• 検索結果がありません。

特許訴訟との関係

ドキュメント内 补正委托书转达函(JP) (ページ 83-118)

Q84 特 許 権 者 に 侵 害 訴 訟 が 提 起 さ れ た 場 合 、ど の よ う な 対 応 を 取 れ る の か 。

< 回 答 >

中 国 で の 渉 外 特 許 権 侵 害 訴 訟 は 、主 に は 、外 国 企 業 が 中 国 企 業 を 訴 え た 事 件 が 多 い 。近 年 来 、外 国 企 業 が 被 告 と し て 訴 え ら れ る ケ ー ス も 増 え て い る 傾 向 が あ る 。日 本 企 業 或 い は 日 本 企 業 の 中 国 で の 関 連 会 社 が 特 許 権 侵 害 で 訴 え ら れ た 場 合 、 実 情 に 応 じ て 、 適 当 な 対 応 策 を 取 る 必 要 が あ る 。

具 体 的 な 対 応 策 は 、 手 続 き と 実 体 の 二 つ の 面 か ら 考 え ら れ る 。

実 体 ― 採 用 可 能 の 抗 弁

( 1 ) 非 侵 害 抗 弁

① 特 許 権 者 に 訴 え ら れ た 被 告 は 、 自 分 の 製 品 或 い は 方 法 、 又 は 製 品 の 意 匠 が 特 許 権 の 権 利 範 囲 に 含 ま れ な い と の 非 侵 害 抗 弁 を 行 う こ と が で き る 。 詳 細 は 、 下 記 の と お り で あ る 。

発 明 /実 用 新 案

特 許 権 者 の 係 争 特 許 権 が 発 明 又 は 方 法 に 関 す る 特 許 権 、或 い は 実 用 新 案 権 で あ る 場 合 、被 告 は 、下 記 の 二 つ の 何 れ か を 主 張 す る こ と を 通 じ て 、 非 侵 害 抗 弁 を 行 う こ と が で き る 。

a) ィ 号 製 品 又 は 方 法 の 構 成 要 件 は 、 特 許 権 又 は 実 用 新 案 権 の 請 求 項 に 記 載 さ れ た 全 部 の 構 成 要 件 と 対 比 し 、 請 求 項 に 記 載 さ れ た 一 つ 又 は 一 つ 以 上 の 構 成 要 件 を 欠 如 す る 。

b) ィ 号 製 品 又 は 方 法 の 構 成 要 件 は 、 原 告 の 特 許 権 或 い は 実 用 新 案 権 の 請 求 項 に 記 載 さ れ た 対 応 の 構 成 要 件 と 対 比 し て 、 一 つ 又 は 一 つ 以 上 の 構 成 要 件 は 実 質 的 に 相 違 点 を 有 し 、 同 一 で も 均 等 で も な い 。

意 匠

特 許 権 者 の 係 争 特 許 権 が 意 匠 権 で あ る 場 合 、被 告 は 、下 記 の 二 つ の 何 れ か を

主 張 す る こ と を 通 じ て 、 非 侵 害 抗 弁 を 行 う こ と が で き る 。

a) イ 号 製 品 は 意 匠 権 製 品 と は 、同 一 又 は 類 似 種 類 の 製 品 に 属 さ れ な い 。 b) イ 号 製 品 の 意 匠 と 係 争 意 匠 権 は 同 一 で も 類 似 で も な い 。

②特 許 権 者 に 訴 え ら れ た 被 告 は 、自 分 の 被 疑 侵 害 行 為 は 、「 非 経 営 を 目 的 と し 、 個 人 に よ る 製 造 ・ 使 用 す る 行 為 」 で あ る こ と を 主 張 す る こ と を 通 じ て 、 非 侵 害 抗 弁 を 行 う こ と が で き る 。

中 国 特 許 関 連 法 律 に よ れ ば 、 非 経 営 目 的 を と し 、 個 人 に よ る 製 造 ・ 使 用 す る 行 為 は 、 特 許 権 の 侵 害 と な ら な い 。 た だ し 、 営 業 性 団 体 或 い は 企 業 は 許 可 を 得 ず に 、他 人 の 特 許 製 品 を 製 造・使 用 す る こ と は 、「 非 経 営 目 的 」 を 理 由 と し て 負 う べ き 侵 害 責 任 を 免 除 で き な い 。 こ の よ う に 、 当 該 非 侵 害 抗 弁 は 、 厳 し い 適 用 条 件 が 限 定 さ れ て い る の で 、 一 般 の 企 業 や 営 業 性 団 体 に は 適 用 で き な い 。

