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【表 17-1】繰延税金資産及び繰延税金負債の主な内訳及び増減内容

(説明)

○ 上記 IAS 第 12 号 81 項(g)の規定に基づき、各タイプの一時差異等に係る繰延税金資産 及び繰延税金負債の金額の期首から期末までの増減内容を表形式により開示する例を 以下に示している。

○ IAS 第 12 号では、一時差異のタイプ、税務上の繰越欠損金及び繰越税額控除のタイプ がどのようなものであるかは示されていない。

○ ここでは、実例を参考に、一時差異が関連する資産又は負債の種類ごとに分類する方 法に基づく例を以下に示している。

(自 2014 年 4 月 1 日 至 2015 年 3 月 31 日) (単位:百万円)

期首 残高

純損益に 認識

その他の 包括利益に

認識

その他 期末 残高 繰延税金資産

棚卸資産 有形固定資産 確定給付に係る負債 引当金

未払費用 その他

税務上の繰越欠損金 合計

繰延税金負債 有形固定資産 その他 合計 純額

(自 2015 年 4 月 1 日 至 2016 年 3 月 31 日) (単位:百万円)

期首 残高

純損益に 認識

その他の 包括利益に

認識

その他 期末 残高 繰延税金資産

棚卸資産 有形固定資産 確定給付に係る負債 引当金

未払費用 その他

税務上の繰越欠損金 合計

繰延税金負債 有形固定資産 その他 合計 純額

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② 未認識の繰延税金資産及び繰延税金負債

 IAS 第 12 号によれば、次の事項を開示しなければならないとされている。

 財政状態計算書に繰延税金資産を認識していない将来減算一時差異、税務上の繰 越欠損金、及び繰越税額控除の額(及び、もしあれば失効日)(81 項(e))

 繰延税金負債を認識していない、子会社、支店及び関連会社に対する投資等に係 る一時差異の総合計額(81 項(f))

【表 17-2】繰延税金資産を認識していない将来減算一時差異、税務上の繰越欠損金及び繰 越税額控除

(説明)

○ 上記 IAS 第 12 号 81 項(e)の規定に基づき、繰延税金資産を認識していない「将来減算 一時差異」、「税務上の繰越欠損金」及び「繰越税額控除」について表形式により開示 する例を以下に示している。

(単位:百万円)

2 0 1 5 年 3 月 3 1 日 2 0 1 6 年 3 月 3 1 日 将来減算一時差異

税務上の繰越欠損金 繰越税額控除 合計

【表 17-3】繰延税金資産を認識していない税務上の繰越欠損金の失効期限別の内訳

(説明)

○ 上記 IAS 第 12 項 81 項(e)の規定に基づき、繰延税金資産を計上していない税務上の繰 越欠損金の失効日について、表形式により開示する例を以下に示している。

○ IAS 第 12 号では、失効日についてどのように分類して注記すべきか示されていない。

○ ここでは、実例を参考に、1 年目から 4 年目までを 1 年ごとに分類し、これに 5 年目以 降の分類を加えた 5 分類とする例を以下に示している。

(単位:百万円)

2 0 1 5 年 3 月 3 1 日 2 0 1 6 年 3 月 3 1 日 1 年目

2 年目 3 年目 4 年目 5 年目以降 合計

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(2)法人所得税費用

① 法人所得税費用の主な内訳

 IAS 第 12 号によれば、税金費用(収益)の主要な内訳を開示しなければならないと されており(79 項)、税金費用(収益)の内訳として、次の例が示されている(80 項)。

(a) 当期税金費用(収益)

(b) 過去の期の当期税金について当期中に認識された修正 (c) 一時差異の発生と解消に係る繰延税金費用(収益)の額 (d) 税率の変更又は新税の賦課に係る繰延税金費用(収益)の額

(e) 当期税金費用の減額に使用した、従前は未認識であった税務上の欠損金、税額 控除又は過去の期間の一時差異から生じた便益の額

(f) 繰延税金費用の減額に使用した、従前は未認識であった税務上の欠損金、税額 控除又は過去の期間の一時差異から生じた便益の額

(g) 繰延税金資産の評価減又は以前に計上した評価減の戻入れにより生じた繰延 税金費用

 IAS 第 12 号によれば、非継続事業に関して、次に係る税金費用を開示しなければな らないとされている(81 項(h))。

(ⅰ) 廃止に伴う利得又は損失

(ⅱ) 非継続事業の当期中の経常的活動からの純損益

【表 17-4】法人所得税費用の主な内訳

(説明)

○ 上記 IAS 第 12 号 79 項及び 80 項の規定に基づき、法人所得税費用の主な内訳を表形式 により開示する例を以下に示している。

(単位:百万円)

自 2014 年 4 月 1 日 至 2015 年 3 月 31 日

自 2015 年 4 月 1 日 至 2016 年 3 月 31 日 当期税金費用

当期

過去の期の当期税金についての修正

(当期税金費用小計)

繰延税金費用

一時差異の発生と解消 税率の変更

その他

(繰延税金費用小計)

法人所得税費用合計

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② その他の包括利益又は資本に認識した法人所得税

 IAS 第 12 号によれば、その他の包括利益の各内訳項目に係る法人所得税の金額を開 示しなければならないとされている(81 項(ab))。

 また、IAS 第 12 号によれば、資本に直接に借方計上又は貸方計上した項目に係る当 期税金及び繰延税金の合計額を開示しなければならないとされている(81 項(a))。

(説明)

○ 上記 IAS 第 12 号 81 項(ab)の規定に基づく注記については、「Ⅲ.連結財務諸表注記-

29.その他の包括利益【表 29】」に記載している。

③ 税金費用(収益)と会計上の利益との関係の説明

 IAS 第 12 号によれば、税金費用(収益)と会計上の利益との関係について、次の様 式のいずれか又は両方により説明しなければならないとされている(81 項(c))。 (ⅰ) 会計上の利益に適用税率を乗じて得られる額と税金費用(収益)との間の数

字的調整

(ⅱ) 平均実際負担税率と適用税率との間の数字的調整

 なお、いずれの様式による場合であっても、適用税率の計算根拠も併せて開示しな ければならないとされている(81 項(c)(ⅰ)及び(ⅱ)カッコ書き)。

 さらに、IAS 第 12 号によれば、前期と比較した適用税率の変動についての説明を開 示しなければならないとされている(81 項(d))。

【表 17-5】平均実際負担税率と適用税率との間の調整

○ 上記 IAS 第 12 号 81 項(c)(ⅱ)の規定に基づき、税率ベースの調整を表形式により開示 する例を以下に示している。

自 2014 年 4 月 1 日 至 2015 年 3 月 31 日

自 2015 年 4 月 1 日 至 2016 年 3 月 31 日

適用税率 % %

海外子会社における税率の影響 % %

持分法投資損益 % %

永久に損金に算入されない項目 % %

永久に益金に算入されない項目 % %

税率変更による影響 % %

その他 % %

平均実際負担税率 % %

④ 繰延税金資産の金額とその認識の根拠

 IAS 第 12 号によれば、次の場合に、繰延税金資産の金額とその認識の根拠となる証 拠の内容を開示しなければならないとされている(82 項)。

(a) 当該繰延税金資産を活用できるかどうかが、現存の将来加算一時差異の解消に より生じる所得を上回る将来の課税所得の有無に依存しており、かつ

(b) 企業が、当該繰延税金資産に関係する課税法域において、当期又は前期に損失 を生じている。

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