この章では、自動ビジネス・システム・コマンドについて説明します。
absAllowedClassAttribute.ksh
目的
自動ビジネス・システム処理に関連するクラスと属性のリストを提供します。
構文
absAllowedClassAttribute.ksh -ofile_name
-Sserver -Uuser_ID
-Ppassword -cclass -v
パラメーター
-ofile_name
出力ファイルの名前を指定します。
-S server
データベースが常駐するサーバー名を指定します。デフォルト値は db_server で す。
-Uuser_ID
データベース・ユーザー名を指定します。デフォルト値は db_user です。
-P password
指定されたユーザー ID のパスワードを指定します。デフォルト値は db_password です。
-cclass
出力ファイルに書き込まれる単一のクラスを指定します。このパラメーターを指 定しないと、出力ファイルには自動ビジネス・システム処理を行うすべてのクラ スが書き込まれます。
-v 冗長出力を指定します。
使用法
出力ファイルには、以下の列が、示された順序で含まれています。
Class 最長 4 文字の内部クラス ID (CID)。
Attribute
列 1 のクラスの属性。
Class Name
列 1 のクラスの固有のロング・ネーム。
Product Name
Tivoli Global Enterprise Manager に見られるような製品の名前。
Product Version
Tivoli Global Enterprise Manager に見られるような製品のバージョン。
168 IBM Tivoli Business Systems Manager: コマンド・リファレンス
例
次の例は、クラス G001 を出力ファイル allowed.txt に入れます。
absAllowedClassAttribute.ksh -oallowed.txt -cG001
absConfig.ksh
目的
データベース・ジョブを構成して、リソース選択基準が満たされると自動ビジネ ス・システムが作成されるようにします。
構文
absConfig.ksh -ifile_name -ofile_name
-Sserver -Uuser_ID -Ppassword
-t
パラメーター
-ifile_name
file_name という名前のファイル内の自動ビジネス・システム構成ファイルをデ
ータベースに書き込むことを指定します。これにより、データベース内の既存の すべての構成が上書きされます。上書きが行われる前に、既存の構成が
installation_dir¥Logs¥abs.backup.yyyymmdd_hhmmss.txt に書き込まれます。
-ofile_name
データベース内の現行の自動ビジネス・システム構成を file_name という名前の ファイルに書き込むことを指定します。
-S server
データベースが常駐するサーバー名を指定します。デフォルト値は db_server で す。
-Uuser_ID
データベース・ユーザー名を指定します。デフォルト値は db_user です。
-P password
データベース・ユーザーのパスワードを指定します。デフォルト値は db_password です。
-t オプション。新規設定ファイルをロードする前に ABS 構成テーブルのバックア ップを指定変更します。これは、ABS 構成情報を保持するテーブルを切り捨て ることにより、ABS 構成処理速度を上げる際に役立ちます。-t オプションを指 定すると、absConfig.ksh スクリプトが新規構成のロードに失敗した場合に は、以前ロードされた構成は復元されません。
使用法
このスクリプトは、ビジネス・システム・ビューを自動的に作成するための構成フ ァイルを出力または入力するために使用されます。このスクリプトは、Tivoli
Business Systems Manager インストールをサポートするサーバー上で実行する必要
があります。構成ファイルの構文について詳しくは、「Tivoli Business Systems
Manager: 管理者ガイド」を参照してください。
-i パラメーターを指定してこのコマンドを実行する前に、スケジューラーで次のジ ョブが停止されていることを確認してください。
170 IBM Tivoli Business Systems Manager: コマンド・リファレンス
v ABS 作成プロセス
v ABS ディスカバリー・プロセス
このコマンドは、Tivoli Business Systems Manager のインストール先サーバーで実 行しなければなりません。
例
次の例は、現行の自動ビジネス・システム構成をデータベースから出力します。
absConfig.ksh -oCurrentConfiguration.txt
次の例は、新規の自動ビジネス・システム構成をデータベースに入力します。
absConfig.ksh -iNewConfiguration.txt
absDelete.ksh
目的
自動ビジネス・システム処理によって作成されたビジネス・システムを削除または 表示します。
構文
absDelete.ksh
-Sserver -Uuser_ID -Ppassword
-nbusiness_system -bbegin_datetime -eend_datetime -d
-x -v
パラメーター
-S server
データベースが常駐するサーバー名を指定します。デフォルト値は db_server で す。
-Uuser_ID
データベース・ユーザー名を指定します。デフォルト値は db_user です。
-P password
データベース・ユーザーのパスワードを指定します。デフォルト値は db_password です。
-nbusiness_system
削除を制限するために absConfig.ksh で使用されるビジネス・システム・パスを 指定します。このパラメーターを使用しない場合は、自動ビジネス・システム処 理によって作成されたすべてのビジネス・システムが選択されて削除されます。
-bbegin_datetime
