住民 が管 理運 営 に 参加 で き るこ と、 ③ 住民 に と って も っと も利 用 し や す い方 法 が取 入 れら れる こ と、 ④ 住民 の 自主 的 ・自 発 的考 え方 が 採 用さ れるこ と 、 な どで あ る 。さ らに い えば、
コ ミ ュニ テ ィ公 共 施設 の 「共 同建 設 ・ 共同 利 用 ・共同 管 理 運 営 の時 代 」 にな っ て き たとい うこ とで あ ろう 。
と り わけ 過密 な 都市 化 社会 に おい て は 、地 価 高騰( 土 地 が 高い 狭 い買 え な い )、 財源不 足 ( 建 設費 、 土 地 代、人 件費 、 維持 費 な ど )、 区 域 の 拡大 化 ・広 域化 ・人 口 ( 利 用 者)の 集中 化 な ど の理 由 によ り 、否 応 な く施 設 の多 目 的 化 、 統廃 合 化 、 複合 化 、 公 開化 を せざ る を えな くなっ て い る。 施 設 の多 機 能型 ワ ー ク ステ ー ショ ン 化 か不 可 避 的 な の で あ る。 最近 で は、 幼 稚園 や 小 ・中 学 校の 児 童生 徒数 の 減少 、 空 き 学校 の急 増 な ど か ら 、 学 校施 設 の統 廃 合 や再建 築 が 盛 んに 行 わ れて い る。 イン テ リ ジ ェ ン ト・ ス ク ール 、 コ ミ ュ ニテ ィ・ スク ール とい わ れる 超 高層化 か目 立つ 。 こ の よう な コ ミ ュ ニテ ィ ・ ス クー ル の中 に学 校 以外の、
コ ミ ュニ テ ィ・ セン タ ー、図 書 館、 出 張所 、 体育 館 な どを 合 併、 同 居 す る よ う にな って き た( [ 図3 −8] の3 部門5 施設 を 併 設し て い る「 ち よ だパ ー ク サ イドブ ラザ 」を 参 照さ れ た い)(8 ) 。
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施 設全体 図
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ど 」 と い っ たコ ン ベン シ ョ ン 機能 、 「 仕 事紹 介 所 十 高齢者 の 作 業 場 十作 品展 示 場 十即売 会 会 場 な ど 」 とい っ た産業 的 機 能、 「 シ テ ィ パー ク フ ェ ステ ィバ ル 十 イベン ト 会 場 十祭 り の 空 間 な ど 」 とい っ た遊空 間 的 機能 な ど 、 極 めて多 種多 様な 機 能 を ミ ッ ク スし た公 共 施 設が 建 設さ れる よう に な っ て き た。一 つ の 建 物 に、 ホテ ル 、シ ネマ ス タジ オ、旅 行 案 内 セ ン タ ーヽ レ スト ラン 、 コ ン サ ート ホ ール 、 スポ ーツ クラブ 、 マン シ ョ ン な ど の 諸機 能 が そ れぞ れに 組 み 合 わさ れ、 ヒ ト・ カ ネ・ モ ノ・ 情 報・ 組 織 が 渾 然一 体 とな ヽつて 新し い 活 動 が 展開 さ れ る よう にな っ た。 まさ に そ れ はい ろ い ろな 人 のい ろ い ろな イベ ン ト の舞 台空 間 で あ る。
そ し て 、 そ れが まち のひ と つ の新 し い シン ボル に まで 高 ま る時 、 こ の 施 設 は周 辺 の 専 門店 や 商 店 街 とも 全 体 とし て 調 和 す る よう に な るで あ ろ う 。
こ う し て 、シ ン ボリ ッ クな コ ミ ュニ テ ィ施設 が 、 点 一線 一面 一空 間 へ と拡 大 さ れて 立 体 的 関 係( 構 造 ) が構 築 さ れ、 さ らな る ネッ トワ ー ク化 が 形 成 さ れ る。 ロ ー カル ・ エ リ ア・
