順次カオス同調へと引き込まれていく様子が確認できた.
今後の課題としては,本研究で得られた結果と神経生理学上の振動現象に関する 知見との接点を見いだすことが挙げられる.特に,カオス同調の現象は決定論的な 方程式系に特有なものであり,生理学上での存在の可否は興味深いところである.
また,1次元1方向結合系は,その構造から信号伝送システムへの応用が可能で あると考えられる.具体的には,カオスダイナミクスによって情報がどのように保 持あるいは消失されるかという情報伝送能力に関するこれまでの研究[19][20][21]
をもとに,本研究でのカオス同調時の伝送能力について調べることが挙げられる.
さらに,結合系に信号源を付加し,その信号をカオス同調状態に乗せる駆動一応 答型の秘匿通信の可能性も考えられる.
74
謝 辞
兵庫教育大学大学院(生活・健康系技術分野)での2年間の研究におきまして,
懇切丁寧に直接ご指導いただきました西村治彦先生に深く感謝し,心よりお礼を 申し上げます.そして,研究を遂行するにあたり常にご協力いただきました兵庫 教育大学連合大学院の長尾夏樹さんに深く感謝致しお礼申し上げます.
さらに,いろいろな場におきまして,貴重なご助言と暖かい励ましをいただき ました技術分野の先生方にはことに感謝致しお礼申し上げます.
また,技術分野の院生の皆様方からたくさんのことを学びました.本当にあり がとうございました.
加えて,兵庫教育大学の先生方には,多くのことを教えていただきました.私 の,今後の教育活動において大きな力になることは間違いありません.そして,在 学中に知り合えた多くの大学院生や,学部生,そして留学生の友人の皆様には,常 に学ばせていただき,支えていただいたことに深くお礼を申し上げます.
この貴重な2年間で皆様方から学ばせていただいたことは,今後の私の人生の 貴重な参考書とさせていただきます.
最後に,このような研究の機会を与えてくださいました兵庫県教育委員会なら びに兵庫県立白鷺工業高等学校の皆様方に厚く感謝の意を表します.
平成12(2000)年12月20日 馬越 顕
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A.差分時間モデルでの単一ニューロン挙動例
k=1一△tα=△ta=0.4△tε=1/250
〉 1
0
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0.1 0.20
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76
B.差分時間モデル[2結合系(i)]の逐次更新の場合の
挙動
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