( 2 ) 侵 害 と 見 な さ れ な い 抗 弁

中 国 特 許 法 第 69 条 に 基 づ く と 、 下 記 の 4つ の 場 合 は 、 特 許 権 の 侵 害 と 見 な さ れ な い 。

① 権 利 消 尽 に よ る 抗 弁

特 許 権 者 又 は そ の 許 可 を 得 た 機 関 、 組 織 又 は 個 人 が 、 特 許 製 品 又 は 特 許 方 法 に よ り 直 接 得 た 製 品 を 販 売 し た 後 に 、 当 該 製 品 の 使 用 、 販 売 の 申 出 、 販 売 、 輸 入 を 行 う 行 為 は 、 特 許 権 侵 害 と 見 な さ な い 。

特 許 権 侵 害 訴 訟 に お け る 被 告 が 、 権 利 消 尽 に よ る 抗 弁 を 主 張 す る 際 に は 、 自 分 が 使 用 、 販 売 の 申 出 、 販 売 、 輸 入 し た 製 品 は 「 特 許 権 者 又 は そ の 許 可 を 得 た 団 体 又 は 個 人 が 販 売 さ れ た 特 許 製 品 又 は 特 許 方 法 に よ り 直 接 得 た 製 品 」 で あ る と い う 事 実 を 証 明 す べ き で あ る 。

従 っ て 、 被 告 は 、 自 社 の 製 品 が 特 許 権 者 又 は そ の 許 可 を 得 た 団 体 又 は 個 人 か ら 販 売 さ れ た こ と を 証 明 で き る 販 売 契 約 、 領 収 書 な ど を 通 じ て 、 権 利 消 尽 抗 弁 を 行 う こ と が で き る 。

な お 、 改 正 法 に 「 輸 入 」 が 加 え ら れ た こ と に よ り 、 特 許 製 品 の 並 行 輸 入 は 、中 国 に お い て 特 許 権 侵 害 と な ら な い こ と が 明 確 に さ れ た 。例 え ば 、 中 国 以 外 の A 国 に お い て 、 特 許 権 者 又 は そ の 許 可 を 得 た 者 よ り 販 売 さ れ

た 特 許 製 品 を 当 該 A 国 で 購 入 し た 輸 入 業 者 が 、 か か る 製 品 を 中 国 に 輸 入 し 、 中 国 国 内 で 販 売 す る 行 為 に つ い て は 、 特 許 権 侵 害 と 見 な さ な い 。

従 っ て 、 被 告 は 、「 国 内 消 尽 」 と「 国 際 消 尽 」 行 為 に つ い て 、何 れ も 抗 弁 を 行 う こ と が で き る 。

② 先 使 用 権 抗 弁

中 国 は 、日 本 と 同 じ に 先 願 主 義 を 採 用 し 、先 願 主 義 の 例 外 と し て 、先 使 用 権 制 度 が 設 け ら れ て い る 。つ ま り 、特 許 出 願 日 以 前 に す で に 同 一 製 品 を 製 造 し 、同 一 方 法 を 使 用 し 、又 は す で に 製 造 、使 用 の た め に 必 要 な 準 備 を し て お り 、か つ 従 来 の 範 囲 内 で の み 製 造 、使 用 を 継 続 す る 場 合 は 、 特 許 権 侵 害 と 見 な さ な い 。

中 国 特 許 関 連 法 律 か ら 見 れ ば 、 先 使 用 権 の 要 件 は 下 記 の と お り で あ る 。 a) 時 間 要 件

中 国 に お け る 先 使 用 権 は 、日 本 と 同 じ に 、特 許 の 出 願 日 を 基 準 と す る 。 ま た 、 そ の 特 許 に 優 先 日 が あ る 場 合 は 、 優 先 日 を 基 準 と す る 。

