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業務の運用方法の検討

ドキュメント内 JP1/Automatic Job Management System 3 導入ガイド (ページ 49-52)

2.1  業務の自動化の流れ

2.1.1  業務の運用方法の検討

(例)毎日 18:00 に,その日の総受注数と総仕入れ数から売り上げデータを算出し,結果を日報にまとめ る(日報処理)業務の場合

必要な処理

• 総受注数を計算する処理(実行プログラム:juchu.exe)

総受注数を計算し,結果をファイルに出力する。

• 総仕入れ数を計算する処理(実行プログラム:shiire.exe)

総仕入れ数を計算し,結果をファイルに出力する。

• 日報を作成する処理(実行プログラム:nippou.exe)

総受注数と総仕入れ数から売り上げデータを算出し,日報にまとめる。

処理の実行順序

総受注数を計算する処理と総仕入れ数を計算する処理は,どちらが先でもよいため,並行して実行させ る。それぞれの計算が終了したら,その結果から売り上げデータを計算して日報を作成するので,総受 注数を計算する処理と総仕入れ数を計算する処理のあとに日報を作成する処理を実行する。

処理に対する操作権限

システム管理者,営業部のフロー担当者,およびオペレーターに限りアクセスできる。営業部のフロー 担当者は定義・編集だけ,オペレーターは実行だけできる。

その他,必要な処理の検討

• 終了判定

処理の終了状態を判定するためのしきい値を検討する。例えば,戻り値が 0 ならば正常終了,1〜4 ならば警告終了,5 以上ならば異常終了とする,など。

• 障害回復

障害が発生した場合にどのような処理を実行させるかなどについて検討する。

• 遅延監視

処理の開始が遅れた場合に支障をきたす処理,処理の終了が遅れた場合に支障をきたす処理につい ては,遅延監視する。

• 処理の打ち切り

処理の実行状態がどのような場合に処理を打ち切るか,打ち切ったあとにはどのように対処するか,

などを検討する。

• 処理の再実行

どのような場合(異常発生時など)に再実行するか,また,どの処理から再実行するかなどをあら かじめ検討しておく。

(3) 運用カレンダーの設定

カレンダーに平日と日曜日や祝祭日などの休日があるように,会社または業務での平日(運用日)・休日

(休業日)を設定し,JP1/AJS3 運用上のカレンダーを定義します。また,JP1/AJS3 では,処理に合わせ

2. JP1/AJS3 を使った業務の自動化の流れ

て何日から何日までを一か月として扱うか,一日の開始時刻を何時からとするかなどを設定できるので,

これらについても処理の形態に合わせて検討します。

(例)

運用日・休業日の検討

• 土曜日・日曜日・祝祭日は休みなので休業日とする。

• 会社は土曜日・日曜日・祝祭日が休業日だが,土曜日に処理を実行したいので土曜日は運用日とする。

• 基本的に土曜日・日曜日・祝祭日は休業日だが,第 2 土曜日は運用日とする。

月の開始日,一日の開始時刻の検討

• 毎月 25 日締めの処理なので,26 日を月の開始日とする。例えば,8/26 から 9/25 を 8 月として 扱う。

• 実際には翌日の AM6:00 に開始する処理だが,当日扱いとして処理したいので AM7:00 から翌日 の AM6:59 までを一日として考える。

(4) 業務の実行日時や実行サイクルの検討

業務を開始する日時やどのような周期で自動実行させるかを検討します。また,前もって開始日時を指定 できないような処理などには,どのような場合に処理を開始するのかという開始条件を検討します。

(例)

実行日時・実行サイクルの検討

• 何年何月何日(2009 年 8 月 10 日)から実行を開始する。

• 毎日 9:00 から処理を開始する。

• 毎週金曜日の 17:00 に処理を開始する。

• 第 2 月曜日の 8:00 から処理を開始する。

• 実行予定が休業日と重なった場合は,翌日に振り替えて実行する。

開始条件の検討

• データファイルが更新されたら処理を実行する。

• 先行の処理の終了後,10 分経過したら処理を実行する。

• 毎週金曜日の 17:00 からファイルの監視を開始し,ファイルが更新された場合はそのつど処理を実 行する。

(5) JP1/AJS3 を使用するユーザーとアクセス権限の検討

JP1/AJS3 を使用するユーザー(JP1 ユーザー)を選定し,各ユーザーの業務に対する操作権限(アクセス 権限)を検討します。

2. JP1/AJS3 を使った業務の自動化の流れ

なお,アクセス権限は,JP1/AJS3 であらかじめ用意されているものから選んで設定します。アクセス権 限には次のようなものがあります。

• 管理者権限およびジョブネットの定義・実行・編集ができる権限

• ジョブネットの定義・実行・編集ができる権限

• ジョブネットの定義・編集ができる権限

• ジョブネットの実行・参照ができる権限

• ジョブネットを参照できる権限

(例)

• 経理部の業務フロー担当は,経理部関連の業務の定義・変更はできるが,実行はできない。人事部関連 の業務に対しての操作権限は一切ない。

• 経理部の業務オペレーターは,経理部関連の業務の実行はできるが,定義・変更はできない。人事部関 連の業務に対しては参照だけできる。

• 人事部の業務フロー担当は,人事部関連の業務の定義・変更はできるが,実行はできない。経理部関連 の業務に対しての操作権限は一切ない。

• 人事部の業務オペレーターは,人事部関連の業務の実行はできるが,定義・変更はできない。経理部関 連の業務に対しては参照だけできる。

• 営業部の一般社員は,営業部関連の業務の参照だけできる。

• システム管理者は,部署に関係なくすべての業務に対してすべての権限を持つ。

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