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歳代  このようなアンケートにて「男女共同参画」 の意識づけができたり、 考えたりできる時間が持

デートDV

女性 50 歳代  このようなアンケートにて「男女共同参画」 の意識づけができたり、 考えたりできる時間が持

てたと思います 

女性 60 歳代 

 

下記の相談窓口の部分を別刷にして各家庭で活用できるようしてほしい  男性 70 歳以上 

 

4.調査結果からみた今後の課題

調査結果からみた今後の課題

(1)各分野での男女の地位の平等感

社会のさまざまな分野における男女の地位の平等感は、 「平等である」と回答した人 の割合をみると、男女ともに 50%を超えたのは<学校教育の場>のみで、ほぼ全ての 分野で男性優遇感が高く、とりわけ<社会全体>では、多くの人に不平等が認識され ていることがわかった。また、大阪府や国の世論調査と比較しても本市の男性優遇感 は高く、男女平等に対する関心や認識が高いと同時に、不平等感が高いことがうかが える。 

男女共同参画の意識が浸透してきたなかで、次のステージとしてどのように男女平 等の社会を築いていくか、市民、事業所、地域の活動団体など、さまざまな立場の人 が関わり、ともに考え、行動し、行政が後押ししていく必要がある。 

 

(2)固定的な性別役割分担意識や結婚、子育てについての考え方

<夫は外で働き、妻は家庭を守るべきである>という、いわゆる固定的な性別役割 分担意識について、男女ともに約7割が『反対』と回答しており、国や大阪府の調査 と比較してもその割合の高さは顕著であり、本市の特徴といえる。 

また、<自立して暮らしていければ、結婚しなくてもよい>という考え方に『反対』

の割合が『賛成』を上回っており、前回調査よりも『反対』の割合は高くなっている。

さらに子育てに関して<子どもが3歳くらいまでは母親のもとで育てる方がよい>と いう考え方は、男女とも『賛成』が8割と高い。 

一見すると性別役割分担意識の延長上にある考え方のように思われるが、家族と過 ごす時間を重視する傾向が強まっているとも読み取れる。それは<男性が育児休業を 取るのはよいことだ>の考え方に約7割が『賛成』していることからもみてとれる。 

この背景には、調査時期が東日本大震災後であったことから、人とのつながりの大 切さが浮き彫りになり、これまでの生き方・暮らし方や価値観、人間関係を見直すき っかけになったことも影響していると考えられる。 

今後は、性別による固定観念を解消したうえで、個人の望む生き方が尊重される社 会の仕組みづくりが必要である。 

 

(3)仕事と家庭生活

1年間の収入は、女性は「103 万円未満」が3割弱であるのに対し、男性は「250〜

500 万円未満」が3割強と依然として収入の差が開いており、生活時間をみると、男性 の長時間労働が目立つ。ストレスを感じる項目のトップは男女ともに<収入が少ない>

であり、今日の経済情勢の悪化が重くのしかかっている。 

女性は有職者でも家事・育児・介護等にかける時間は長く、家庭での役割分担の状

況をみても家事労働の負担が大きくなっていることがわかる。男性の家事時間は極め て短く、これからの高齢社会を生きていくうえで、介護予防という観点からも、生活 自立の必要性を明確にし、啓発や学ぶ機会をつくっていくことが重要である。 

また、男性の家事や子育て、介護などへ積極的参加を促進する方策として、女性で は「男の子にも小さいときから家庭や学校で家事や育児を体験する機会を増やすこと」

を5割強が選択し、男性自身は、 「夫婦・カップルの間で家事などの分担をするように 十分話し合うこと」 、 「男の子にも小さいときから家庭や学校で家事や育児を体験する 機会を増やすこと」が約3〜4割である。 

男性自身が育児・介護に関わることの大切さに気づくための啓発や学習機会の提供、

さらには家庭生活に参画しやすいよう事業所に向けて職場環境づくりを推進していく 必要がある。 

女性が働き続けるために必要な施策としては、 「保育制度の充実」 「育児・介護休業 制度(病気の看護・介護など)の充実」 「男性の家事・育児・介護等への積極的参加」

が挙げられている。 

女性が働き続けられる職場環境は、男性にとっても働き続けやすいことにつながり、

ひいては男女がともに、仕事や家庭・地域活動・私生活を自分のバランスで充実させ ることになる、ということを市民ならびに事業所へ啓発し、就労環境の整備を引き続 き推進していくことが必要である。 

 

(4)子育てや教育

子どもたちに望む将来の生き方では、男の子には「経済的に自立した生活をする」 、 女の子には「家族や周りの人たちと円満に暮らす」や「人間性豊かな生活をする」を 望む割合が高く、子どもの性別によって望むことに違いがあることがわかる。 

子ども達が最初に出会う社会である「家庭」で固定的な性別役割分担意識を再生産 することがないような施策の展開が望まれる。 

また、保育施設や学校のなかで性別による固定観念を抱くことなく、子どもたちが 自由な生き方を選べるよう、子育て支援や教育に関わる部局及び機関との連携をとり ながら、男女共同参画の視点で施策を推進していくことが求められている。 

 

(5)女性と男性の健康支援

男性の 30 歳代から 50 歳代では、 「男はつらい」と過半数が感じており、その内容を