ネッ ト ワ ー ク(LAN ) は、 まさ にこ れら の地 域 内 の店 舗 、 高 速 道 路、 鉄 道、 空 港 、 公 民 館、 教育 施 設、 レ ジ ャ ー 施設 な ど を 総 合的 に 結び つけ た情 報 シ ステ ム であ る。 こ のよ う な 施 設 とし て 、 例え ば 、 イン テ リジ ェン ト ビ ル 、 六本 木 のア ーク ヒ ル ズ、 あ る い はリゾ ート 都市 、 テ ク ノポ リ ス構 想 、 大学 誘 致( イン ター ナ ショ ナル タウ ン ) な どを 想 起 す るこ とが で き よう 。 地 域振 興 全 体 につ な が る まち づ く り 事業 とし て は 、 青 梅 マ ラソ ン 、 湯布 院 音 楽 祭 、 町 田 市 の23万 人 の 個展 な ど が 有名 で あ ろう 。
こ の よう に 複数 の 施 設 がド ッ キン グ す るこ と に よ り、 そ の 管 理 運 営も ま たむ ず かし くな る。 そ の ため に 、 ①各 複合 施設 内 の 長 の 連絡 会( 定 例会 ) 、 ②地 域 内 公共 施 設 の長 の 情報 交 換 会 、あ るい は ③公 共 施 設 と民 間 施 設 の長 と の連 絡 会 な どが 組織 さ れ、 頻繁 に行 わ れ ね ばな らな い 。 と り わけ 、 民 間 活力 の 導 入 に よっ て 民 間 施 設 の開 放 化 か 促進 さ れて く れば 今 後 は 公 立 と私 立 の協 力 関 係の あ りか たも 重 要 課題 に な っ て く る。 そ の 配置 、 管 理 、 機 能 補 助 金 のあ りか た な ど の ス タン ス のと りか たが問 わ れて く る。 事 務 執行 にあ たっ て は 、「 利 用者 懇 談会 」 な どを 開 催し 、 関 係課 と の 事 務打 合 わ せの定 例化 、 支 所・ 出 張所 と 各 種団 体 と の 関 わ りか た、 管内 区 施 設 へ の 連絡 調 整 、 各 種委 員 会 へ の連 絡 な ど 、あ らゆ るコ ミ ュニ テ ィ組 織団 体と の 関 わ りに よ り一 層留 意 し て い か ねば な ら な い 。と くに今 後 の 複 合 施 設は 、 さ まざ まな 対人 接 触や 情報 交 換 が 盛 ん に 行 わ れる よ う にな り 、 そ の接 触自 体 がい わば「 商 品 化 」 「 市 場 化」 さ れて くる で あ ろ う 。 従 って ます ま すビジ ネ ス 感覚 の 導 入も 必 要 と な っ
て く る 。
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注
(1 )松 下圭 一 『 都市 政 策 を考 え る 』岩 波 新 書 、1971、p.129 .
(2) 昼 間 守仁 「 公共 図 書 館の 今日 的 再生 」 松 下 圭一 編『 自 治 体 の先 端 行 政 一現 場 からの 政 策 開 発 − 』学陽 書 房 、1986、pp.58‑62 参 照 。
(3 )臨 教審 第 二 部会 は 、 生涯 学習 体系 へ の移 行 の 具 体策 と し て 、 地域 の 公 立学 校を 、単 に学 校 教育 を 行う 場 で はな く 、 地 域の 生 涯 学習 の 中 心 施設 と 位置 づ け 、 学 校に 公 民館、
図 書 館を 付 設 す るこ とな ど を含 め て 機能 を多 角化 す る… … と いう 方 針 を 固 め た 。学校 や図 書 館な ど 教育 ・ 文化 施 設 を 、 高 度 な情 報 ・ 通 信シ ステ ム を持 つ 「 カ ル チ ャ ー 、イ ンテ リジ ェン ト( 情報 化 )・ スク ール 」 に改 め る 構想 を 打 ち 出し て い る。 こ れ は学習 情 報の ネッ ト ワ ー クを 形 成し て 市 民 に 開放 す ると同 時 に 、 建 物 を 高層 化 し て 民 間カル ル テ ャ ーセン ター をテ ナ ント とし て 入 れるな ど、 地 域 住民 の 学 習 ・ 情 報活 動 の 拠点作 り を ねら っ たも の で あ る。( 読 売 新 聞 、1986・12・12、13)。
( ∠1)「 行 政 課題 研 究 」 論文 集、 特 別 区 職 員 研修 所 、1985、P.145 .
