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病 院

ドキュメント内 金沢医科大学報第124号 (ページ 37-40)

講 師 八尋敏雄先生(㈱ ヘルスケア経営研究所所長)

日 時 平成17 年5 月13 日(金)17: 30 〜 場 所 病院4 階C41、42 講義室

病院機能評価の受審に関す る教育講演会が、5 月 13 日

(金)午後 5 時 30 分から C41、

42 講義室で開催され、約 550 名の職員が参加した。当日都 合により出席できなかった職 員のために後日、ビデオ放映 による講演会および希望部署 へのビデオ貸出やイントラネ ットでのビデオ・オンデマンド も行われ、最終的に約 1,150 名の職員(委託職員を含む)が受講した。

病院機能評価は、全国の1,663 の病院が認定(全病院 の 18.2 %、県内では 28 病院 25.5 %、6 月 20 日現在)さ れ、年々受審病院が増加しているが、そのメリットとし て、① 病院機能向上のために改善すべき点が明確にな る、② 評価を受けるための準備が改善のきっかけとな る、③ 効果的で具体的な改善目標が設定できる、④ 職 員の自覚により院内の改善意欲が向上する、⑤ 改善の 成果を内外に示して医療への信頼を高める、と明示され ている。

本院では、第Ⅱ期施設整備計画が一段落する平成 18 年11 月頃に、(財)日本医療機能評価機構が実施する病 院機能評価を受審する予定であり、現在、訪問審査時の 評価対象項目である8 領域532 項目について、8 プロジェ クト委員会が編成され第 1 次自己点検評価(5 月〜 7 月)

が実施されている。講演会は本院の病院機能評価受審に 向けてのキックオフ大会として企画され、高島茂樹病院 長の挨拶・講師紹介の後、講演が行われた。

八尋先生は、① 病院機能評価の概要、② 医療制度改 革と病院機能評価が求められる理由(選ばれる、選ばれ 続ける大学病院の要件)、③ 病院各部門の機能評価受審 への取り組みのポイントについて分かりやすく説明され た。その内容は、「機能評価の受審は、病院職員が一丸 となって業務の見直しを行い、今行っていることの根 拠、たとえば規程、マニュアル、議事録、改定の記録、

根拠データ等を新規に作成または改善を加えることによ り完璧にしていくという一大事業であり、頭の中にある ものもすべて明文化するくらいの心がまえが要求され る。特に診療上の関係部署は情報の共有化と周知徹底に 配慮し、常に良好なコミュニケーションがとれている関 係を保つことが必要である」というものであった。

全職員を対象とした講演会は今回が初めてであった が、職員の関心が非常に高く盛会裏に終了した。なお、

今後の受審準備日程は平成 17 年 8 月 18、19 日に各プロ ジェクト委員会領域グループによる報告会が開催され、

提起された課題は8 月から9 月に外部コンサルタントに よって到達目標が設定され、10 月からは本格的な改善作 業の実施と模擬訓練を行う予定となっている。(イントラ ネットVOD 視聴可能 79 分)

(病院機能評価受審推進室 小平俊行記)

教育講演会

講師の八尋敏雄先生

医療安全管理体制確保のための職員研修会

テーマ

講 師 佐藤哲治先生(東京地方裁判所 民事30部 判事)

日 時 平成17 年6 月24 日(金)17: 30 〜 場 所 病院4 階C41、42 講義室

本学病院の安全管理体制確保のための職員研修会が、

平成 17 年 6 月 24 日(金)午後 5 時 30 分から病院本館 C41 ・C42 講義室において開催された。この研修会は、

本院の医療安全対策委員会 が主催し、病院全体の安全 管理体制の確保を目的とし、

学外の専門家を講師に招い て毎年2 回開催しているもの で、本年度第1 回目の研修会 である。

講演に先立ち松本忠美副 院長から、これまで研修会 の講師に医師・弁護士はじ めいろいろな方にお願いして いたが、今回は東京地方裁 判所判事の佐藤哲治先生にお願いした。判事さんの講演 を聞くのは初めてで、これまでとは違った視点で捉えた

