この章では、ビジネス・システム・コマンドについて説明します。
addLOB.sh
目的
ビジネス・システム・ツリー (1 つ以上のレベル) を Tivoli Business Systems Manager に作成します。
注: 170ページの『absConfig.ksh』コマンドを使用してすべてのリソースを作成しま す。addLOB.sh ファイルは後方互換性のみを提供します。
構文
sh addLOB.sh
-S server -U userid -P password
-l lob_name -p parent_lob_name -k parent_lob_key
パラメーター
-S server
データベース・サーバー・システムの名前を指定します。
-U userid
データベース・サーバー・システムにデータベース・ユーザー ID を指定しま す。
-P password
データベース・サーバー・システムにデータベース・パスワードを指定します。
-l lob_name
作成する Tivoli Business Systems Manager ビジネス・システムの名前を指定し ます。
-p parent_lob_name
作成する現行ビジネス・システムの親ビジネス・システムの名前を指定します。
デフォルト値は最上位のビジネス・システム・コンテナーです。
-k parent_lob_key
親ビジネス・システムの既存のキーを指定します。
使用法
このコマンドは MKS Korn シェルから実行しなければなりません。
このコマンドを ( 103ページの『addpvToLOB.sh』と一緒に) 使用して、ソフトウェ ア・コンポーネントのインスタンスを動的にビジネス・システムに追加します。そ れ以外の場合は、ドラッグ・アンド・ドロップ機能を使用してください。この機能 を使用すれば、「すべてのリソース」ツリーからインスタンスをコンソール上のビ ジネス・システムにドラッグすることができます。
100 IBM Tivoli Business Systems Manager: コマンド・リファレンス
このスクリプトは、lob_name ラベルを持つビジネス・システムを親ビジネス・シス
テム parent_lob_name の下に追加します。新規のビジネス・システム (親または子)
が存在していない場合は、作成します。存在している場合は、それを既存のビジネ ス・システムの下に追加します。
-p parent_lob_name はオプションです。これを省略すると、最上位のビジネス・シ
ステム・コンテナーである LOBC が親として取られます。
-S、-U、および -P オプションは環境変数から設定できるため、コマンド行に指定
する必要はありません。変数名は tbsm_server、tbsm_userid、および tbsm_password であり、MKS Korn シェルから以下のように設定できます。
$ export tbsm_server=db1.abc.com
オプションには、環境変数を使用して指定できるものもあれば、コマンド行を使用 して指定できるものもあります。コマンド行によるオプションの指定は、個々の環 境変数よりも優先されます。
これらの親子関係をすべて保管しているビジネス・システム・ルックアップ・テー ブルには、ソフトウェア・コンポーネントをビジネス・システム・ツリーに関連付 けるためのキー (固有でなければなりません) が設けられています。通常、このキー は、lob_name を階層内の上方へ連結したものです (最上部の LOBC まで)。次の例 を参照してください。したがって、新規のビジネス・システムの追加先である既存 のビジネス・システムのキーが分かっていれば、-k オプションを使用してそれを指 定することができます。
同じラベルのビジネス・システムが複数ある場合に、そのラベル (親の) を持つビジ ネス・システムを追加すると、それらのすべてのビジネス・システムの下にビジネ ス・システムが作成されます。しかし、特定のビジネス・システムの下に作成した い場合は、それを一意的に識別する -k オプションを指定してキーを渡す必要があ ります。
呼び出しを繰り返し行えば、複数レベルのビジネス・システム・ツリーを作成でき ます。また、同じビジネス・システムを異なる親の下に追加することもできます。
ビジネス・システムを LOBC ビューに表示するには、103ページの
『addpvToLOB.sh』を使用して、今作成したビジネス・システムを product-version に関連付けます。
このスクリプトの出力データは addLOB.out ファイルに送信されます。
MKS DBCS 問題のためにこのスクリプトが機能しない場合は、ストアード・プロシ
ージャー gemsp_addLOB を直接呼び出すことができます。このプロシージャーに
は、コマンド行に類似した 3 つの引き数が用意されています (ただし、接続パラメ
ーター (S、U、P など) を除きます)。それらのパラメーターは次のとおりです。
