第 7 章 電圧検出回路
7.3 機能
電圧検出回路は
2
つの検出電圧(VDxLVL
、x = 1 ~ 2)
を設定できます。それぞれの電圧について、電圧 検出の許可/禁止、電源電圧(VDD)
が検出電圧(VDxLVL)
になったとき、もしくは下回ったときの動作を ソフトウエアによって設定することができます。7.3.1 電圧検出動作の許可/禁止
VDCR2<VDxEN> を"1"にセットすると電圧検出動作が許可され、"0"にクリアすると禁止されま
す。パワーオンリセット、外部リセット入力によるリセット解除直後、VDCR2<VDxEN>は"0"にクリア されます。
注) 電源電圧(VDD)<検出電圧(VDxLVL)の状態で
VDCR2<VDxEN>を"1"に設定すると、設定した時点で
INTVLTD
割り込み要求または電圧検出リセット信号が発生します。7.3.2 電圧検出動作モード選択
VDCR2<VDxMOD>を"0"にすると電圧検出動作モードとして INTVLTD
割り込み要求発生が選択され、
"1"
にすると電圧検出リセット信号発生が選択されます。・
INTVLTD
割り込み要求発生を選択した時(VDCR2<VDxMOD>="0")
VDCR2<VDxEN>
が"1"
のとき、電源電圧(VDD)
が下降し検出電圧(VDxLVL)
になると、INTVLTD
割り込み要求が発生します。ᬌ㔚ࡌ࡞
VDDࡌ࡞
INTVLTDഀࠅㄟߺⷐ᳞
(ᵈ1)
VDCR2<VDxEN>
VDCR2<VDxEN>
(注1,2)
図 7-2 INTVLTD 割り込み要求
注
1)
電圧検出用のコンパレータはヒステリシス構造では無いため、電源電圧(VDD)が検出電圧(VDxLVL)近辺では
INTVLTD
割り込み要求が頻繁に発生する場合があります。また、電源電圧が下降したときだけでなく、上昇して検出電圧になったときにも
INTVLTD
割り込み要求が発生する場合があります。注
2) TMP89C900
を実装したRTE870/C1
インサーキットエミュレータ(ICEモード)でデバッグする場合は、電源電圧の上昇時に検出電圧になっても割り込みは発生しません。TMP89CM46と動作が異なる場合があり ますのでソフトウェアをデバッグする際はこれらの違いを考慮して検証をお願いします。
注
3) IDLE0
モード、SLEEP0モード中に電源電圧(VDD)が検出電圧(VDxLVL)になると、TBTの既定時間後にこれらのモードが解除された後、INTVLTD割り込み要求が発生します。STOPモードの場合は、STOP端子 によって
STOP
モードが解除された後にINTVLTD
割り込み要求が発生します。・ 電圧検出リセット信号発生を選択した時
(VDCR2<VDxMOD> ="1")
VDCR2<VDxEN>
が"1"
のとき、電源電圧(VDD) <
検出電圧(VDxLVL)
になると、電圧検出 リセット信号が発生します。なお、VDCR1、VDCR2はパワーオンリセット、外部リセット入力以外では初期化されな いため、電源電圧
(VDD) <
検出電圧(VDxLVL)
の間、電圧検出リセット信号が発生され続け ます。Page 85
ᬌ㔚ࡌ࡞
VDDࡌ࡞
㔚ᬌ࠶࠻ାภ VDCR2<VDxEN>
図 7-3 電圧検出リセット信号
TMP89CM46
7.3
機能7.3.3 検出電圧レベル選択
VDCR1<VDxLVL> で検出電圧を選択します。
7.3.4 電圧検出フラグ、電圧検出ステータスフラグ
VDCR1<VDxF>
、VDCR1<VDxSF>
を読み出すことで、電源電圧(VDD)
と検出電圧(VDxLVL)
の大 小関係を確認することができます。VDCR2<VDxEN>
が"1"
のとき、電源電圧(VDD) <
検出電圧(VDxLVL)
になるとVDCR1<VDxF>
が"1"にセットされ、その状態を保持します。電源電圧(VDD) ≥検出電圧(VDxLVL)になっても
VDCR1<VDxF>は"0"にクリアされません。
VDCR1<VDxF>が"1"にセットされたあと VDCR2<VDxEN>を"0"にクリアしても、以前の状態を保
持します。VDCR1<VDxF>
をクリアするには"0"
を書き込む必要があります。VDCR2<VDxEN>
が"1"
のとき、電源電圧(VDD) <
検出電圧(VDxLVL)
になるとVDCR1<VDxSF>
が"1"にセットされます。電源電圧(VDD) ≥検出電圧(VDxLVL)になると
VDCR1<VDxSF> が"0"にクリ
アされます。VDCR1<VDxSF>は VDCR1<VDxF>と異なりセット状態を保持しません。
注
1) STOP
モード、IDLE0モード、SLEEP0モード中に電源電圧(VDD)が検出電圧(VDxLVL)を下回ると、電圧検出フラグ、電圧検出ステータスフラグは、各動作モードが解除され
NORMAL
モードあるいはSLOW
モード に復帰してから変化します。注
2)
電圧検出のタイミングにより、電圧検出ステータスフラグ(VDxSF)が電圧検出フラグ(VDxF)より最大2/fcgck [s]先に変化することがあります。
ᬌ㔚ࡌ࡞
VDDࡌ࡞
VDCR2<VDxEN>
VDCR1<VDxF>
VDCR1<VDxSF>
VDCR1<VDxF>への"0"書き込み
VDCR2<VDxEN>が"0"のためフラグがセットされない
図 7-4 電圧検出フラグ、電圧検出ステータスフラグの変化
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(ページ 99-102)