講師の佐藤哲治先生

第3回 褥瘡対策委員会研修会

テーマ

講 師 赤井澤淳子先生〈ブリストル・マイヤーズスクイブ

(有)コンバテック事業部〉

日 時 平成17 年6 月27 日(月)

会 場 病院4 階C41 講義室 司 会 環境皮膚科学 望月 隆教授

昨年4 月からの保険診療「褥瘡患者管理加算」の導入 により、本学病院でも褥瘡予防管理体制の徹底が求めら れている。

院内褥瘡対策委員会が主催した今回の研修会には、赤 井澤淳子 ET / WOC 看護認定看護師(注)を迎え、看護 師を中心に118 名が参加した。

研修会の前半は褥瘡管理の基礎として、褥瘡発生の 発生機序のほか、褥瘡の評価基準である「DESIGN:

D(Depth 深さ)、E(Exudates 浸出液)、S(Size 大きさ)、 I(Inflammation・Infection 炎症・感染)、G(Granulation 肉

芽)、N(Necrotic  tissue  壊死 組織)、P(Pocket ポケット)」 の各項目での判断基準と管理 についての話しのあと、受講 者全員で一事例のDESIGN 評 価を行うなど、実践に即した 講義が進められた。また、研 修会の後半では、下腿に発生 した褥瘡と血管の病変に伴う 潰瘍との識別方法とフットケ アについて事例を通しての話 があり、下腿潰瘍の原因(① 静脈性②動脈性③糖尿病性)と褥瘡との識別のポイント についての知識を深めることができ、意義のある研修会

であった。 (看護部 前野聡子記)

(注)ET/WOC看護認定看護師:ETナース(Enterostomal Therapy Nurse)が専門に行っていたストーマケアより扱 う範囲が広く、創傷 Wound、オストミー Ostomy、失禁 Continenceの看護を専門に行う資格。

講師の赤井澤淳子先生 話が聞けるのではと楽しみにしていると挨拶があった。

引き続き、早瀬 満医療安全対策部副部長の座長によ り、佐藤哲治先生が「医療訴訟における医療機関と患者 のコミュニケーションの問題」と題して講演された。

講演では、医療裁判の仕組みを始めとして、裁判の進 め方など医療裁判全般にわたり詳細な説明がなされた。

講演のなかで、患者さんと医療者側が信頼関係を築く には、医療者側に良好なコミュニケーション能力が必要 とされる。最近の医療訴訟は説明義務違反を過失ととら える事件が多くなり、他の医療行為の過失とともに説明 義務違反が主張されている。これらは、医師や看護師の 医療者側が患者側に十分な説明をしているかが問題とな っている。医療訴訟は、医療者側の不適切な言動や、医 療事故が発生してしまった後の対応で、適切な説明をし たかどうかにより、患者側が不信感を抱き訴訟にいたる

場合が多い。医療訴訟を防ぐには安全管理を十分行うと ともに、常日頃から医療従事者がコミュニケーション能 力を高め、患者さんとコミュニケーションをとることが 重要であると話された。

講演は、本学のイントラネットでライブ中継され、参 加者は医師、看護師、医療技術者の他、関連病院からの 参加者も含め650 名を超え大変盛況であった。

当日研修会に参加できなかった職員のため、この講演 会を録画したビデオ上映会を7 月12 日(火)および7 月 14 日(木)に実施し、それぞれ239 名と138 名の参加が あった。また、本学のホームページからビデオ・オン・

デ・マンドで見ることができるので是非見ていただきた い。(ホームページ: http://www.kanazawa-med.ac.jp/)

(医療安全対策課 加富喜芳記)

平成17年7月2(土)、3日(日)、本学教養棟において、

第4回、第5回JPTEC(Japan Prehospital Trauma Evaluation and  Care)石川外傷セミナーが開催された。第 4 回に32 名、第 5 回に30 名の医師、看護師、救急隊員が受講し、