b) 行 為 の 要 件

中 国 特 許 法 の 規 定 か ら 見 れ ば 、 先 使 用 権 の 行 為 の 要 件 と し て は 、 日 本 と 異 な っ て 、「 特 許 出 願 日 以 前 に す で に 同 一 製 品 を 製 造 し 、 同 一 方 法 を 使 用 し 、 又 は す で に 製 造 、 使 用 の た め に 必 要 な 準 備 を し た 」 場 合 の み 含 ま れ 、 特 許 製 品 及 び 特 許 方 法 に よ り 製 造 し た 物 の 使 用 、 販 売 、 販 売 の 申 出 、 及 び 輸 入 行 為 は 、 先 使 用 権 を 成 立 す る た め の 行 為 要 件 か ら 排 除 さ れ て い る 。

c) 主 観 の 要 件

「 最 高 裁 判 所 に よ る 特 許 権 侵 害 紛 争 事 件 の 審 理 に お け る 法 律 適 用 の 若 干 問 題 に 関 す る 解 釈 」45第 15 条 に は 、「 権 利 侵 害 で 訴 え ら れ た 者 が 不 法 で 獲 得 し た 技 術 若 し く は 設 計 を も っ て 、先 使 用 権 を 主 張 し 抗 弁 す る 場 合 、 裁 判 所 は こ れ を 支 持 し な い 」と 規 定 し て い る 。つ ま り 、先 使 用 権 を 主 張 す る 技 術 は 合 法 的 な も の で な け れ ば な ら な い 。

45 法釈【2009】21 号、2009年12月21日最高裁判所裁判委員会第1480回会議で通過、2010年1月1日より施行、

以下同じ。

d) 「 従 来 の 範 囲 」 の 要 件

「 従 来 の 範 囲 」の 要 件 に つ い て は 、実 施 主 体 の 限 定 と 使 用 範 囲 の 限 定 か ら 考 え ら れ る 。

ま ず 、 実 施 主 体 の 限 定 に つ い て は 、「 最 高 裁 判 所 に よ る 特 許 権 侵 害 紛 争 事 件 の 審 理 に お け る 法 律 適 用 の 若 干 問 題 に 関 す る 解 釈 」第 15 条 に は 、

「 特 許 出 願 日 以 降 に 、先 使 用 権 者 が 既 に 実 施 し て い る 若 し く は 実 施 の 必 要 準 備 を 済 ま せ て い る 技 術 又 は 設 計 を 譲 渡 す る 、 又 は 実 施 を 許 諾 す る (ラ イ セ ン ス ) 場 合 に お い て 、 当 該 実 施 行 為 が 元 の 範 囲 内 で の 継 続 実 施 で あ る と い う 権 利 侵 害 で 訴 え ら れ た 者 の 主 張 を 、 裁 判 所 は 支 持 し な い 。 但 し 、当 該 技 術 又 は 設 計 が 従 来 の 企 業 と と も に 譲 渡 若 し く は 継 承 さ れ る 場 合 は 除 外 さ れ る 。」 と 規 定 さ れ て い る 。 つ ま り 、 先 使 用 権 は 、 先 使 用 権 者 の み 享 有 で き 、先 使 用 権 者 は 自 分 の 先 使 用 権 を 譲 渡 、ラ イ セ ン ス の 方 法 で そ の 主 体 を 変 更 ・ 拡 大 し て は い け な い 。

そ し て 、同 条 項 に は 、使 用 範 囲 の 限 定 に つ い て も 明 確 に し た 。つ ま り 、

「 特 許 法 第 69 条 第 (2)号 に い う「 従 来 の 範 囲 」に は 、 特 許 出 願 日 以 前 に す で に あ る 生 産 規 模 と 、す で に あ る 生 産 設 備 を 利 用 し て 又 は す で に あ る 生 産 設 備 に 基 づ い て 達 成 で き る 生 産 規 模 と が 含 ま れ て い る 。」 と 規 定 さ れ て い る 。従 っ て 、先 使 用 権 者 が 自 身 の 発 展 の 需 要 の た め 、 特 許 出 願 日 前 に 実 施 し た 技 術 を 産 業 分 野 内 で 自 ら 継 続 的 に 実 施 し た が 、特 許 出 願 日 以 後 に 工 場 拡 大 、 設 備 増 設 な ど の 生 産 規 模 が 拡 大 し た 場 合 は 、「 従 来 の 範 囲 に お い て 」 と み な さ な い 。

