この章では、フェイルオーバー・プロセス・コマンドについて説明します。
fo_chk_connectivity.ksh
目的
fo_chk_connectivity.ksh コマンドは、$INSTALLDIR/tbsm_server_role ファイルから ホスト名を検索し、以下のコマンドを実行して各ホストへのネットワーク接続を検 査します。
v ping hostname v sclist ¥¥hostname
v sc query hostname NetLogon
v ls ¥¥hostname¥D$ (各 Tivoli Business Systems Manager インストール・マシンに D$ ドライブがあることを前提とする)
v rkill /view ¥¥hostname
構文
sh fo_chk_connectivity -T -h
パラメーター
-T トレース・モードをオンにします。
-h ヘルプ情報を表示します。
使用法
fo_chk_connectivity.ksh コマンドは、以下の入力および出力ファイルを作成します。
v 入力: $INSTALLDIR/tbsm_server_role ファイルからのホスト名
v 出力: TivoliManager/logs/fo_chk_connectivity.log の実行ログ・ファイル
154 IBM Tivoli Business Systems Manager: コマンド・リファレンス
fo_cmd_execute.ksh
目的
fo_cmd_execute.ksh コマンドは、フェイルオーバー・コマンド・ファイルを読み取
り、ファイルに含まれる命令を 1 行ごとに実行します。スクリプトがコマンド・フ ァイルを最後まで処理できない場合は、cmdfile.save の保管ファイルが作成されま す。この保管ファイルでは、正常に実行されたステップがコメント化されていま す。
構文
sh fo_cmd_execute -f cmdfile -C -T -h
パラメーター
-f cmdfile
実行するコマンド・ファイルの名前を指定します。
-C 前の呼び出し時に停止した行から実行を再開します。
-T トレース・モードをオンにします。
-h ヘルプ情報を表示します。
使用法
fo_cmd_execute.ksh コマンドは、以下の入力および出力ファイルを作成します。
v 入力: TivoliManager/logs/fo_failover.cmd.pid のフェイルオーバー・コマンド・ファ イル
v 出力:
– TivoliManager/logs/cmdfile.log のフェイルオーバー実行ログ・ファイル – TivoliManager/logs/cmdfile.save のフェイルオーバー実行保管ファイル
fo_config.ksh
目的
fo_config.ksh コマンドは、Tivoli Business Systems Manager フェイルオーバー・プ ロセスの構成を実行します。このスクリプトへの入力として構成ファイルが必要で す。fo_config.ksh コマンドは以下のタスクを実行します。
v コマンド・ウィンドウ・コンソールおよび出口への構成ファイル・テンプレート を生成する。
v 構成情報を確認して、$INSTALLDIR/tbsm_server_role という名前のローカル・デ ィスク・ファイルに保管する。このファイルは、2 次 Tivoli Business Systems
Manager データベース・サーバーにも伝搬されます。
v SQL サーバーが 1 次と 2 次 サイトの両方で同じバージョンを実行しているこ とを確認する。
v サーバー上のネットワーク接続を検査する。
v 追加 ASIMVSUploadRuleSvc ジョブを使用不可にする。
v Out-Of-Synch Alert (非同期アラート) データベースを作成する。
v 現在実行中の SQL スケジュール・タスク (ジョブ) を記録する。
v ソース・サーバーで Synchronize TEC Server EventCacheTime を作成して開始す る。
注: このコマンドは、1 次データベース・サーバーからのみ実行する必要がありま す。
構文
sh fo_config -G
-f config_file
-T -h
パラメーター
-G フェイルオーバー構成ファイル・テンプレート
($INSTALLDIR/tbsm_server_role) を Tivoli Business Systems Manager データベ ース・サーバーと出口の両方で生成します。
-f config_file
構成ファイルの名前を指定します。
-T トレース・モードをオンにします。
-h このコマンドのヘルプ情報を表示します。
使用法
fo_config.ksh コマンドは、データベース・サーバーからのみ実行する必要がありま
す。
このコマンドは、以下の入力および出力ファイルを作成します。
v 入力: フェイルオーバー構成ファイル
v 出力:
156 IBM Tivoli Business Systems Manager: コマンド・リファレンス