本学の医師、研修医、看護師計5 名が受講して、延べ70 名のインストラクター(本学救急医学より医師4 名)が 指導を行った。本セミナーは防ぎうる外傷死亡を減少さ せることを目的とし、外傷発生現場の評価、高エネルギ ー外傷患者の初期評価(診察方法)や頚椎保護に重点を 置いた救助方法や処置などを講義と実技で学ぶものであ る 。 コ ー ス の 最 後 に 筆 記 試 験 と O S C E ( O b j e c t i v e Structured Clinical Examination: 客観的臨床能力試験)に よる実技の評価もあり、近隣の受講者は約1 ヵ月前から

平成17年度石川県民大学校

「健康管理講座」 開講

生涯学習センターからの協力要請により、毎年行われ ている石川県民大学校能力開発コース(クリエイティブ ライフ講座)「健康管理講座」が、7 月2 日(土)に病院 新館12 階大会議室にて開講した。

16 年目を迎えた本年度の開講式は、午後 1 時 30 分か ら、高島茂樹病院長の出席のもとに行われた。今年は、

53 名の申し込みがあり、60 歳以上の受講者が全体の8 割 を占めている。昨年度から、規模は多少縮小したもの の、毎年欠かさず受講する参加者も数多くみられ、県民 大学校の人気講座の一つとなっている。

開講式に引き続き、「市民への救急医療サービスの現 況」と題した第一回講座が、救急医学の和藤幸弘助教授 により行われた。法改正により一般の方にも使用可能と なった AED(自動式除細動器)を用いた応急処置の実

演も行われ、受講者は救急医療の現状について知識を深 めていた。眺めの良い、設備の整った新館の会議室での 講義に参加者も大変満足そうであった。

(管理課 島 幸枝記)

平成17年度  健康管理講座日程表

授 業 科 目 時   間

月 講     師

13:30〜14:00 14:00〜17:00 13:30〜16:30 13:30〜16:30 13:30〜16:30 13:30〜16:30  13:30〜16:30  16:30〜17:00

開講式

市民への救急医療サービスの現況  救急医学助教授  和藤 幸弘

リウマチと膠原病  血液免疫制御学教授  梅原 久範

肥満と健康  総合内科学教授  神田 享勉

爪と足の健康−皮膚病のいろいろ−  環境皮膚科学教授  望月  隆 手軽に運動−健康寿命を延ばそう−  生命科学教授  田村 暢熙 若々しい血管を保つには?  循環制御学教授  梶波 康二 閉講式 

7

9

10 2 9 30 3 15 29

第 1 回講座:和藤幸弘助教授による自動式除細動器を用いた応急 処置の実演

本学救急医学ミニ・スキルラボで連日夜遅くまで猛特訓 を行った。両日とも午前 9 時から午後 7 時過ぎまで、過 密プログラムのコースであったが、受講者のアンケート では楽しく学べ、翌日からの業務にも大いに役立ったと 評価されて関係者の努力が報われた。また、会場となっ た本学教養棟はこのようなセミナーに対して、講義室、

小グループの実技ブースなどが備わって非常に活用しや すく大いに貢献することができた。

本学はこの JPTEC 開催の北陸での中心的役割を果た しており、現在、インストラクター5 名、プロバイダー 7 名がいる。また、さらに今回インストラクターコース に2 名が進んだ。医師、看護師はいうまでもなく、学生 でも受講して指導的立場となることが可能であり、また 外傷の病態や救急医療の現状を楽しみながら学ぶ、身に つけることができるよい機会である。ACLS(Advanced Cardiovascular  Life  Support:  二次救命処置)同様に、職

員から学生まで、外傷初期診療に関する知識と処置技術 を広く学ぶ、防ぎうる外傷死を一人でも減少させること が望まれる。 (JPTEC 北陸代表・救急医学 和藤幸弘記)

交通事故現場で、負傷者の初期評価(生命にかかわる胸部外傷 の診察)を行っている中田医師

ドキュメント内 金沢医科大学報第124号 (ページ 37-40)

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