指定した時間 (YYYY-MM-DD hh:mm:ss.ms 形式で) 以降に作成したすべてのビ ジネス・システムを選択することを示します。このパラメーターを使用しない場 合のデフォルト値は、内部作成ログ内の最も古い日付です。
-eend_datetime
指定した時間 (YYYY-MM-DD hh:mm:ss 形式で) またはそれより前に作成した すべてのビジネス・システムを選択することを示します。このパラメーターを使 用しない場合のデフォルト値は、内部作成ログ内の最新の日付です。
-d 選択したビジネス・システムを表示することを指定します。
-x 選択したビジネス・システムを削除することを指定します。このパラメーターを 使用しない場合は、選択したビジネス・システムが表示されます。
-v 冗長出力を指定します。
172 IBM Tivoli Business Systems Manager: コマンド・リファレンス
例
この例は、2001 年 11 月 28 日 10:00 PM から 2001 年 11 月 29 日 10:00 PM までの間に作成されたすべての TEST_OS ビジネス・システムを表示します。
absDelete.ksh -nTEST_OS -b’2001-11-28 22:00:00’ -e’2001-11-29 22:00:00’ -d この例は、2001 年 11 月 28 日 10:00 PM から 2001 年 11 月 29 日 10:00 PM までの間に作成されたすべての TEST_OS ビジネス・システムを削除します。
absDelete.ksh -nTEST_OS -b’2001-11-28 22:00:00’ -e’2001-11-29 22:00:00’ -x
absTest.ksh
目的
データベースにすでに存在している情報を使用して、自動ビジネス・システムのパ ターン、基準、およびパスの組み合わせをテストします。
構文
absTest.ksh
-Sserver -Uuser_ID -Ppassword
-tpattern -rcriteria -nbusiness_system -x -e
-v
パラメーター
-S server
データベースが常駐するサーバー名を指定します。デフォルト値は db_server で す。
-Uuser_ID
データベース・ユーザー名を指定します。デフォルト値は db_user です。
-P password
データベース・ユーザーのパスワードを指定します。デフォルト値は db_password です。
-tpattern
ディスカバリー・プロセスで使用するパターンを指定します。このパラメーター を指定しないと、スクリプトは、-r および -n パラメーターで指定されたパタ ーンを使用します。
-rcriteria
ディスカバリー・プロセスで使用する基準を指定します。このパラメーターを指 定しないと、スクリプトは、-t および -n パラメーターで暗黙指定された基準 を使用します。基準パラメーターは、作成するビジネス・システムの数を制限す るためにも使用されます。パターンがいくつかの基準と一致しているときに基準 パラメーターが指定されている場合は、その基準のビジネス・システムだけがキ ューに入れられます。
-nbusiness_system
自動ビジネス・システム構成ファイルで使用されるビジネス・システム・パスを ディスカバリー・プロセスで使用することを指定します。このパラメーターを指 定しないと、スクリプトは、-t および -r パラメーターで暗黙指定されたパスを 使用します。ビジネス・システム引き数は、作成するビジネス・システムの数を 制限するためにも使用されます。基準がいくつかのビジネス・システム・パスと 一致しているときにビジネス・システム・パス引き数が指定されている場合は、
そのビジネス・システム・パスのビジネス・システムだけがキューに入れられま す。
174 IBM Tivoli Business Systems Manager: コマンド・リファレンス
-x データベースのデータに基づいており、-t、-r、および -n パラメーターを使用 するディスカバリーを実行することを示します。
-e -x ディスカバリー処理で作成されたデータを ABS 作成キューに移植すること
を示します。つまり、-x パラメーターを使用してディスカバーしたビジネス・
システムをキューに入れて、製品で実際の作成が行われるようにします。
-v 冗長出力を指定します。
使用法
-t、-r、および -n パラメーターのうちのいずれかを -x パラメーターと一緒に使用
して、ディスカバリーのテストを実行します。 1 つ以上の -t、-r、および -n パラ メーターが指定されていない場合は、パフォーマンスが大きな影響を受けます。そ のためこのコマンドは、ディスカバー可能なビジネス・システム・ビューの最大数 を戻し、詳細情報を手動キューに保管します。作成された数が適切であれば、 -e パラメーターを指定して absTest.ksh を呼び出し、このグループ化を実行依頼して、
自動ビジネス・システム作成プロセスで処理します。これにより、手動キューから 取り出したすべての項目が除去され、それらが自動作成キューに入れられます。 -x パラメーターを指定して absTest.ksh を呼び出すたびに、 -x パラメーターを指定し
た absTest.ksh への最新の呼び出しの結果が除去されます。
例
この例は、パターン 1 の突き合わせを使用してディスカバリー・プロセスを手動で 実行します。この例は、基準 1000 の要件を満たす OS_O パスのすべてのビジネ ス・システムを手動作成キューに入れます。
absTest.ksh -t1 -r1000 nOS_O -x
この例は、absTest.ksh -x コマンドの最新の正常な実行により手動キューに入れら れたすべての項目を、自動ビジネス・システム作成キューにエンキューします。
absTest.ksh -e
この例は、パターン 1 の突き合わせを使用してディスカバリー・プロセスを手動で 実行します。この例は、基準 1000 の要件を満たす OS_O パスのビジネス・システ ムを手動作成キューに入れてから、これらの項目を自動ビジネス・システム作成キ ューにエンキューして作成します。
absTest.ksh -t1 -r1000 -nOS_O -x -e