・実数型データをN倍(10,100,・・・)して、整数型に変換します。
・本例で使用のユーザ定義FB(REAL_N_INT)の詳細は、(2)項を参照ください。
(1)プログラム例
(2)ユーザ定義FB例
① 実数型(REAL)xN倍→整数型(INT)変換 ユーザ定義FB(REAL_N_INT)
ポイント
・入力変数REAL_INに入力のREALデータを、IN_MULに入力のリアルデータ倍した結果を、
出力変数INT_OUTに整数データとして出力します。
ピン 変数名 変数種別 データ型 内容
入力 REAL_IN 入力変数 REAL 入力値 入力 IN_MUL 入力変数 REAL N倍 出力 INT_OUT 出力変数 INT 出力値
R EA L_ IN
IN T_ OUT MUL
IN1 IN2
OUT
R EA L_ TO_ IN T
IN OUT
32767.0
LIMIT MN IN MX
OUT -32768.0
N倍値( R EA L) :入力変数 入力値( R EA L) :入力変数
出力値(IN T) :出力変数
IN_ MUL
上限リミット 値 下限リミット 値
R NI1 R EAL_N_ INT IN_MUL
R EAL_IN
INT_OUT 5.0
I_ DATA _OUT R _DATA _ IN
3 - 18
3 PX Developerによるプログラム/FB例
MELSEC-Q
3.2.11 ワード型(WORD)→実数型(REAL)変換
機 能
・ワード型データを実数型に変換します。(CC-LinkユニットFBのワード出力データを ループタグFBに入力する場合などに利用します。)
・本例で使用のユーザ定義FB(WORD_REAL)の詳細は、(2)項を参照ください。
(1)プログラム例
(2)ユーザ定義FB例
① ワード型(WORD)→実数型(REAL)変換 ユーザ定義FB(WORD_REAL)
ポイント
・ 入 力 変 数 WORD_IN に 入 力 の ワ ー ド デ ー タ を 、 リ ア ル デ ー タ に 変 換 し 出 力 変 数 REAL_OUTに出力します。
ピン 変数名 変数種別 データ型 内容
入力 WORD_IN 入力変数 WORD 入力値 出力 REAL_OUT 出力変数 REAL 出力値
WOR D_IN
WOR D_TO_ INT
IN OUT
INT_TO_R EAL
IN OUT R EAL_OUT
入力値(WOR D) :入力変数 WOR D->INT変換 INT->R EAL変換 出力値( R EAL) :出力変数
DATA_IN DATA_OUT
WR 01 WOR D_R EAL WOR D_IN R EAL_OUT
3 PX Developerによるプログラム/FB例
MELSEC-Q
3.2.12 PIDシミュレーション折り返し
機 能
・タグFBの出力を入力に折り返し、シーケンサ上でループシミュレーションを行います。
・本例で使用のユーザ定義FB(PID_RETURN)の詳細は、(2)項を参照ください。
(1)プログラム例
①タグFBの入力変換上下限と出力変換上下限が同じ場合
②タグFBの入力変換上下限と出力変換上下限が異なる場合
ポイント
・タグFB(TIC018)の入力変数PVNの入力変換上下限と出力変数MVNの出力変換上下限が異な る場合。タグ名.SIMOUTのレンジ(MVNの出力変換上下限レンジ)を工学値逆変換(P_IENG)と 工学値変換(P_ENG)を使って、タグ名.SIM_INのレンジ(入力変数PVNの入力変換上下限レン ジ)に変換します。
TIC009.SIMOUT TIC009.SIMIN
PIDシミュレーション折り 返しユーザ定義F B
シミュレーションデータ(R EA L):公開変数 TIC009_SIM シミュレーションデータ(R EA L) :公開変数
PID_R ETUR N SIM_IN SIM_ OUT
TIC009 M_2PIDH_
PV N CA SIN PV _CMPIN PV D_ CMPIN MV D_ CMPIN MV D_ GA ININ MV _CMPIN MV _TR KIN
MV N CA SOUT CA SOUT_ T PV _CMPOUT MV D_CMPOUT MV _CMPOUT
TIC018.SIMOUT TIC018.SIMIN
IENG_ TIC018_ SIM P_ IENG IN OUT
ENG_ TIC018_ SIM P_ ENG IN OUT
PIDシミュレーション 折り 返し ユーザ定義F B 工学値逆変換:
出力変数MV N の出力変換上下 限レンジ->%
工学値変換:
%->入力変数 PV N の入力変換 上下限レンジ シミュレーションデータ( R EA L) :
公開変数
シミュレーションデータ( R EA L) : 公開変数 TIC018_ SIM
PID_ R ETUR N SIM_ IN SIM_ OUT TIC018
M_ 2PIDH _ PV N
CA SIN PV _ CMPIN PV D_ CMPIN MV D_ CMPIN MV D_ GA ININ MV _ CMPIN MV _ TR KIN
