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表 2-17,表 2-18 は,それぞれ,野外に出かけて行う理科学習に対して肯定的に評価した

ドキュメント内 untitled (ページ 47-51)

表 2-16  「あなたは,野外(やがい)で理科を学習してよかったですか」 

小5 小6 中1 中2 中3 高1 高2 高3 全体

とてもよかった 31.1 26.3 18.4 15.8 18.7 19.2 18.0 21.4 21.3 わりとよかった 52.4 54.0 54.4 54.8 56.2 57.6 58.2 55.2 55.4 あまりよくなかった 12.4 16.1 22.4 23.9 20.4 20.1 20.0 19.4 19.2

全くよくなかった 2.0 1.9 3.6 3.3 3.0 2.3 2.2 2.4 2.6

無回答 2.0 1.6 1.3 2.2 1.6 0.8 1.6 1.5 1.6

学習者数 1763 1747 1596 1534 1362 1923 1608 1106 12639 学習者の割合(%) 83.8 85.6 66.7 63.4 59.5 55.1 47.4 38.8 60.2

割合(%) 問5 野外体験学習の評価

 

については 3 割程度,「より嫌いになった」については 1 割程度の選択割合である。 

  表 2-9 は,野外に出かけて行う理科学習の経験の有無によって,問 2 の 47 の質問項目に 対する平均値に有意な差が見られるかを検定した結果である。「-, --」は経験の無い児童 生徒の方が経験の有る児童生徒よりも平均値が有意に高い,「+, ++」は経験の有る児童生 徒の方が経験の無い児童生徒よりも平均値が有意に高いことを示している。「-, --」とな っている項目は,すべて*の付いている否定的な問い方をした質問であることから,有意差 が認められた項目については,それぞれの学年の児童生徒にとって,野外に出かけて行う 理科学習の経験が有る児童生徒の方が,経験が無い児童生徒よりも,科学への学習意欲が 有意に高いと言える。 

47 の質問項目のうちで,有意差が認められたのは,小学校では 5 年が 7 項目(15%),6 年が 12 項目(26%),中学校では 1 年が 30 項目(64%),2 年が 26 項目(55%),3 年が 33 項目(70%),中学生や高校生での効果が特に高いことが示唆される。 

小中学生に対して,野外に出かけて行う理科学習の経験の有無によって,5 つの学年を通 じて有意差が認められなかった項目は,次の 5 項目であった。これらの質問内容について は,小中学生の段階では,野外に出かけて行う理科学習の影響が無いか小さいものと考え られる。 

(3)*  理科で学ぶことに,役に立たないものは多いと思う。 

(12)  理科を学習すれば,よりお金持ちになる。       

(13)   理科を学習すれば,自然や地球環境を破壊(はかい)しない人になる。 

(20)* 理科でわざわざ実験をしなくても,結果を教えてくれればよい。

(31) 学校で学習するよりも,理科をもっとくわしく学習したい。

 

表 2-19  野外での理科学習の経験の有無の違いによる問 2 の 47 項目の平均値の差の検定結果 

小5 小6 中1 中2 中3 高1 高2 高3 全体

問2(1) + + + ++ ++ ++

問2(2) + + ++ ++ + ++

問2(3) * --

--問2(4) ++ ++ ++ ++ ++ + ++ ++

問2(5) * - - --

--問2(6) ++ ++ + ++ ++

問2(7) * --

--問2(8) ++ ++ ++ ++ ++ + + ++

問2(9) ++ + ++ ++ + ++ ++

問2(10) + ++ ++ ++ + ++ ++

問2(11) - ++ ++ ++ ++ ++ ++

問2(12) ++

問2(13) ++ + ++

問2(14) - + ++ ++ ++

問2(15) + ++ ++ ++ ++ + ++ ++

問2(16) ++ ++ ++ ++ ++ ++ ++

問2(17) ++ ++ + ++

問2(18) ++ + + ++ ++

問2(19) + + ++ ++ ++

問2(20) *

--問2(21) * - -

--問2(22) ++ ++ ++

問2(23) + ++ + ++ ++

問2(24) + + ++ + ++ ++ + ++

問2(25) ++ ++

問2(26) ++ ++ ++ ++

問2(27) * - -

-問2(28) + ++ ++ ++ ++

問2(29) ++ + + + ++

問2(30) ++ + ++ ++

問2(31) + ++

問2(32) ++ ++ + + ++ ++

問2(33) ++ ++ ++ + ++ ++

問2(34) * -

--問2(35) * - -- -- -

--問2(36) ++ ++ ++ ++ ++ ++ ++

問2(37) ++ ++ + ++ ++ ++ ++

問2(38) ++ ++ ++ ++ ++

問2(39) ++ + ++ + ++ ++

問2(40) + ++ ++

問2(41) + ++ + ++ ++ ++ ++ ++

問2(42) + ++ ++ ++ ++ + ++ ++

問2(43) + + ++ ++ ++ + ++ ++

問2(44) ++ ++ + ++ ++ ++ ++

問2(45) ++ + ++ ++ ++ ++

問2(46) + ++ + ++ ++ ++ ++

問2(47) ++ ++ ++ + + ++

*を付けた質問項目は,学習意欲について否定的な意識を尋ねたものである。

[有-無]の有意差(+,-: p<.05;  ++, --: p<.01) 野外学習

   

