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」  ?

v   冨

方法 ①容器に水を満タン塞でλれる,

   ②容器上部のアミにさとうを入れる。

   ③さとうのとける様子を観察しで、

    崖の図にスケヅチする。

   ④気づいたことを、結果と分かった     ことに書くe

●結三

図3.3.1「砂糖が溶ける様子」の児童の記述

(2)第5時「色のついたものを溶かすと」の授業実践  (ア)この時間のねらい

 この時間のねらいは,ものを溶かすと溶かしたものが溶液全体に均等に広が ることを観察し,理解させることである。

 前当までは,砂糖・塩など溶かすと透明なものを扱ってきた。本時では,コ ーヒーシュガー(茶褐色)を水に溶かした時,どのようになるかを検証させる。

砂糖・食塩を水に溶かす様子は2時において観察した。これらの場合は無色透 明になり,ものを溶かすと溶液全体に均等に散らばる様子は観察することは難

しかった。コーヒーシュガーは,溶かすと水溶液が茶褐色透明になり,全体に 広がる様子を観察しやすい。

 加えて,発展的な部分として,粒子概念の溶かしたものは見えなくなっただ けで,溶液の中に目に見えない程の粒子として存在するということに気付かせ る。全体に色のついたコーヒーシュガーの水溶液を,じっくり観察し,コーヒ ーシュガーの粒はどこにいったのか,どうなっているのかを,想像で描く。こ の際,粒子モデルの図を用いてイメージをスケッチしている児童を取り上げて,

粒子モデルで考えることが,コーヒーシュガーの位置を説明しやすいことに気

付かせる。

(イ)活動内容と教師の視点

    表3.3.2第5時「色のついたものを溶かすと」の指導計画 活動内容

1.「透明,有色透明」とは,どんな ことかについて考え,その条件につ いて全体で確認する。

2.コv一一・一ヒーシュガーを水に入れる

とどうなるかについて自分の考え

を書く。

3.全体で発表し,意見交流をする。

4.検証実験を行う。

5.コーヒーシュガーが溶液中でど のような状態で存在するか,想像し てスケッチする。

追加実験

「コーヒ・一一・一・シュガーを溶かした水

溶液を何日も置いておくと?」につ いて,考えを発表させる。

教師の視点(足場つくり)

○生活の中での透明のものをあげさせ,

有色透明のものについても,透明といえ ることを確認する。

○視点として色,形に着目させる。

○考えがでない児童に対して,人の意見 を参考にするように促す。

○イメージできない児童に対し,よくイ メージできている児童を参考にさせる ために黒板にイメージを描いてもらう。

○味噌汁を例に挙げて考えさせる。

○ココアは時間が過ぎると,下に溜まる という例を挙げ,溶けたものはどうなる かについて,予想させる。

(ウ)授業結果

 まず,授業の導入である活動1では,透明という言葉をどのような時に使う のかを確認した。前時までの活動の記録やワークシートを見ると,児童たちは 何気なく透明という言葉を使っており,確認が必要であった。児童たちに「透 明なものってどんなものがあるかな?」と聞くと,各自プラスチックの下敷き や窓ガラス,二等を挙げていた。また,色がついていても透明と言えるかにつ いては,その物体の先が見て取れるものについては透明と言えることにした。

 活動2では,コーヒーシュガーを水に入れた時どうなるかについての児童の 考えは,茶色になる,水が濁る,水が茶色の透明になる,粉がなくなる等があ った。また,色のついたものでも,溶けると有色透明になるという考えと,色 がついたものは,濁ってしまうので溶けたと言えないのではないかという考え

があった。

 活動4では,児童たちの日常生活の中でなじみのあるコーヒーシュガーであ り,溶ける様子を観察できるとあって,意欲的に実験に参加していた。

 活動5では,コーヒーシュガーが溶液中でどのような状態で存在するか,ど こにいったのかを想像してスケッチを行わせた。この活動は,イメージを掴み づらいことが予想されるので,グループで相談して意見を出しながら自分の考 えを書くように指示した。その時の様子を表3.3.3に示す。

 表3.3.3発話記録(コーヒーシュガーの様子をグループで考える場面)

C1 どう描いていいか分からん一。

C2 やっぱり色づいてるし,中にはあるんじゃないんかな?

C3でもコーヒーシュガーの粒は,、見え高々か転副えたから,消えたって書  いていいかな?

C1文字で書いていいん?

