エコモード機能を使用するには、以下の方法があります。
• スケジュール制御
ETERNUS Web GUIまたはETERNUS CLIからエコモードスケジュールを設定することでディス
クモーター制御を行います。稼働時間スケジュール設定/管理を、RAIDグループ、TPPごとに行い ます。
• 外部アプリケーション制御(ソフト連携制御)
ETERNUS SFソフトウェアからRAIDグループごとにディスクモーター制御を行います。
サーバ側に搭載されるアプリケーションと連携し、アプリケーション側からの指示で、ディスクモー ター制御を行います。連携可能なソフトウェアには以下のものがあります。
- ETERNUS SF Storage Cruiser
- ETERNUS SF AdvancedCopy Manager
エコモード機能は以下の階層ストレージ管理製品と組み合わせて利用することもできます。
これらの製品と組み合わせて利用する場合、エコモードスケジュール設定で稼働時間を設定する必要 はありません。モーター停止状態のディスクへアクセスした時点でディスクが稼働します。
• IBM Tivoli Storage Manager for Space Management
• IBM Tivoli Storage Manager HSM for Windows
• Symantec Veritas Storage Foundation Dynamic Storage Tiering(DST)機能 エコモードの仕様を以下の表に示します。
表 1.17 エコモードの仕様
項目 説明 備考
スケジュール登録数 64 1つのスケジュールにイベント(ディスク常時動作 期間)を8つまで設定可能です。
ホストI/O監視時間(*1) 30分(デフォルト) 監視時間は10~60分の間で変更可能です。
監視時間の設定は、保守作業権限を持ったユーザー によって変更できます。
ディスク停止回数(1日あたり) 25(デフォルト) ディスク停止回数は1~25回の間で変更できます。
上限値を超えた場合、エコモードは実施されず、ディ スク稼働は継続されます。
*1: 一定時間ディスクへのアクセスがないことを確認し停止するまでの監視時間です。
第1章 機能 1.7 環境負荷低減
• RAIDグループへのエコモードスケジュール設定は、ETERNUS Web GUI、ETERNUS CLI、
ETERNUS SF Storage Cruiser、またはETERNUS SF AdvancedCopy Managerで行ってくださ
い。ただし、ETERNUS Web GUI、ETERNUS CLIで設定したスケジュールと、ETERNUS SF
Storage CruiserまたはETERNUS SF AdvancedCopy Managerで設定したスケジュールは共有
できないため、RAIDグループごとに制御するソフトウェアは1つにしてください。
• TPPへのエコモードスケジュール設定は、ETERNUS Web GUI、ETERNUS CLIから実行してく ださい。ETERNUS SF Storage CruiserまたはETERNUS SF AdvancedCopy Managerからは設 定できません。
• WSVを構成するRAIDグループには、すべて同じエコモードスケジュールを設定してください。
エコモードスケジュールが異なると、ホストからアクセスが発生したときに停止しているディス クの起動処理のため、レスポンスが低下するおそれがあります。
• ディスクの稼働時間は、エコモードスケジュールとディスクアクセスによって変わります。
- 稼働時間外にディスクアクセスがあった場合は、直ちにディスクを稼働させ、1~5分程度でア クセスを受け付けられる状態になります。ディスクへのアクセスが一定時間ない場合、ディスク のモーターを停止します。
- 停止時間帯でのアクセスを含め、1日あたりの稼働開始回数が一定数を超えると、エコモードは 実行されず、ディスクの稼働を継続させます。
(例1)ETERNUS Web GUIからのスケジュール設定
稼働時間9:00~21:00設定で、稼働時間外にアクセスがない場合
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(例2)ETERNUS Web GUIからのスケジュール設定
稼働時間9:00~21:00設定で、稼働時間外にアクセスがあった場合
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21:00 9:00
1:00
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第1章 機能 1.7 環境負荷低減
• エコモードスケジュールは、ETERNUS DXの日付時刻に従って実行されます。スケジュールどお りにモーター停止/起動させるために、ETERNUS Web GUI の日付時刻設定で、 Network Time Protocol(NTP)サーバを使用して時刻を自動調整するように設定してください。
• 同一ドライブエンクロージャ内に対象となるディスク数が多くなると、すべてのドライブを同時 に稼働開始できないため、稼働に時間(1~5分程度)がかかる場合があります。
• エコモードスケジュールによりディスクのモーターOFF/ONを繰り返しても、モーター常時ON と比較して故障率に影響はありません。
1.7.2 消費電力可視化
ストレージシステム環境の統合管理ソフトウェアETERNUS SF Storage Cruiserとの連携により、消 費電力と温度をグラフ表示(見える化)できます。ETERNUS DXは、装置内部での消費電力、および 環境温度の情報採取を行います。採取した情報はSNMPを使用して通知し、ETERNUS SF Storage
Cruiserではグラフィカルな画面で取得した情報の表示を行います。採取した情報からデータセン
ター内の局所的な温度上昇を把握でき、空調の配置を見直すことで冷却効率の向上を図ることができ ます。
また、RAIDグループへのアクセス頻度から利用時間帯の決まっているドライブを把握し、エコモード の運用時間帯を調整できます。
図 1.36 消費電力可視化
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第1章 機能 1.7 環境負荷低減