(5 )東 京 都 庁 は移 転し た跡 地に 多 目 的 ホ ール「 国 際 フ ォ ーラ ム」 を 建 設 す ると い う答申 案を まと め てい る。 具 体的 に は ① 国 際 会 議 の開 催で き る五 千 人 収 容 の 都 民ホ ール、 ② 文 化・ 産業 関 係の展 示 会 、シ ョ ー、 パ ー テ ィ な どに 利 用 で き る展 示 ・ イベ ン ト ホ ール、
③ ス タジ オな どか ら な る文 化 情報 セン ター 、 の三 つで 構 成 す る とい う( 朝日 新 聞 、1987
・1・23)。
(7 ) 奥 田道 大 『 大都 市 の 再生 一都市 社会 学 の 現 代的 視点 − 』 有 斐 閣、1985. )p.42‑3.
(8 ) 『自 治 体学 研究 』36、 神奈 川 県 自 治 総合 研 究 セン タ ー、1988、p.21 よ り 引 用。
第 ∠1章 地区 ネッ ト ワ ーク セン タ ーとし ての 支 所 ・ 出張 所
第1 節 本 庁 一支所 ・ 出張 所 の現 状 と課 題
支 所 ・ 出張 所 は、 地 域 住民 の利 便を 図 る べ く本庁 のサブ シ ステ ム( 出先 機関 ) と し て設 置 さ れ てい る 。 し かし 最 近 の地 域 社 会で は 、人 □ の 増 減や 土 地 利 用 の変 動 が 激し く、 そ の 統 廃合 化 か推 進さ れてい るi 日本 都市 セン タ ーの アン ケ ート 調 査に よ ると、 「 出 先 機 関 は も っ と 統 廃合 す べき で あ るj とい う 意 見が34.4 %あ り 、「 そう は思 わな い 」と い うon .0%
を は る かに 上回 って い る(1 ) 。
( 表2 −l‑i 支 所・ 出張 所 の 設 置状 況 項 川ll/
区 町 村
支所 出 張 所'& μト月休 数(( )は 支 所 ・ 出 張所 数 ) 支m 所 廃
・ 介 出 張 所 の
支所・出張所 の 今破のあ'} 卵
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汁 21.7 16.5 21.216.9
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21.3 0.3 ぶぺI ( ) 内I.I 如'li.出張l')i ft「巾区 町村におけ る竹理改何の状況丿 自冶竹振叫課 昭 和62年3 月
「 支所 ・ 出張 所 設 置 状況 」 に つ い て、1978 ( 昭 和53) 年 と'86 (61) 年 と を 比較 し て み ると( [ 表3 −1] 参 照) 、 支所 数 はや や 減少 し て(21.7 →20.1) 、 出張 所 が や や 増加 し て い ろ。 し かし そ れほ ど 大 きな 増 減 で はな い 。実 施 率は町 村(10.7 →11.2 ) よ りも 、 むし ろ市 区(39.2 →41.0 の方 で や や 上 ま わっ てい る。 都市部 の 方で は、 支所 を 減ら し て 代わ り に 出張 所 を 増 設し て い く とい う 傾 向 で あ る。こ れ は、 支所 ・ 出張 所 の 「 統 廃合 」 の 実施 率 を 町 村(1.8) と 市区 (5.9 )と て 比 較し て も、明 ら か にそ の3 倍の 差 が生 じ て い る 。つ ま り 都 市 部 の方 でそ の再 編 成 と 統 廃合 が よ り 進 んで い ろ。 逆 に町 村 部 で は過 疎 化 、人 口 減 にも か か わら ず 、簡 単 に は 出張 所 を 統 廃 合で き ない とい う 事情も あ ろ う。 「 今後 の お り方 」を
