Analysis では、データソース内の現在のデータに基づいてビジネスデータを計画できます。計画データを手動で入力すること
も、SAP NetWeaver BW Integrated Planning の計画機能および計画順序を使用して計画データを自動で入力することもで
きます。計画データでは、BW クエリまたはクエリビューを、BEx Query Designer で入力待ちと定義されたデータソースとして 使用する必要があります。
入力待ちのデータソースで作業している場合、Analysis には、2 つの異なるモード、表示モードと変更モードがあります。変更 モードを使用すると、入力待ちのクエリに計画データを入力できます。他のユーザに対するデータソースのロックを解除する場 合、または誤ってデータを変更しないようにする場合は、表示モードに切り替えることができます。変更を元に戻し、前回の保 存状態や前回と同じクライアント状態に戻すこともできます。また、選択したクロスタブセルの変更のロックやロック解除を行う こともできます。
計画データの入力後に、そのデータの再計算または保存ができます。計画データを再計算すると、すべての変更された値が 計画バッファに転送され、一貫性が確認されます。変更されたデータエントリが正常な場合、再計算されたデータが使用可能 になり、ブック内のほかのすべてのコンポーネントから見えるようになります。ただし、再計算されたデータはインフォプロバイ ダに保存されません。計画データを保存すると、転送された値および変更された値のすべてがインフォプロバイダに保存され ます。
Microsoft Excel 2003 では、計画機能は別のツールバーで使用できます。Microsoft Excel 2007 では、計画機能はリボン の別のグループで使用できます。計画グループをリボンに表示するように、ユーザ設定で定義できます。
関連情報
手動でデータを計画する [132 ページ]
計画オブジェクトを使用してデータを計画する [134 ページ] データ計画中の変更を元に戻す [137 ページ]
セルをロックする [136 ページ] 計画データを再計算する [135 ページ] 計画データを保存する [136 ページ]
表示モードと変更モードを切り替える [137 ページ] ユーザ設定 [146 ページ]
6.1 手動でデータを計画する
分析のクロスタブに、手動で計画データを入力できます。計画データを入力するには、変更モード時に、クロスタブ内の既存の データセルの値を変更するか、新しい行をクロスタブに追加します。
1. 入力待ちのデータソースを入力するか、入力待ちのデータソースを使用してブックを開きます。
クロスタブは、変更モードのときに表示されます。変更モードでは、データソースの読み取り専用セルは、別の背景色で表 示されます。表示モードに切り替えると、入力待ちセルおよび読み取り専用セルのビジュアライゼーションの違いはなくな ります。
注記
Microsoft Excel のセルは常に入力が可能です。つまり、データソースの読み取り専用セルにも値を入力できます。た だし、これらの値は計画には反映されません。読み取り専用セルが別の背景色で表示されていれば、読み取り専用セ ルにデータを入力せずにすみます。
データソースが変更モード時に表示されない場合、次の設定を確認します。
○ デザインパネルの [コンポーネント] タブに、正しい計画システムが接続されているか確認します。
デフォルト設定では、計画システムは、ブックを開いた後で最初に接続したシステムです。ブックに別のシステムのオ ブジェクトが含まれる場合、一覧で、これらのシステムのいずれかを計画システムとして選択できます。計画システム の変更は、ブックを閉じて再度開くまでは有効になりません。
○ デザインパネルの [コンポーネント] タブで、[計画: 入力を有効にしてデータソースを開く] チェックボックスがオンにな っているか確認します。
このチェックボックスがオンの場合、入力待ちのデータソースが変更モードで開かれます。このチェックボックスがオフ の場合、データソースは表示モードで開かれます。
○ データソースが他のユーザによってロックされている場合、メッセージが表示されてから開かれます。
SAPGetProperty API メソッドの IsDataSouceEditable プロパティを使用して、データソースが入力待ちかどうか確認で
きます。
2. クロスタブの既存のデータセルのデータを変更して、計画データを入力できます。
入力された値の形式は、即座に検証されます。形式が不正な場合、メッセージが表示されます。
新しい値の一貫性を確認してからクロスタブに適用するには、[再計算] を選択します。
3. クロスタブに追加された新しい行に計画データを入力できます。
デザインパネルの [コンポーネント] タブで、新しい行の行数を定義できます。デフォルトの行数は 5 行です。計画用の新 しい行は、クロスタブの一番下に追加されます。表示モードでは、新しい行は表示されません。
データセルにデータを入力するには、そのデータセルのメンバー組み合わせすべてを入力する必要があります。たとえ ば、クロスタブの行に "国"、"地域"、および "市" というディメンションがあるとします。「パリ」の計画値を入力する場合、対 応する行の "地域" と "国" のメンバーも入力する必要があります。メンバーを手動で入力するか、入力ヘルプを使用して 値を選択できます。入力された値は、形式とマスタデータが即座に検証されます。値が不正な場合、メッセージが表示さ れます。
新しい値の一貫性を確認してからクロスタブに適用するには、[再計算] を選択します。
4. 再計算されていないすべての変更点、または再計算されたが保存されていない変更点を元に戻すことができます。
戻る 前回のクライアント状態/保存状態 を選択します。
5. [保存] を選択して、計画データをシステムに保存します。
変更されたデータがデータソースに保存されます。
関連情報
計画データを再計算する [135 ページ] 計画データを保存する [136 ページ]
データ計画中の変更を元に戻す [137 ページ] 表示モードと変更モードを切り替える [137 ページ]
[コンポーネント] タブ [90 ページ]
SAP セルスタイル [37 ページ]