v @loblabel (-l) v @ploblabel (-p) v @plobkey (-k)
ストアード・プロシージャーを呼び出すときは、@loblabel 引き数が必須であること に気を付けてください。
103ページの『addpvToLOB.sh』および 141ページの『rmLOB.sh』も参照してくだ さい。
例
次の例は、新規ビジネス・システム test_lob を親 ptest_lob の下に追加します。
ptest_lob が新規 (まだビジネス・システム・ツリーに定義されていない) であれ
ば、新規ビジネス・システム ptest_lob が最上位のビジネス・システム・コンテナー
(例えば、LOBC) の下に作成されます。その結果、ツリーは
LOBC->ptest_lob->test_lob になります。
sh addLOB.sh -l test_lob -p ptest_lob
次の例は、ストアード・プロシージャーを使用した呼び出しを示しています。
EXEC gemsp_addLOB ’test_lob’, ’ptest_lob’,NULL
この呼び出しは、ptest_lob を LOBC (未定義であればキー ptest_lobLOBC を持つ) の下に追加し、test_lob を ptest_lob (キー test_lobptest_lobLOBC を持つ) の下に追 加します。
次の例は、新規ビジネス・システム test_lob を LOBC (LOBC->test_lob) の下に追加 します。
Sh addLOB.sh -l test_lob
102 IBM Tivoli Business Systems Manager: コマンド・リファレンス
addpvToLOB.sh
目的
Tivoli ソフトウェア・コンポーネント (product-version) を Tivoli Business Systems
Manager のビジネス・システムに関連付けます。
注: このコマンドの代わりに、170ページの『absConfig.ksh』コマンドを使用してく ださい。addpvToLOB.sh ファイルは後方互換性のみを提供します。
構文
sh addpvToLOB.sh
-S server -U userid -P password
-p product -v version -l lob_name -k lob_key
-a action -o option -n pattern -e expression
-t 0
1
パラメーター
-S server
サーバー・システムの名前を指定します。
-U userid
サーバー・システムにユーザー ID を指定します。
-P password
サーバー・システムにパスワードを指定します。
-p product
Tivoli ソフトウェア・コンポーネント製品の名前または Tivoli Business Systems
Manager クラス名を指定します。
-v version
Tivoli ソフトウェア・コンポーネント製品のバージョンまたは Tivoli Business
Systems Manager クラス名を指定します。
-l lob_name
作成または関連付ける Tivoli Business Systems Manager ビジネス・システムの 名前を指定します。
-k lob_key
関連付ける Tivoli Business Systems Manager ビジネス・システムのキーを指定 します。
-a lob_name
実行するアクションのタイプを指定します。
v insert v update
v delete -o option
フィルター・ユーティリティーのタイプ (SQL_LIKE または REG_EXPR) また はオプションをフィルター・ユーティリティー egrep に対して指定します。
-n pattern
正規式パターンをフィルター・ユーティリティーに指定します。
-e expression
入力をフィルター・ユーティリティーに指定します。
-t 出力条件をフィルター・ユーティリティーに指定します。値は以下のとおりで す。
0 偽
1 真
使用法
このコマンドは MKS Korn シェルから実行しなければなりません。
このスクリプトは、Tivoli ソフトウェア・コンポーネントをビジネス・システムに 関連付けます。指定したビジネス・システムが存在しない場合は、新規のビジネ ス・システムが作成されます。それ以降オンになっているこのソフトウェア・コン ポーネントのすべてのインスタンス (フィルター操作後) が、ビジネス・システムに 動的に追加されます。
Tivoli Business Systems Manager クラス (または Tivoli ソフトウェア・コンポーネ ント) は、その product-version の組み合わせを指定するか、その Tivoli Business
Systems Manager クラス名を指定することによって定義することができます。Tivoli
Business Systems Manager クラス名は、製品オプションまたはバージョン・オプシ
