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震災対策編  第3編  災害応急対策計画  第5章  災害救助法の適用

震災対策編  第3編  災害応急対策計画  第5章  災害救助法の適用

あって、本市の区域内の住家のうち滅失した世帯の数が上記の滅失世帯数の 半数以上であること。 

( 3)   京都府の区域内で住家の滅失した世帯の数が 9, 000 世帯以上であって、本 市の区域内の被害世帯数が多数であること。 

( 4)   災害が隔絶した地域に発生したものであるなど、災害にかかった者の救護 を著しく困難とする厚生省令で定める特別の事情がある場合で、かつ、多数 の世帯の住家が滅失したものであること。 

( 5)   多数の者が生命又は身体に危害を受け、又は受けるおそれが生じた場合で あって、厚生省令で定める基準に該当すること。 

3.被災世帯の算定基準  ( 1)   住家の滅失の算定 

救助法の適用基準にいう「住家の滅失」は次のとおり算定する。 

ア.       住家が全壊、全焼又は流失した世帯は1世帯とする。 

イ.       住家が半壊又は半焼したものにあっては2世帯をもって1世帯とみなす。 

ウ.       住家が床上浸水、土砂の堆積などにより一時的に居住することができな い状態となった世帯は3世帯をもって1世帯とみなす。 

( 2)   住家の滅失等の認定 

ア.       住家が全壊、全焼又は流失したもの 

住家の損壊、焼失若しくは流失した部分の床面積が、その住家の延床面 積の 70%以上に達したもの、又は住家の主要構造部の被害額がその住家の 時価 50%以上に達した程度のもの。 

イ.       住家が半壊・半焼する等著しく損傷したもの 

住家の損壊又は焼失した部分の床面積が、その住家の延床面積の 20%以 上 70%未満のもの、又は住家の主要構造部の被害額が、その住家の 20%以 上 50%未満のもの。 

ウ.       住家が床上浸水、土砂の堆積等により一時的に居住することができない 状態となったもの 

ア. 及びイ. に該当しない場合であって、浸水がその住家の床上に達した程 度のもの、又は土砂竹木等の堆積等により一時的に居住することができない 状態になったもの。 

( 3)   世帯及び住家の単位  ア.       世  帯 

生計を一つにしている実際の生活単位をいう。 

イ.       住  家 

現実に居住のため使用している建物をいう。 

ただし、耐火構造のアパート等で居住の用に供している部屋が遮断、独 立しており、日常生活に必要な設備を有しているもの等については、それぞ れをもって、1住家として取り扱う。 

4.災害救助法による災害救助の方法、程度、期間の基準  資料1−24 に示す。 

資料1−24  救助の方法、程度、期間等早見表 

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第2節  活動計画

【活動を実施するために必要な情報の入手先】 

主担当  活動項目別の主な入手情報  情報入手先 

本部事務局   

府知事への報告 

災害情報及び被害状況  各班、関係機関 

災害救助法に関する情報 

災害救助法に関する情報  厚生労働省、京都府等 

 

【活動実施後に必要な情報の伝達先】 

主担当  活動項目別の主な伝達情報  情報伝達先 

本部事務局   

府知事への報告 

災害救助法の適用要請  京都府知事 

災害救助法の適用周知 

災害救助法に関する情報  市民 

1.救助法適用時の措置 

救助法を適用する場合、本部長は復興班の担当を指名し、速やかに次の措置を 講ずる。 

復興班は、関連する部局と協力し、り災調査、り災証明書の発行、災害救助法 に伴う各種支援業務、府との連携による支援事業、本市の支援事業のとりまとめ を行う。 

( 1)   本市における被害状況の実態把握  ( 2)   救助法の適用基準該当の有無判定  ( 3)   災害救助の種類の判定 

( 4)   災害救助実施計画の策定  ( 5)   救援救護活動 

2.救助の実施状況及び費用のとりまとめ 

救助法が適用された日から救助が完了するまでの間、救助の実施状況及び救助 に要した費用についてまとめる。 

3.救助費用の精算 

救助法に規定する各種救助に要する費用の精算事務は、市から府知事に対して 行う。 

初動対応から救助が完了するまでの間、救助の実施状況の記録、実施した救助 の費用にかかる関係書類を整備保存する。 

4.府知事への報告

( 1)     災害に際し、本市における災害が「本章第 1 節」の救助法の適用基準のいず れかに該当し、又は該当する見込みであるときは、市長は、ただちにその旨を 府知事に報告するとともに、救助法を適用する必要がある場合は、あわせてそ の旨を要請する。 

( 2)     災害の事態が急迫して、府知事による救助の実施を待つことができないとき は、市長は救助法による救助に着手し、その状況をただちに府知事に報告し、

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その後の処置に関して指揮を受ける。

5.救助法の具体的な検討

各救助などの実施にあたっては、救助法の要件や基準と合致するよう、実際の 指示・契約・発注・支出方法などの事務処理について整理するものとし、業務 の内容についても、事前の想定等により検討を行うものとする。また、これら の事前検討作業に基づき、担当課、執行体制、事務フローの具体化に努めると ともに、必要に応じて速やかに予算措置等を講ずるものとする。 

震災対策編  第3編  災害応急対策計画  6章  交通規制及び警戒警備活動