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(1)金融資産の区分

 IFRS 第 7 号「金融商品:開示」によれば、IFRS 第 9 号「金融商品」で特定されてい る次の区分ごとの帳簿価額を、財政状態計算書か注記において開示しなければなら ないとされている(8 項)。

(a) 純損益を通じて公正価値で測定する金融資産

(ⅰ) 当初認識時に純損益を通じて公正価値で測定するものとして指定された もの

(ⅱ) 強制的に公正価値で測定されるもの (f) 償却原価で測定する金融資産

(h) その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産

【表 11-1】その他の金融資産の区分ごとの帳簿価額

(説明)

○ 上記 IFRS 第 7 号 8 項の規定に基づき、IFRS 第 9 号(2013 年)の分類及び測定に従っ た金融資産の区分を表形式により開示する例を以下に示している。

(単位:百万円)

2015 年 3 月 31 日 2016 年 3 月 31 日 償却原価で測定する金融資産

短期貸付金 長期貸付金 負債性金融商品

純損益を通じて公正価値で測定する金融資産 デリバティブ

資本性金融商品 負債性金融商品

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する 金融資産

資本性金融商品

合計

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(2)その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産

 IFRS 第 7 号によれば、資本性金融商品に対する投資を、IFRS 第 9 号で認めるところ により、その他の包括利益を通じて公正価値で測定するものとして指定した場合に は、次の事項を開示しなければならないとされている(11A 項)。

(a) 資本性金融商品に対するどの投資を、その他の包括利益を通じて公正価値で測 定するものとして指定したのか

(b) この表示の選択肢を使用する理由

(c) 報告期間の末日現在のこのような投資のそれぞれの公正価値 (d) 報告期間中に認識した配当(以下に区分して表示)

(ⅰ) 報告期間中に認識の中止を行った投資に関するもの (ⅱ) 報告期間の末日現在で保有している投資に関するもの

(e) 報告期間中の資本の中での利得又は損失の累計額の振替(そのような振替の理 由を含む)

 IFRS 第 7 号によれば、報告期間中に、その他の包括利益を通じて公正価値で測定す る資本性金融商品に対する投資について認識の中止を行った場合には、次の事項を 開示しなければならないとされている(11B 項)。

(a) 当該投資を処分した理由

(b) 認識の中止の日現在の当該投資の公正価値 (c) 処分に係る利得又は損失の累計額

【11-2】その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融商品の主な銘柄の公正 価値

(説明)

○ 上記 IFRS 第 7 号 11A 項の規定に基づき、その他の包括利益を通じて公正価値で測定す る資本性金融商品の銘柄別の公正価値を表形式により開示する例を以下に示している。

なお、以下の表は、具体的に開示すべき銘柄数を示すものではない。

(単位:百万円)

2 0 1 5 年 3 月 3 1 日 2 0 1 6 年 3 月 3 1 日 A 社

B 社 C 社 D 社 E 社

【11-3】認識を中止した資産の認識中止時点の公正価値及び処分に係る累積利得又は損失

(説明)

○ 上記 IFRS 第 7 号 11B 項の規定に基づき、その他の包括利益を通じて公正価値で測定す る資本性金融商品に対する投資について認識の中止を行った場合における、「認識中止 時点の公正価値」及び「処分に係る累積利得又は損失」を表形式により開示する例を 以下に示している。

(単位:百万円)

自 2014 年 4 月 1 日 至 2015 年 3 月 31 日

自 2015 年 4 月 1 日 至 2016 年 3 月 31 日 認識中止時点の公正価値

処分に係る累積利得又は損失

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(3)担保

 IFRS 第 7 号によれば、担保について、次の事項を開示しなければならないとされて いる(14 項)。

(a) 負債又は偶発負債の担保として差し入れている金融資産の帳簿価額 (b) 担保に関する契約条件

 IFRS 第 7 号によれば、(金融資産又は非金融資産の)担保を保有し、当該担保の所有 者の債務不履行がなくても売却又は再担保差入が認められている場合には、次の事 項を開示しなければならないとされている(15 項)。

(a) 保有している担保の公正価値

(b) このような担保のうち売却又は再担保差入を行ったものの公正価値、及び企業 がそれを返還する義務があるかどうか

(c) 当該担保の使用に関する契約条件

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