ョン (-p または -v) のいずれかに指定できます。
フィルター引き数 (-o、-n、-e、または -t) はオプションです。引き数を指定しない 場合、フィルター操作は実行されません。例えば、ソフトウェア・コンポーネント のすべてのインスタンスがビジネス・システムに追加されます。しかし、1 つ以上 のフィルター操作オプションが指定されている場合は、そのソフトウェア・コンポ ーネントの各インスタンスが、所定の条件に従ってフィルター操作され、最終式が 出力条件 (-t オプションで指定) に照らして評価した場合にのみ、ビジネス・シス テムに追加されます。入力式 (-e オプション) には、実行中に変換される任意の Tivoli Business Systems Manager シンボルを含めることができます。シンボルの詳 細については、以下の説明を参照してください。
フィルター操作に使用可能なタイプは、egrep、SQL_LIKE、および REG_EXPR で す。デフォルトのユーティリティーは egrep です。SQL_LIKE フィルターは SQL の like ステートメントを使用し、REG_EXPR は正規式を使用します。
アクション・オプション (-a) は、新規フィルター条件の insert、既存のフィルター
条件の update または delete のうち、どのアクションを取る必要があるかをスクリ
プトに指示します。delete アクションは、対応するエントリーのみを
GEM_InstFiltering テーブルから削除し、ビジネス・システム・ビューのインスタン
スは削除しません。ビジネス・システム・ビューから実際にインスタンスを削除す 104 IBM Tivoli Business Systems Manager: コマンド・リファレンス
るには、141ページの『rmLOB.sh』を参照してください。update および delete ア クションは、product-version とビジネス・システム (LOBName または LOBKey) の ペアごとに実行されます。したがって、ペアごとに複数のフィルター条件が存在す る場合、delete アクションはフィルター条件を除去して正常に実行されますが、
update アクションは失敗し、エラー・メッセージが印刷されます。次の例を参照し
てください。
-S、-U、および -P オプションは環境変数から設定できるため、コマンド行に指定
する必要はありません。変数名は tbm_server、tbsm_userid、および tbsm_password であり、MKS Korn シェルから以下のように設定できます。
$ export tbsm_server=db1.abc.com
オプションには、環境変数を使用して指定できるものもあれば、コマンド行を使用 して指定できるものもあります。コマンド行によるオプションの指定は、個々の環 境変数よりも優先されます。
これらの親子関係をすべて保管しているビジネス・システム・ルックアップ・テー ブルには、ソフトウェア・コンポーネントをビジネス・システム・ツリーに関連付 けるためのキー (固有でなければなりません) が設けられています。通常、このキー は、lob_name を階層内の上方へ連結したものです (最上部の LOBC まで)。例につ いては、100ページの『addLOB.sh』を参照してください。したがって、ソフトウェ ア・コンポーネントに関連付けたい既存のビジネス・システムのキーが分かってい る場合は、-k オプションを使用してそれを指定することができます。
同じラベルのビジネス・システムが複数ある場合に、ソフトウェア・コンポーネン トをそのラベルに関連付けると、そのコンポーネントがそれらのすべてのビジネ ス・システムにマップされます。しかし、特定のビジネス・システムとの関連付け を行いたい場合は、それを一意的に識別する -k オプションを指定してキーを渡す 必要があります。
ビジネス・システム lob_name がまだ存在しない場合、それに関連するソフトウェ ア・コンポーネント (product-version) にインスタンスがある場合に作成されるか、
そのコンポーネントの次のハートビート時に作成されます。こうして、
product-version のすべてのインスタンスがビジネス・システム lob_name の下に自動 的に追加されます。
GEMSymbolics 説明
%HB_HOSTNAME% 管理対象のシステム名/NetView ドメイン名
%HB_PRIMARY% 起点の最初のキー/値ペア
%HB_SECONDARY% サブ起点の最初のキー/値ペア
%HB_SOURCE% ソース
%HB_SUB_SOURCE% サブソース
%HB_ORIGIN% 起点
%HB_SUB_ORIGIN% サブ起点
%LABEL% 表示名
%TME_OID% Tivoli エンドポイント OID
%HB_DATA1% または %DATA1% Data1
%HB_DATA2% または %DATA2% Data2