、場合によっては訪問看護師の2人利用を認めるべき、利用制限(回数および時間)

を緩和するなどの意見があった。