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等  り

ドキュメント内 『宗教研究』197号(42巻2輯) (ページ 75-79)

綾 

㈲直系因子 

清 直系親族の価値評価は ︑ A タイプの体系及び B タイプの体系の尊属に於て ︑他と 較べて︑断然 高 い 0 この因子は ︑ 

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して︑同じ 無服親を ︑価値評価の高い順に ︑同 宗 ︑同姓︑外 姻 として扱うことに︑この因子の 働きをみる︒ 適 

  

  主神 

逝 この因子が強く働く姿は︑婚姻を禁ずる 親 族の中に︑直接血の連なる直系 ︵ l ムノ 輔 対象として揚げさえしないことにも窺える︒ ︵﹁ 図 Ⅶ﹂参照︶ 拝 胡 ㈲ 父 ︵ 男 ︶ 系 因子 

ぬ 父系親族達の価値評価の範囲が広く︑久伍 値 評価の程度の高 い 傾向が ︑ A 

みる︒これは溝葎での親族が︑所謂﹁宗の観念 た ﹂を中心として考えられている   

こ  ・  の 

と 

B  母 

@c   両  達 

関  タ 

係 

イ 

女 

す  プ  達 

るす の 

。 

) 

体  外 

ス系  祖 

こ 

| 

母 

於て、  外 

殴打の 

孫 

打 

, ‑ 

女 

馬  取 

を 

   Ⅲの血縁因子と関係し︑清津 に 於ける血の連続 への重視を予想させる︒この因子はまた︑孝の 観念と関係するだ る  う ︒しかし︑多くの律で︑父母とほとんど等価 値の者として︑祖父母︵ 曾 ・高祖父母の直系尊属 を含む︶︵ 3 ︶を位置づけ  ることは︑価値評価決定の因子としては︑ 孝因 子でなく︑ ︒更にこの因子は ︑ 

B タイプの体系に於て︑直系尊属と卑属の間で の 価値落差の大きいことをもたらす︒これは︑ 後 の 恩義因子や世代 因 

子 と強く相関していると思われる︒ 

㈲恩義因子 

直系尊属と︑伯叔父母︑ 姑 ︑外祖父母の価値 評 価は︑ 池と比べて高い︒これは︑ A,B 両 タイプ の 体系を通じて 云 

える︒清 津 では︑これらの親族を ︑ 最も恩義を古 零 る者達と考える︒ここで注目されるのは︑喪服 等級では小功 観 に過 

ぎぬ 外祖父母の価値の上昇である︒上に掲げた 他の親族は︑いずれも斬衰 か震衰 ︵ 期 ︶であるが ︑外祖父母は︑この 

  

を ︑清津 は ︑﹁恩義﹂に求める︒ここに恩義因子 の 存在をみる︒この  ︵ 6‑ 

因子は︑父母への孝の観念にも関係するだろう︒ また︑直系因子︑母因子︑同居因子とも強い相 関を持っと予想され 

る ︒ 

㈲世代︵尊卑︶因子 

これは︑ B タイプの体系に於て見出される︒ B タ イ ブ の体系は︑ 先掲 の 一 l 図 ﹂ 一 l 図 ﹂﹁ 図 Ⅷ﹂ に 於て 明︐ らかな 如 

く ︑自己からの世代の上下区分に墓き︑価値 評 価 に厳格な差異を示す︒それは︑上に高く ︑ 下に 低い︒故にこの因子 

は ︑世代の上位者に対してプラスの︑下位者に 対してマイナスの方向で働く︒この因子はまた︑ 他 の諸因子︵血縁︑ 

直系等︶と相関する︒それをこれらの諸因子が 強く働いている喪服等級との関係でみると︑喪服 0 等級が高 い程 ︑上 

  

かかる意味で︑世代因子は ︑ 他の諸因子が強く 働く場面で︑同じく 

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たみく  結合していると思われる︒ 

    

︑親族の価値評価への  ろう︒ここでの各因子のり  基  清  本 的な傾向性は  ︑ 取り出し得たと思  う ︒ 

る 祖先崇拝の構造に 関する 一 研究 

㈲  母  因子 

A,B 

面  タイプの体系に於て︑世代が上の親族  の妻への価値評価は︑その親族への価値評価と同  じに扱われる  宅図 

Ⅷ・  一 参照︶︒全体として︑女をマイナス因子と  して扱う中にあって  ︑こ  の母漸の価値の上昇は  ‑0‑  ︑  評価体系に於ける  母 

因子の存在を示す︒︵  1  t   ︶  この因子は︑恩義因子や世  代  因子と強く関係していると思われる︒ 

㈲同居因子 

これは︑主として  A  タイプの体系に強く働く︒  同  居する親族に対し︑  仮  りにそれが  無服親  でも︑  高  い  価値評価を与  える  向を観る︒化︵  頃  2  t   ︶  また︒﹁三文人骨﹂に云う  継  父  ︵同居と不同居を分ける︶の扱いにみられる  如 

  

族  に対して高い価値を認めることと関連して︑  評  価  体系での同居因子の存在を知る︒この因子は  また︑  恐義  因子と強 

㈲午食︵長幼︶因子 

タイプの体系は︑同世代の親族に対し︑年会  の上下による価値評価の差異を示す︒世代因子と  同様︑上に高く下  に低い︒ここに︑清津が一般に年令の高さに価値 

  

子の存在を観る︒  こ 

図子と世代因子との関係では︑世代因子の方が  より強く働いている︒世代の上下は︑  令の上︵ 年 9  ︶  下  に関係なく決定さ 

れるが故にである︒つまりこの因子  は  ︑一応︑同  世代の者に対して働く因子だと云えよう︒ 

強く働くと云える︒ 

  