③ 臨 時 入 国 抗 弁

中 国 特 許 法 に お け る 臨 時 入 国 抗 弁 は 、 日 本 特 許 法 の 第 69条 の 2と 類 似 す る 。つ ま り 、一 時 的 に 中 国 の 領 土 、 領 海 、 領 空 を 通 過 す る 外 国 の 輸 送 手 段 が 、そ の 属 す る 国 と 中 国 と で 締 結 し た 協 定 又 は 共 に 加 盟 し て い る 国 際 条 約 、 又 は 相 互 主 義 の 原 則 に 従 い 、そ の 輸 送 手 段 自 身 の 必 要 の た め に そ の 装 置 及 び 設 備 に お い て 関 係 特 許 を 実 施 す る 場 合 、 特 許 権 侵 害 と 見 な さ な い 。

④ 科 学 研 究 及 び 実 験 の た め の 特 許 実 施 抗 弁

当 該 規 定 は 、日 本 特 許 法 の 第 69条 の 1 と 類 似 し 、科 学 研 究 及 び 実 験 の た め に の み 関 係 特 許 を 実 施 す る 場 合 、 特 許 権 侵 害 と 見 な さ な い 。

⑤ 薬 品 及 び 医 療 器 械 の 実 験 の 例 外

当 該 条 項 は 、米 国 の い わ ゆ る Bolar条 項( 米 国 特 許 法 第 271条 (e)(1))を 取 り 込 ま れ た 規 定 で あ る が 、つ ま り 、行 政 審 査 に 必 要 な 情 報 を 提 供 す る た め に 、 特 許 薬 品 又 は 特 許 医 療 機 器 を 製 造 、 使 用 、輸 入 す る 場 合 、及 び そ の た め に の み 特 許 薬 品 又 は 特 許 医 療 装 置 を 製 造 、輸 入 す る 場 合 、特 許 権 侵 害 と 見 な さ な い 。

た だ し 、 中 国 の 特 許 法 で い う Bolar 条 項 は 、 特 許 薬 品 お よ び 特 許 医 療 設 備 の み に 触 れ て い る に 過 ぎ ず 、特 許 方 法 に よ っ て 得 ら れ る 薬 品 に 適 用 す る か 否 か に つ い て は 、 明 確 に さ れ て い な い 。

( 3 ) 従 来 技 術 或 い は 従 来 意 匠 抗 弁

中 国 特 許 法 に お け る 従 来 技 術 或 い は 従 来 意 匠 抗 弁 は 、日 本 の 公 知 技 術 或 い は 公 知 意 匠 抗 弁 制 度 と ほ ぼ 同 じ で あ る が 、具 体 的 な 適 用 基 準 に お い て 少 し 異 な っ て い る 。

中 国 特 許 法 第 62条 に 基 づ く と 、特 許 権 侵 害 紛 争 に お い て 、被 疑 侵 害 者 は 、 実 施 し た 技 術 又 は 意 匠 が 従 来 技 術 又 は 従 来 意 匠 で あ る こ と を 証 明 で き る 場 合 、 特 許 権 侵 害 に 該 当 し な い 。 つ ま り 、 特 許 権 侵 害 訴 訟 に お い て 、 被 告 に よ る 従 来 技 術 の 抗 弁 が 成 立 で き る 場 合 、裁 判 所 は 不 侵 害 認 定 を 下 す こ と に な る が 、か か る 認 定 方 法 は 、 訴 訟 期 限 を 短 縮 し 、 適 時 に 紛 争 を 中 止 、解 決 す る の に 有 利 で あ る 。し た が っ て 、日 増 し に 被 告 と そ の 代 理 人 に 重 視 さ れ つ つ あ り 、 特 許 侵 害 訴 訟 の 法 律 実 務 に お い て 、 相 当 に 注 目 さ れ て い る 。

① 「 従 来 技 術 」 の 範 囲

中 国 特 許 法 の 規 定46に 基 づ く と 、 従 来 技 術 と は 、 出 願 日 前 に す で に 国 内 外 に お い て 一 般 公 衆 に 知 ら れ て い る 技 術 の こ と を 指 す 。該 規 定 に は 次 に 掲 げ る 3点 を 明 確 に し て い る 。

a) 時 間 の 限 界

46 専利法第22条5項を参照。

ドキュメント内 补正委托书转达函(JP) (ページ 83-118)

関連したドキュメント