IAS 第 1 号「財務諸表の表示」によれば、その他の包括利益の各項目(組替調整額を 含む)に関連する法人所得税の金額を、包括利益計算書又は注記のいずれかにおい て表示しなければならないとされている(90 項)。
また、IAS 第 1 号によれば、その他の包括利益の内訳項目に係る組替調整額を、包括 利益計算書又は注記において開示しなければならないとされている(92 項、94 項)。
【表 29】その他の包括利益
(説明)
○ 上記 IAS 第 1 号 90 項、92 項及び 94 項の規定に基づき、その他の包括利益の各項目に 係る当期発生額、組替調整額及び税効果の影響額を本注記において表形式により開示 する例を以下に示している。
(自 2014 年 4 月 1 日 至 2015 年 3 月 31 日) (単位:百万円)
当期 発生額
組替 調整額
税効果
考慮前 税効果 税効果 考慮後 純損益に振り替えられることのない項目
確定給付制度の再測定 -
その他の包括利益を通じて測定するもの として指定した資本性金融商品の公正価 値の純変動額
-
持分法によるその他の包括利益 -
純損益に振り替えられる可能性のある項目 在外営業活動体の外貨換算差額
キャッシュ・フロー・ヘッジの有効部分 持分法によるその他の包括利益
合計
(自 2015 年 4 月 1 日 至 2016 年 3 月 31 日) (単位:百万円)
当期 発生額
組替 調整額
税効果
考慮前 税効果 税効果 考慮後 純損益に振り替えられることのない項目
確定給付制度の再測定 -
その他の包括利益を通じて測定するもの として指定した資本性金融商品の公正価 値の純変動額
-
持分法によるその他の包括利益 -
純損益に振り替えられる可能性のある項目 在外営業活動体の外貨換算差額
キャッシュ・フロー・ヘッジの有効部分 持分法によるその他の包括利益
合計
90
30. 1株当たり利益
(1)1株当たり利益の表示
IAS 第 33 号「1株当たり利益」によれば、1株当たり利益の表示及び開示に関して 以下のとおり規定されている。
損益計算書に、基本的及び希薄化後1株当たり利益を、親会社の普通株主に帰 属する継続事業からの純損益について、また、親会社の普通株主に帰属する純 損益について表示しなければならない(66 項)。
基本的及び希薄化後の1株当たり利益の金額がマイナス(1株当たりの損失)
であっても、表示しなければならない(69 項)。
(説明)
○ 上記 IAS 第 33 号 66 項の規定に基づき、基本的及び希薄化後1株当たり利益を連結損 益計算書において表示している。
(2)1株当たり利益の算定上の基礎
IAS 第 33 号によれば、1株当たり利益の算定上の基礎に関して以下の事項を開示し なければならないとされている(70 項)。
(a) 基本的1株当たり利益及び希薄化後1株当たり利益の計算にあたり、分子とし て用いた金額と、親会社に帰属する純利益への調整
(b) 基本的1株当たり利益の計算にあたり分母として用いた加重平均普通株式数 と、希薄化後1株当たり利益の計算にあたり分母として用いた加重平均普通株 式数との調整
なお、上記(a)及び(b)の開示は、調整を行った金融商品の種類ごとに個別に開示し なければならないとされている。
(c) 将来、基本的1株当たり利益を希薄化させる可能性があるが、当期においては 逆希薄化効果(1株当たり利益の増加又は1株当たり損失の減少)を有するた めに希薄化後1株当たり利益の計算に含めなかった金融商品
(d) 報告期間後に発生したが、報告期間の末日前に発生していたとしたら、発行済 普通株式数又は潜在的普通株式数を大きく変動させていたであろう取引の説明
(例:現金払込による新株発行、オプション、ワラント又は転換可能金融商品 の発行など)
91
【表 30-1】基本的1株当たり利益の算定上の基礎
(説明)
○ 上記 IAS 第 33 号 70 項(a)及び(b)の規定に基づき、基本的1株当たり利益に関する算 定の基礎を表形式により開示する例を以下に示している。
親会社の普通株主に帰属する当期利益
(単位:百万円)
自 2014 年 4 月 1 日 至 2015 年 3 月 31 日
自 2015 年 4 月 1 日 至 2016 年 3 月 31 日 親会社の所有者に帰属する当期利益
親会社の普通株主に帰属しない当期利益 基本的1株当たり当期利益の計算に使用 する当期利益
期中平均普通株式数
(単位:千株)
自 2014 年 4 月 1 日 至 2015 年 3 月 31 日
自 2015 年 4 月 1 日 至 2016 年 3 月 31 日 期中平均普通株式数
【表 30-2】希薄化後1株当たり利益の算定上の基礎
(説明)
○ 上記 IAS 第 33 号 70 項(a)及び(b)の規定に基づき、希薄化後1株当たり利益に関する 算定の基礎を表形式により開示する例を以下に示している。
希薄化後の親会社の普通株主に帰属する当期利益
(単位:百万円)
自 2014 年 4 月 1 日 至 2015 年 3 月 31 日
自 2015 年 4 月 1 日 至 2016 年 3 月 31 日 基本的1株当たり当期利益の計算に使用
する当期利益
希薄化後1株当たり当期利益の計算に使 用する当期利益への調整額
希薄化後1株当たり当期利益の計算に使 用する当期利益
希薄化後の期中平均普通株式数
(単位:千株)
自 2014 年 4 月 1 日 至 2015 年 3 月 31 日
自 2015 年 4 月 1 日 至 2016 年 3 月 31 日 期中平均普通株式数
ストック・オプションによる増加 希薄化後の期中平均普通株式数
92