いると 巴 われる︒ 

︵ ︶ 清律 で︑親族分類の規準にその名称が使われる 喪服制が︑同宗の老中心であることに︑窺い知れる︒ 

︵ ︶ 名例律 ﹁ 構期規 祖父母﹂は︑﹁九 親親︑ 及穂 祖父母者︑ 曾 高岡︑ 枯孫 者︑首元岡Ⅰと云う︒故に ︑ 律文中の﹁祖父母︑ 

孫 ﹂なる表現は︑高祖父母︑曾祖父母︑曾孫︑ 元孫を 含む︒但し例外として︑刑律 一 ・ 諾 正大世﹂﹁ 肛 礼二町 中む 拮 坐の場合 

のみ︑それ叶を含まな 

︵ ︶ 冊律 Ⅰは︑父母が明らかに祖父母より高い価値 評価を持つ事例は少ない︒ 名例律 ﹁ 臆 読者 之 父祖 有 犯 ﹂︑ 声 律﹁ 別籍異 

財 ﹂︑ 膿律 ﹁ 居喪 八冊 伯掘姦 ﹂等の律をみるのみである ︒他の多くの律に於て︑﹁祖父母父母:::﹂の表現に より︑両者は︑ 

等価的に評価されも︒ 

︵ ︶外祖父母を期親の町何と等価的に評価するのに ︑ 次の如 き 律をみる︒ 

格例 律 ﹁ 恵 読者 之 父祖再犯﹂︑声律﹁ 嫁要違 葎生 婚媒人 罪 ﹂︑刑律﹁謀殺祖父母父母﹂﹁ 殴 親親尊長﹂﹁ 罵尊 艮 ・ 一 ﹁千名 犯 

義 ﹂ 等 ︒ 

︵ ︶ 諸國コ 喪服 圓 ﹂︑養二・四十五 て 次の如く云う︒ 

外祖父母 服 ︑止小功︑ 而律内 ︑興 期親 尊長同論者︑以 恩義 並 重位︑ 

︵ ︶これを︑清津 に 於ける尊卑区分と喪服等級の関 係 として観ると︑次の如くに要約される︒ 

Ⅲ卑が尊に対しての犯罪に於て ︑ 卑に課せられる 刑 罰 ︒④喪服の等級が高くなる 程 重い︒⑥喪服の等級に 関係なく一定し 

ている 

②尊が甲に対しての犯罪に於て ︑ 尊に課せられる 刑 ⑥喪服が高くなる 程 軽くなる︒③喪服の等級に関 係 なく一定し 千 ‑ 

いる 

このⅢの③⑥と㈲の⑥③が各々結合して三通りの組み 合わせを作る︒つまり︑③⑥ ︑ ③③ ︑ ⑥⑥︑である︒ 例えぱ︑ ④⑥は 

刑律﹁ 暇 大功以下尊長﹂︑④③は刑律﹁ 殺 子孫八双 脾圓 願人﹂︑⑥⑥は刑律﹁ 親属栢盗 ﹂︑に於て観察される   

れの場合に於ても︑喪服等級が高い程尊卑の価値評価 の 落差が大ぎくなる︒ 

︵ ︶例えば︑ 祀律 ・儀制﹁ 郷 飲酒 祀 ﹂︑番士 セ ・四十 四に 於て︑﹁兄御 患叙歯 ︑友邦飲酒 祀 ︑三有定式︑違 者苔 五十︒﹂と云う 

(182) 

( 註   

     

様               

Ⅰ 已 

姦 

  

律 

  

  

ム   

  

  

清津 

   近  規  相  姦 

  

  

プ   

  

触 

  

   最   

忌  避 

  

  

者   

  

    

     

  

      親 

  

族 

  

  

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清 律を通してみたる 祖先崇拝の構造  価値評価の構造因子として働くのみならず︑ 祖 先達︵親族の者達が死者となった場合︶の価値 評 価の構造因子として 

も 働き得ると予想される︒かかる意味で︑清津 に 於ける祖先崇拝の構造が︑これらの諸因子の相 関を通して︑予測さ 

れるだろう︒ 

近代中国の祖先崇拝に於ける崇拝の対象を今坂 りに︑血縁的関係︵或いは親族関係︶を確認し得 る 系譜的に割と近 ︵ ll ︶ い 祖先達と︑それらをはるかに越える如き遠い 祖 先達︵例えば︑共同始祖等︶とに分けて考えた 場合︑本稿は︑その  前者をめぐっての考察に集中した︒この前者に 限定し︑しかも 清 律を通して︑祖先崇拝を考える 場合︑その基礎は 

︑靱 

  ﹁親族関係の網の目の中での自己への意識と︑ そ の網の目の中で様々な価値の異りをもって配列 された各親族と自己 

との関係のあり方︑及びその価値の程度によっ て 規定された諸行為﹂の上に置かれるべきだと 思 う ︒かくして︑親族    関 子として︑血縁︑父系︑直系︑恩義︑世代︑ 早合︑母︑同居の各因子を取り出した︒これら の 諸因子は ︑ 単に親族の 

     研 

  

評価体系を考察してきた︒その結果︑この評価 体系を構成する基本的 因 

  

  究 

( 

( 

  

(   (・Ⅰ Ⅰ  ( 。 目汁 コ  " ‑ 

語例れ 

こ  清 等 清 と 

圃 

えるれ 

ば 

にはのでも  律級  往に 

喪 

服兵  、  つ親  い族    

      

  

    

ドキュメント内 『宗教研究』197号(42巻2輯) (ページ 75-79)

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