 

2.6  理科の課題研究の実態と効果  

                 

  問 6 は,児童生徒が,学校の授業で理科に関して観察や実験の方法を工夫して疑問を調 べ、わかったことを発表したりレポートにする,いわゆる理科の課題研究をした経験の程 度を尋ね,経験のある児童生徒には,さらに,その経験がよかったか,よくなかったかの 評価を尋ね,さらに,評価の理由についても尋ねるものである。 

理科の課題研究は,特別に授業時間を配当して行う場合もあれば,普段の理科授業を問 題解決的に進める上での指導の一環としてあまり多くの時間をかけないで行う場合もある。

研究する課題は,学習する理科の内容に関連してあらかじめ設定されている場合が多いが,

児童生徒に自主的に課題を設定させる場合もある。後者は,中学校の選択教科としての理 科の授業ではよく見られる。小学校では,普段の理科授業が問題解決的に進められる場合 があらかじめ設定された課題について,児童が追究方法を考え,観察や実験を行い,結果 を発表する形態が採られることが少なくない。 

学習指導要領においては,理科の課題研究に関連した指導は,小学校では「個々の児童 が主体的に問題解決活動を進める」ことに配慮するように,また,中学校では「学校や生 徒の実態に応じ,十分な観察や実験の時間,課題解決のために探究する時間などを設ける よう配慮する」こととされている。上記の中学校の選択理科としての理科については「課 題研究,野外観察,補充的な学習,発展的な学習などの学習活動を各学校において適切に 工夫して取り扱う」こととされている。 

表 2-20 は,理科の課題研究の経験の程度を尋ねた結果である。「まったくなかった」と 回答した児童生徒の割合は,小学校で 1〜2 割で,学年とともに高くなる傾向があるが,小 中学校では 7〜8 割の児童生徒が理科の課題研究を経験しており,取組みが普及しているこ とがわかる。 

問6.あなたは,学校の授業で理科に関する研究(観察や実験の方法を工夫して疑問を調べ、わかったことを発表し

たりレポートにする学習)をすることがありましたか。どれか1つに○をしてください。

1  よくあった 2  ときどきあった 3  めったになかった 4  まったくなかった

1か2か3を選んだ人は次の質問にも答えてください。

☆あなたは,理科に関する研究をしてよかったですか。どれか1つに○をしてください。

1  とてもよかった 2  わりとよかった 3  あまりよくなかった 4  全くよくなかった

☆その理由はどうしてですか。あてはまるものすべてに○をしてください。

1  面白かった 2  うまくできた 3  役に立つ 4  理科がより好きになった

5  面白くなかった 6  うまくできなかった 7  役に立たない 8  理科がよりきらいになった

表 2-20  「あなたは,学校の授業で理科に関する研究(観察や実験の方法を工夫して疑問を調 べ、わかったことを発表したりレポートにする学習)をすることがありましたか」 

小5 小6 中1 中2 中3 高1 高2 高3 全体

よくあった 15.4 16.9 16.9 17.3 19.1 12.6 9.9 8.4 14.0 ときどきあった 39.6 36.2 34.5 31.9 35.2 34.9 35.2 34.4 35.1 めったになかった 24.2 27.9 21.3 22.8 21.4 18.5 21.2 19.4 21.7 まったくなかった 16.7 16.5 22.8 25.4 22.8 32.1 31.9 36.1 26.7

無回答 4.1 2.5 4.4 2.5 1.6 1.9 1.7 1.8 2.5

全体人数 2103 2042 2392 2421 2290 3493 3393 2850 20984

問6 課題研究学習の頻度 割合(%)

   

表 2-21  「あなたは,理科に関する研究をしてよかったですか」 

小5 小6 中1 中2 中3 高1 高2 高3 全体

とてもよかった 21.1 17.8 14.4 12.6 15.6 8.8 7.1 9.8 12.9 わりとよかった 57.7 57.3 52.6 49.9 55.0 48.9 49.2 47.8 52.0 あまりよくなかった 17.7 20.7 27.6 31.2 24.4 35.4 36.8 35.6 29.3

全くよくなかった 1.7 2.4 4.1 4.6 3.8 5.2 5.4 5.0 4.1

無回答 1.9 1.8 1.4 1.8 1.2 1.8 1.5 1.7 1.6

学習者数 1665 1655 1741 1745 1732 2305 2251 1770 14864 学習者の割合(%) 79.2 81.0 72.8 72.1 75.6 66.0 66.3 62.1 70.8

割合(%) 問6 課題研究学習の評価

 

ドキュメント内 untitled (ページ 47-51)