6.2 計画オブジェクトを使用してデータを計画する
2 つの計画オブジェクト、計画機能および計画順序を使用できます。計画機能を使用すると、システムベースでデータを処理 または生成できます。計画順序は、連続する計画機能のことですどちらのオブジェクトも、SAP NetWeaver BW の Planning Modeler を使用して作成されます。
計画オブジェクトで作業するときに Analysis で行う手順を次に示します。SAP NetWeaver BW Integrated Planning、
Planning Modeler の詳細、および計画機能、集計レベルなどのオブジェクトの詳細については、SAP Help Portal にある対
応ドキュメンテーションを参照してください。
1. 入力待ちのデータソースを挿入するか、入力待ちのデータソースを使用してブックを開きます。
注記
この手順は省略できます。クロスタブにビジュアライゼーションがなくても計画オブジェクトを使用できます。
2. 計画オブジェクトをブックに追加します。
デザインパネルの [コンポーネント] タグで、ブックのコンテキストメニューの [計画機能の使用] または [計画順序の使 用] を選択します。[開く] ダイアログボックスで、計画オブジェクトを検索し、オブジェクトを選択して [OK] をクリックしま す。
[計画オブジェクト] ノードが、[コンポーネント] タブのブックに追加されます。すべての計画オブジェクトがこのノードに割り 当てられます。
3. デザインパネルの [コンポーネント] タブに、正しい計画システムが接続されているか確認します。
デフォルト設定では、計画システムは、ブックを開いた後で最初に接続したシステムです。ブックに別のシステムのオブジ ェクトが含まれる場合、一覧で、これらのシステムのいずれかを計画システムとして選択できます。計画システムの変更 は、ブックを閉じて再度開くまでは有効になりません。
4. 変更されたデータを処理する場合、[変更されたデータの処理] チェックボックスをオンにします。
このチェックボックスをオンにすると、最後に保存されてからユーザが現在のセッションで変更したデータだけを処理する ように定義できます。集計レベルが変更されたデータを定義するためのフィルタとして使用される計画機能を指定できま す。デフォルト設定では、計画機能が作成される集計レベルが、その計画機能用に選択されます。
集計レベルは計画機能のみに設定できることに注意してください。そのため、計画シーケンスで集計レベルを選択するこ とはできません。
5. 計画オブジェクトの変数の値を定義します。
[計画順序/関数の変数] タブで、ソースを選択して値を定義します。
○ [メンバー] ソースの場合、入力ヘルプを使用してメンバーを選択できます。
○ [セル] ソースの場合、値を含むセルを定義できます。
変数はメンバー、階層、および数字のプレースホルダとして機能します。変数は、BEx Query Designer または Planning
Modeler で定義できます。すべての変数の値は、計画オブジェクト内でローカルに有効です。たとえば、2 つの異なる年
のデータを計画するには、同じ計画機能を 2 回、1 つのブックに挿入し、その "年" ディメンションに別の値を入力します。
6. 計画機能のフィルタを定義します。
[フィルタ] タブで、集計レベルのすべてのディメンションのリストを取得します。
a) 必要に応じて、ディメンションのフィルタ値を定義します。
[メンバー] ソースの場合、入力ヘルプを使用してメンバーを選択できます。
[セル] ソースの場合、値を含むセルを定義できます。
[リンク] ソースの場合、データソースの現在のフィルタ値が使用されます。
注記
[リンク] ソースを持つディメンションの場合、SAPSetFilter API メソッドを使用してフィルタ値を定義することもでき ます。
b) また、計画機能がリンクされているフィルタを選択することもできます。
○ [フィルタを開く] ボタンを押して、フィルタオブジェクトを挿入します。
フィルタオブジェクトは、BEx Query Designer および Planning Modeler で作成できます。
○ リストボタンをクリックして、計画に使用するデータソースを選択します。データソースは、すでにブックで使用さ れているはずです。
フィルタオブジェクトまたはデータソースを挿入すると、未定義のディメンションのソースの種類が [メンバー] から [リ ンク] に変更され、そのデータソースまたはフィルタオブジェクトの現在のフィルタ値が使用されます。
c) フィルタ値を再定義します。
計画機能のフィルタ定義はいつでも変更できます。たとえば、データソースを挿入した後で、ソースを [リンク] から [セル] に変更して、フィルタとして使用する値を含むセルを定義することができます。
7. [コンポーネント] タブで、計画機能のコンテキストメニューの [計画機能の実行] を選択して、オブジェクトを実行します。
計画順序で作業している場合は、[コンポーネント] タブで、計画順序のコンテキストメニューの [計画順序の実行] を選択 して、オブジェクトを実行します。
注記
計画オブジェクトの実行時、変更されたデータは自動的に再計算されます。最後の保存以降の変更をすべて元に戻す には、 戻る 前の保存済みステータスへ を選択します。
8. (オプション) ブックから計画オブジェクトを削除します。
[コンポーネント] タブで、計画オブジェクトのコンテキストメニューの [削除] を選択します。
9. [保存] を選択して、計画データをシステムに保存します。
変更されたデータがデータソースに保存されます。
6.3 計画データを再計算する
1. 計画データを入力または変更します。
2. [再計算] を選択します。
すべての変更された値の一貫性が確認されます。変更されたデータエントリが正常な場合、再計算されたデータが使用可能 になり、合計が更新されて、ブック内の他のすべてのコンポーネントで新しい行が見えるようになります。選択している計画シ ステムで使用できるブックの、すべてのデータソースに対して再計算が実行されます。
計画データの再計算には、SAPExecuteCommand API メソッドの PlanDataTransfer コマンドを使用することもできます。