C2 いやいや色づいてるからさ一,消えてないんちゃう。

C3 でも粒つぶはないやん。あ一でも色はあるんやもんな一。

C2 粒つぶはないけど,水の中にはある感じ…

C3 (もう一度,ビーカ・・一一一じっくり見て,かき回して観察する)

C2でも粒つぶ無いし,色はついてるけど,どう描けばいいんやろ。

 予想していた通り,目には見えないものをイメージするものであり,中々思 いつかない児童が多かった。だが,水溶液の中のことや,コーヒーシュガーの 粒について考えていると見て取れる言葉がいくつかでてきている。C2の「二つ ぶは無いけど,水の中にはある感じ…  」は,粒子概念にかなり近い発言で ある。だが,まだ児童の中には「目に見えない程小さい粒」という考えがなく,

それ故に,自分の考えに自信が持てず,イメージができなくて,描くことがで きないと考えることができる。また,C3について,最初は消えたという発言を していたが,C2の意見を聞いて,深く考え始め,考えが粒子概念に近づいてき

ていると考えることができる。

 そこで,活動5では早い段階で活動を一時ストップし,机間指導中にイメー ジすることのできた児童に,その考えを黒板に板書してもらい,その児童の考 えを聞く時間を設けた。そのときの発話記録を表3.3.4,様子を図3。3.2に示す。

表3.3.4 発話記録(イメージできた児童,A児とB児の考えを説明する場面)

A児の説明

 私は,ビーカーの中をものすごく度アップで描きました。

コーヒーシュガーの粒がガラス棒でつぶされてできた小っちゃい粉と,水が「だっだっ だっ」てつながってる感じ。それが,全体にいきわたってる感じ。

B児の説明

 水の中にコーヒーシュガーが溶けて,なんかめっちゃ小っちゃい破片がいっぱいある。

糠臨

岡蒸

轟.

  図3.3.2 イメー・ジできた児童が黒板を使って考えを発表する様子

 A児は,コーヒーシュガーの粒がガラス棒につぶされたと言っており,溶け て小さくなったとは言っていない。だが,粒が目に見えないくらい小さいと判 断して,水溶液の中をアップで描いたと言っている。ここで,A児は目に見え ない程の大きさになった粒のでき方に関して,ガラス棒につぶされたからと言 ってはいるが,溶液中のコーヒーシュガーが,目に見えないが存在しているこ とに気付いている。また,その小さい粒子が,水とつながり合っている発言か ら,水を粒子として捉えており,粒子概念についてかなり深く知識・理解を持 っていると考えられる。そして,その粒子が全体に行き渡っているという発言 から,ものを溶かすと全体に拡散して均一であるということを掴んでいると判

断できる。

 B児は,溶けたコーヒーシュガーのことを「めっちゃ小っちゃい破片」と発

言している。この時の説明の図は,溶液全体に点を描いて,「小さい破片」を薄 くて目に見えるか見えないか程度の濃さで表現していた。このように「めっち ゃ小さい破片」という言葉や目に見えるか見えないか程度の薄い点を描いたこ とから,コーヒーシュガーが溶液中で,目に見えない程の粒になっていること を掴んでいると考えられる。

 また,この児童たちの説明に加えて,教師が黒板に容器に入った味噌汁の図 を描き,それを例にして,味噌汁の液中の様子を児童と一緒に考えてみた。味 噌汁については,第一時で水に入れた時の様子を全児童確認済みである。この 時の発話記録を表3.3.5に,そのとき黒板に描いた味噌汁のモデルを図3.3.3

に示す。

  表3.3.5発話記録(味噌汁の液中についての児童とのやり取りの場面)

T:Kさん,Hさんの意見を参考にしたら分かりやすいかもしれないね。

 じゃあ,今度は一時間目に水に入れた味噌汁について考えてみよう。

 味噌は水の中でどのようになっているか分かるかな?どう描いたらいいでしょう?

C4:味噌は下に塊になってます。

C5:下にでっかいの描いたらいいと思います。

T:じゃあAさんの描き方を真似して,こう描いたらいいかな。

(み=味噌)

         図3.3.3味噌汁の液の中身のモデル

 ここで,味噌汁を例にした理由は,味噌汁中の味噌は目に見え,液中では色 の濃さがバラバラである。つまり,溶けていないもので,目に見えるものを例 にすることにより,児童たちが液中の様子を考える手だてになると考えたから である。児童は,第1時に味噌を水に入れる実験を観察したこともあり,C4 のように「塊になっている」や,C5のように「下に味噌と書けばよい」等の意 見を述べ,味噌汁の例は,児童たちにとって非常に理解しやすいものであった

ように思う。

 次に,表3.3.4発話記録のA児とB児の考えと味噌汁のモデルを参考に,再 度コーヒーシュガーの水溶液中での様子をイメージして描かせた。この時の児 童が描いたイメージ図を図3.3.4に示す。

 図3.3.4か日,これらの児童は,A児やB児や味噌汁のモデルの考えに触れ るまでは,抽象的にしか描くことができていないことが分かる。また,考えに 触れてからの図は,溶液中でのコーヒーシュガーを目に見えない粒として捉え,

ドキュメント内 「児童の気づき」を大切にした授業づくり (ページ 31-36)

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