MV N CA SOUT CA SOUT_ T PV _ CMPOUT MV D_ CMPOUT MV _ CMPOUT
3 - 20
3 PX Developerによるプログラム/FB例
MELSEC-Q
③カスケード制御で一次、二次タグFBの入力変換上下限と出力変換上下限が異なる場合
ポイント
・カスケード制御で一次、二次ループタグの入力変数PVNの入力変換上下限と出力変数MVNの 出力変換上下限が異なる場合。タグ名.SIMOUTのレンジ(MVNの出力変換上下限レンジ)を工 学値逆変換(P_IENG)と工学値変換(P_ENG)を使って、タグ名.SIM_INのレンジ(入力変数PVN の入力変換上下限レンジ)に変換します。
TIC014.SIMIN TIC010.SIMIN
TIC014.SIMOUT TIC014.SIMIN
IENG_ TIC010_ SIM P_ IENG IN OUT
ENG_ TIC010_ SIM P_ ENG IN OUT
IENG_ TIC014_ SIM P_ IENG IN OUT
ENG_ TIC014_ SIM P_ ENG IN OUT
PIDシミュレーション折り 返し ユーザ定義F B 一次ループPIDシミュレーション折り 返し
二次ループPIDシミュレーション折り 返し シミュレーションデータ( R EA L) :
公開変数
工学値逆変換:
出力変数MV N の 出力変換上下限 レンジ->%
工学値変換:
%->入力変数 PV N の入力変換 上下限レンジ
二次ループ 一次ループ
TIC010 M_ 2PIDH _ PV N
CA SIN PV _ CMPIN PV D_ CMPIN MV D_ CMPIN MV D_ GA ININ MV _ CMPIN MV _ TR KIN
MV N CA SOUT CA SOUT_ T PV _ CMPOUT MV D_ CMPOU ...
MV _ CMPOUT
TIC014 M_ 2PIDH _ T_
PV N CA SIN _ T PV _ CMPIN PV D_ CMPIN MV D_ CMPIN MV D_ GA ININ MV _ CMPIN MV _ TR KIN
MV N CA SOUT CA SOUT_ T PV _ CMPOUT MV D_ CMPOU ...
MV _ CMPOUT
PIDシミュレーション折り 返し ユーザ定義F B シミュレーションデータ( R EA L) :
公開変数
工学値逆変換:
出力変数MV N の 出力変換上下限 レンジ->%
工学値変換:
%->入力変数 PV N の入力変換 上下限レンジ
TIC010_ SIM PID_ R ETUR N SIM_ IN SIM_ OUT
TIC014_ SIM PID_ R ETUR N SIM_ IN SIM_ OUT
シミュレーションデータ( R EA L) : 公開変数
シミュレーションデータ( R EA L) : 公開変数
3 PX Developerによるプログラム/FB例
MELSEC-Q
(2) ユーザ定義FB例
① PIDシミュレーション折り返し ユーザ定義FB(PID_RETURN)
ポイント ・一次遅れとむだ時間処理を行い、シミュレーション用の折り返しデータを出力します。
ピン 変数名 変数種別 データ型 内容
入力 SIM_IN 入力変数 REAL シミュレーション用一時遅れ、むだ時間入力 出力 SIM_OUT 出力変数 REAL シミュレーション用一時遅れ、むだ時間出力
LA G P_LLA G INV LD IN
OUT
DED P_DED INV LD IN
OUT
F A LSE F A LSE
SIM_IN
SIM_OUT
T1 LA G.T1 T2 LA G.T2
ST DED.ST SN DED.SN
Ys DED.Ys OCHG DED.OCHG
シミュレーション用入力:
入力変数
シミュレーション用出力:
出力変数
プロセス FB P_LLAGの公開変数への代入
プロセス FB P_DEDの公開変数への代入
一次遅れ むだ時間
3 - 22
3 PX Developerによるプログラム/FB例
MELSEC-Q
3.3 プログラム例<ループ制御関連>
3.3.1 カスケード制御
機 能 ・ループタグFBを用い、カスケード制御を行います。
(1)プログラム例
ポイント
・1次側ループのカスケード出力(CASOUT_T)と2次側ループのカスケード入力(CASIN_T) を接続することで、トラッキング機能を持ったカスケード制御を行うことが出来ます。
・2次側ループの制御モードがAUTO,MANUALの場合、2次側ループのSVを1次側ループのMV へトラッキングを行いバンプレス切換に対応します。
・“トラッキングする“を設定する場合は,入力変数CASIN_Tに1次側ループのCASOUT_T を必ず結線してください。
カスケード接続時の2次側ループトラッキングの設定例 (2自由度型高機能PIDのFBDプロパティページの場合)