– -G オプションが指定されているときには、フェイルオーバー構成ファイル・
テンプレート。
– 両方のデータベース・サーバー上の暗号化された
$INSTALLDIR/tbsm_server_role ファイル。
– データベース・サーバーの Logs$/ENABLED_SCH_TASK_SQL ファイル。
– ヒストリー・サーバーの Logs$/ENABLED_SCH_TASK_HIST ファイル。
fo_failover.ksh
目的
fo_failover.ksh コマンドは、フェイルオーバー構成を調べて、フェイルオーバー・コ
マンド・ファイルを生成し、Tivoli Business Systems Manager サーバーのフェイル オーバー・プロセスの準備を行います。以下のタスクを実行します。
v フェイルオーバー方向を確認する。
v ターゲット・サーバー上のスケジュール・タスクを使用不可にする。
v ターゲット・サイト上のデータ・キューを削除する。
v ソース・サイト上の Tivoli Business Systems Manager サービスを使用不可にする ように構成する。
v ソース・サーバー上のスケジュール・タスクを使用不可にする。
v ソース・サイト上の Tivoli Business Systems Manager サービスを停止する。
v WebSphere Application Server を停止する。
v 空ではないデータ・キューをすべてソース・サイトからターゲット・サイトへコ ピーする。
v エージェント・リスナー・サービスの Tivoli Enterprise Console サーバー・プロ パティー・ファイルをコピーする。
v Move events to History Database ジョブを再発行して、残りのイベントをライ ブ・サーバーからヒストリー・サーバーへ移動する。
v 以下のジョブを再発行して、残りのログをソース・サイトからターゲット・サイ トへ移動する。
– ソース・サイトでの TBSM Log Shipping トランザクション・ログ・バックア ップ。
– ターゲット・サイトでの TBSM Log Shipping Copy ジョブ。
– ターゲット・サイトでの TBSM Log Shipping Load ジョブ。
v ライブ・サーバーとヒストリー・サーバーとの通信を再確立する。
v WebSphere Application Server 上の JDBC 構成を新しいデータベース・サーバー 名で更新し、再始動する。
v TBSM.MenuItem テーブル内の WebServer 値を更新する。
v TBSM.OS_A テーブル内の _TGMTaskServer 値を、ターゲット TGMTask サーバ ーを指すように更新する。
v TBSM.MVSSenderSvcMap テーブル内の svc_host 値を、ターゲット SenderService サーバーを指すように更新する。
v ターゲット・サイト上で自動的に開始するように Tivoli Business Systems
Manager サービスを構成する。
v ターゲット・サイトで Tivoli Business Systems Manager サービスを開始する。
v ターゲット・サーバー上のスケジュール・タスクを使用可能にする。
v MVS オペレーティング・システムにアップロード可能 STC の ID を登録する。
構文
158 IBM Tivoli Business Systems Manager: コマンド・リファレンス
sh fo_failover -R -F -Y -T -h
パラメーター
-R 逆のフェイルオーバー方向を指定します。
-F フェイルオーバー方向を強制し、フェイルオーバー方向を検査しません。
-Y NOSYNC オプションを指定し、データベースを同期しません。
-T トレース・モードをオンにします。
-h ヘルプ情報を表示します。
使用法
fo_failover.ksh コマンドは、以下の入力および出力ファイルを作成します。
v 入力: $INSTALLDIR/tbsm_server_role ファイル
v 出力:
– TivoliManager/logs/fo_failover.cmd.pid のフェイルオーバー・コマンド・ファイ ル
– TivoliManager/logs/fo_failover.log のフェイルオーバー実行ログ・ファイル
fo_logship.ksh
目的
fo_logship.ksh コマンドは、1 次および 2 次データベースとヒストリー・サーバー
の間の Tivoli Business Systems Manager データベース用の SQL Log Shipping (SQL ログ配送) を初期設定します。このスクリプトは、1 次データベース・サーバーま たは 1 次ヒストリー・サーバーからのみ実行する必要があります。データベースの 再同期ツールとしてもこのスクリプトを使用します。このスクリプトは、以下のタ スクを実行します。