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み ると 、 「 現状 維 持 」(21.3) が多 数 で あ る が、 全 体 的 に は変 化 の兆 候 が み ら れ る。 とり わけ 市 区 レベ ル に お い て は、 「 廃止 」(12.8 )、「 再 編成 」(7.7) 、「統 合 」(4.7 ) が志向さ れて い る 。 こ れは つ ま り減 少さ せ つつ 廃 止 の方 向 に あ るも のと 読 め る。 し かも 都市 部 では、
「再 編成 」(1.5 対7.7) か「 統合 」(0.9 対4.7) かと い う 意 見 が圧 倒的 に多 い。 も ち ろ ん、そ う は いっ て も 都市 と 農村 、 各地 域 、 各 自 治 体 間に よ って 背 景 はさ まざ まであ ろう 。 全 体的 傾向 とし て は、 「 再 編成 」「 統廃 合 」 し つ つ 新し いモ デ ル づ く り と 機能 付与 を 手探 ぐ りで 見 つけ 出 そ うと し て い るよう に 思 わ れる 。
今後 、 人口 減 少 や区 域 面 積の 狭 小 な 所 で は 、一 段 と 統廃 合 が 促 進さ れて い く こ と が予想 さ れ ろ。 と くに 最 近 の交 通 網の 発 達 、 ニ ュ ー メデ ィ ア の導 入 、 維持 費 の 節 減 な ど の理 由 か ら 全 体的 に 廃止 の 方向 に あ る。 し かし そ の 決定 に あ たっ て は 、 地 域 社 会全 体 で 十 分 討議し コ ンセ ン サ スを 得 る 必要 が あ ろう 。
支所 ・ 出 張所 を め ぐ る 課題 とし て は 、(1) 職務 、(2 ) 組織 機 構 、(3) 住民 対 応 、(4) 職 員対 応 、(5 ) 位置 づ けな どか お る。 そ の 活 動 と 形 態 か ら い くつ か の 問題 点 を 抽 出 し て みよ
つ。
(1 ) 職 務
主 た る業 務 は、 住民 票 の写 し 、 印 鑑 登 録 お よび 証明 書 な ど の 諸 証明 の受 付 交 付 が多 い、
同 時 に 住民 ニ ー ズ の把握 は 、 陳情 ・ 請 願 な ど の 苦 情 処理 、 広 報 公 聴 のフ ィー ド バ ッ ク機 能 など も 併 せも っ て い る。 し か し本 庁 と の 連絡 に お いて 時 間 が か か り、 単 な る苦 情の受 付 役 、 原課 と の 連絡 所( 役 ) に すぎ な い という 不 満 の声 も 聞 か れ る。
(2 ) 組織 機 構
本 庁 の 出先 機 関 とし て 位置 づ け ら れ て い る。 原 課 と の 間に 十 分 な 意思 疎 通 や 情 報交 換 が 不足 し 、 現場 の 処 理 能力 が 低下 し て い ると いう 声 も あ る。 こ れは 業 務を 完 結 す るだけ の 十分 な 役 割 と権 限 が与 え ら れて いな い た めで あ ろう 。
(3) 住民 対 応
地 域 に出 かけ 、 実 情 を把 握 し な がら 、 こ れ ら の 住民 二− ズに う ま く対応 し な け れば な らな い 。し かし 、行 政 と 住民 を つな ぐ コ ミ ュ ニ ケ ーシ ョ ン ・ チ ャン ネル とし て は、必 ず し も 有 効 な 住民 参加 のパ イプ 役 や ル ート と は な っ て いな い 。
(4 ) 職員 意 識
支所 ・出 張所 の事 業内 容 はマ ン ネリ 化レ 意 欲 的 に 自主 事 業 や 訪 問 指導 な ど に 取組む