v Log Shipping 方向を確認する。
v ターゲット・サーバー上の LogShip ディレクトリーのドライブ名を確認する。
v ソース・サーバーで Log Extract(Backup) ジョブを作成して開始する。
v ターゲット・サーバー上で SQL マネージャーがまだ稼働していない場合には再 始動する。
v ソース・サーバー上の Tivoli Business Systems Manager データベースのバックア ップをとる。
v ターゲット・サーバー上に Tivoli Business Systems Manager データベースを復元 する。
v ターゲット・サーバー上で Log Copy and Load ジョブを作成して開始する。
構文
sh fo_logship -R
BOTH -S
SQL HIST D -M
drive D -N
drive -F
-K -T -h
パラメーター
-R 逆の Log Shipping 方向を指定します。
-S Log Shipping を SQL サーバー、ヒストリー・サーバーのいずれか、またはそ
の両方に初期設定できるように指定します。デフォルト値は BOTH です。
-M データベース・サーバーのステージ・ディレクトリーを作成するターゲット・ド ライブを指定します。デフォルト・ドライブは D です。
-N ヒストリー・サーバーのステージ・ディレクトリーを作成するターゲット・ドラ イブを指定します。デフォルト・ドライブは D です。
160 IBM Tivoli Business Systems Manager: コマンド・リファレンス
-F Log Shipping 方向を強制し、Log Shipping 方向を検査しません。
-K Log Shipping 初期設定ステップのみを生成します。
-T トレース・モードをオンにします。
-h このコマンドのヘルプ情報を表示します。
使用法
データベースを同期するには、fo_logship.ksh コマンドを使用します。
fo_logship.ksh コマンドは、以下の入力および出力ファイルを作成します。
v 入力: $INSTALLDIR/tbsm_server_role ファイル
v 出力:
– TivoliManager/logs/fo_logship.cmd の Log Shipping 初期設定コマンド・ファイ ル
– TivoliManager/logs/fo_logship.log の Log Shipping 初期設定実行ログ・ファイル
fo_resync_histserver.ksh
目的
fo_status.ksh コマンドは、アクティブ・サイトでポスト・フェイルオーバー・ヒスト
リー・サーバーの再同期を実行します。以下のタスクを実行します。
v アクティブ・サイトを判別する。
v アクティブ SQL サーバー上のすべてのデータベースのバックアップをとる。
v Copy Backups from Live DB Server and Restore Databases for Reporting System タスクを開始する。
v アクティブ・ヒストリー・サーバー上のスケジュール・タスクを開始する。
構文
fo_resync_histserver -T -h
パラメーター
-T トレース・モードをオンにします。
-h ヘルプ情報を表示します。
使用法
fo_resync_histserver.ksh コマンドは、tbsm_server_role 入力ファイルを作成します。
162 IBM Tivoli Business Systems Manager: コマンド・リファレンス
fo_status.ksh
目的
fo_status.ksh コマンドは、フェイルオーバー状況を検査し、ログ配送静的データを出
力ファイルに収集します。以下のタスクを実行します。
v 関連するすべてのホストへのネットワーク接続を検査する。
v ソースおよびターゲット・サイトの状況を判別する。
v ソース・サイトから以下のデータを収集する。
– SQL サーバーのバージョン
– オブジェクト DB オプション – Log Shipping スケジュール・タスク
v ターゲット・サイトから以下のデータを収集する。
– SQL サーバーのバージョン
– オブジェクト DB オプション – Log Shipping スケジュール・タスク
– DB プロセス
– Log Shipping 状況
– Log Shipping エンティティー・ログ
構文
sh fo_status -T -h
パラメーター
-T トレース・モードをオンにします。
-h ヘルプ情報を表示します。
使用法
fo_status.ksh コマンドは、以下の入力および出力ファイルを作成します。
v 入力: $INSTALLDIR/tbsm_server_role ファイル
v 出力:
– TivoliManager/logs/fo_status.out のフェイルオーバー状況出力ファイル – TivoliManager/logs/fo_status.log のログ・ファイル